バンド紹介
NYKTOPHOBIA(ニクトフォビア) は、2015年にドイツのノルトライン=ヴェストファーレン州で結成されたメロディック・デス・メタル・バンドです。バンド名の「Nyktophobia」は、「夜や暗闇への恐怖症」を意味し、その名のとおり、闇や死、内省的な感情をテーマにした世界観を持っています。
彼らの音楽性は、スウェーデンの初期メロディック・デス・メタル、特にDISSECTION、INSOMNIUM、そして初期のIN FLAMESやDARK TRANQUILLITYなどからの影響が色濃く感じられます。メランコリックで叙情的なギターリフに、アグレッシブなブラストビートとグロウルが重なり、深い哀愁を帯びたサウンドが特徴で、バンドの中心人物であるマイケル・ティブセック(Michael Tybussek)<Gt,Ba>は、結成当初から作曲と音楽的方向性を牽引しており、彼のビジョンがNYKTOPHOBIAの核となっています。
2017年にデビューアルバム『Fallen Empire』を発表し、叙情的かつ重厚な楽曲で注目を集めました。続く2018年の2ndアルバム『Fate Of Atlantis』では、より洗練されたアレンジとクオリティの高い楽曲構成で、バンドとしての存在感をさらに高めます。
2021年には3作目となるアルバム『What Lasts Forever』をリリースし、感情表現の深さとメロディの美しさがさらに進化した作品を世に送り出しました。サウンド・プロダクションの面でも大きく向上しており、メロディック・デス・メタル・シーンの中で確かな地位を築き、2024年には4thアルバム『To The Stars』を発表し、より美しいメロデスサウンドを確立。現在もヨーロッパを中心に精力的にライブ活動を行っています。
NYKTOPHOBIAは、ドイツ出身でありながら北欧メロデスの精神を真摯に受け継ぎ、そのうえで独自のメランコリックな美学を築いているバンドです。情熱的でありながらも叙情的な音楽を奏でる彼らの作品は、メロデスファンにとって見逃せない存在であると言えるでしょう。
アルバムレビュー(最新アルバム順)
To The Stars(2024)
- The Gateway
- To The Stars
- Farewell
- Charon Gate
- The Fall Of Eden
- Progenitor
- Behind The Stars Exists No Light
- Millenium
- Voyager 1
What Lasts Forever(2020)
- Once
- Echoes Of The Past
- Nightwanderer
- The Appearance Of The Seven Suns
- Yearning From An Uncharted Grave
- Beyond The Horizon
- What Lasts Forever
- The Invocation Of Erra
- Moribund
Fate Of Atlantis(2018)
- Ballad Of Neptune
- Lost Kingdom
- Radiant Crown
- Taken By Storm
- Pillars Of Hercules
- Fate Of Atlantis
- Riders Of The Surging Billows
- Trident Of Doom
- Realms Of Hades
Fallen Empire(2017)
- Genesis
- Urors Well
- Flight Of The Phoenix
- Reign Of Fire
- Hammer Of The Gods
- Rise Of The Kraken
- Fallen Empire
- Leviathan
- Codex Gigas
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