EXTERMINATION DISMEMBERMENTとは?バンド概要と特徴
EXTERMINATION DISMEMBERMENT(イクスターミネイション・ディスメンバーメント)は、ベラルーシ共和国・ミンスク出身のスラム/ブルータル・デスメタル・バンドです。2009年に結成され、極端にヘヴィで低音を重視したサウンドを武器に、世界中のエクストリームメタルファンから注目を集めてきました。
バンドは、ブルータル・デスメタルの伝統を受け継ぎつつも、スラム・デスメタル特有の「グルーヴ感」と「ブレイクダウンの破壊力」を前面に押し出している点が大きな特徴です。超低音チューニングによるギターリフ、咆哮にも似たグロウル・ボーカル、そして重厚なリズムセクションが織りなすサウンドは、リスナーに圧倒的な重量感と暴力的な没入感をもたらします。
2010年にはデビューアルバム『Better Than Tyranny』をリリースし、地下メタルシーンに鮮烈なインパクトを与え、その後、2013年にはセカンドアルバム『Serial Urbicide』を発表。より洗練されたプロダクションと破壊力を増した楽曲群で、バンドとしての地位を確立していきます。
活動初期はローカルシーンを中心に活動していましたが、次第にヨーロッパ全土へと活動範囲を拡大し、世界的なブルータル・デスメタル・フェスティバルへの出演も果たしました。また、スラム・デスメタルというニッチなジャンルにおいても、彼らの音楽はリスナーに強烈なインパクトを与え、コアなファン層を築き上げています。
近年では、音楽性にさらなる磨きをかけつつ、ビジュアル面でも独自の世界観を演出。2023年には最新アルバム『Dehumanization Protocol』をリリースし、重厚さと近未来的なコンセプトを融合させた新たな方向性を提示しました。
EXTERMINATION DISMEMBERMENTは、スラム/ブルータル・デスメタルというジャンルの中でも、特に圧倒的な重厚感と破壊力を求めるリスナーに強く支持され続けています。今後の活動にも、世界中のエクストリームメタルファンが大きな期待を寄せています。
EXTERMINATION DISMEMBERMENTの歩み|ディスコグラフィー紹介
Butcher Basement(Revamp)(2024)
- Commncement Of End
- Slaughterer Chainsaw
- Resurrectionist Blasphemous
- Merciless Infancide
- Pathological Deformity
- Brutality Great Battle
- Rotten Entrails
- Butcher Basement
- My Bloody Show
- Bulldozer Massacre
- Babykiller(DEVOURMENT cover)
究極の破壊力がここに蘇る!Extermination Dismembermentが刻む惨劇のリバイバル!
スラム・デスメタルの破壊力を極限まで研ぎ澄ました2024年発売の再録音作品。原作『Butcher Basement』の凶悪なサウンドをさらにブラッシュアップし、より重厚で緻密なアレンジが施されています。低音を極めたギターリフ、地鳴りのようなドラム、そして底知れぬ咆哮が織りなすグルーヴは、まさに絶対絶命の衝撃を体感させます。Extermination Dismembermentならではの凶暴性と現代的なプロダクションの融合は、スラム・デス界隈でも突出した存在感を放っています。ブルータル・デスメタルの新たな進化形がここにあります。
Dehumanization Protocol(2023)
- God Help Us
- Dehumanization Protocol
- Terror Domination
- Protonemesis
- Pague In The Guise Of Flesh
- Omnivore
- Extermination Factory
- Agony Incarnate
- Humanity’s Last Grief
- Sentenced To Extinction
- Ruins Of Armageddon
- Corpsepit
- Protonemesis(2021 Version)
生存不能、逃げ場なし―Extermination Dismembermentが叩きつける終末のプロトコル!
スラム・デスメタルの枠を超えた破壊力と近未来的世界観を融合させた2023年発売の3rdアルバム。超低音のリフと超重厚なブレイクダウンを基盤に、冷徹なデジタル要素が加わることで、人間性を剥奪するかのような無機質な暴力美を体現しています。これまでのExtermination Dismembermentらしい獰猛さを保ちつつ、楽曲構成やサウンドプロダクションにも進化が見られ、より高精度で破壊的なアルバムへと仕上がりました。ブルータル・デスメタルの最前線を更新する1枚であり、極限のヘヴィネスを求めるリスナーにとっては必聴です。『Dehumanization Protocol』は、未来をも呑み込む終末のブルデスとして、シーンに新たな衝撃を与えました。
Serial Urbicide(2013)
- Evisceration Conceiving(Intro)
- Dismemboweled Engorgement
- Gutted Face
- Serial Urbicide
- Deconstructive Parasite
- Survival
- Devastation Squad
- Carnivore Outraged
- Bloodbath Religion
- Human Holocaust
血と鉄にまみれた未来へ――Extermination Dismembermentが放つ破滅のアンセム!
スラム・デスメタルの極限を押し広げた衝撃的な作品。都市を無慈悲に破壊するかのような重低音と、寸断されたリズム構成が特徴で、リスナーに絶え間ない暴力と絶望を叩きつけます。ギターリフはより鈍重に、ドラムは爆撃のように、ボーカルは地響きのように響き渡り、全編を通じて圧倒的な緊張感が支配しています。『Serial Urbicide』は、Extermination Dismembermentの持つ残虐性をさらに先鋭化させた作品であり、スラム・デスメタルファンにとっては欠かすことのできないアルバム、暴力性と音圧の極致を体験できます。
Butcher Basement(2010)
- Commncement Of End
- Slaughterer Chainsaw
- Resurrectionist Blasphemous
- Merciless Infancide
- Pathological Deformity
- Brutality Great Battle
- Rotten Entrails
- Butcher Basement
- My Bloody Show
- Bulldozer Massacre
肉塊と化す音の暴力――Extermination Dismembermentが放った衝撃のデビュー作!
デビューアルバム『Butcher Basement』は、スラム・デスメタル界に衝撃を与えた原点です。超低音リフと重量級ブレイクダウンを武器に、血塗られた地下室のような閉塞感と暴力的エネルギーを全編にわたって放出しています。生々しく粗削りなサウンドは、後の作品とは異なる荒々しい魅力を持ち、ブルータル・デスメタル本来の狂気をダイレクトに体感させます。特に、極端なグルーヴ感と絶叫にも似たボーカルの暴走は、聴く者に圧倒的な没入感を与えます。『Butcher Basement』は、Extermination Dismembermentが築き上げる破壊の歴史の第一歩であり、極限のヘヴィネスを求めるリスナーには必聴の一枚です。
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