EBONY TEARS(エボニー・ティアーズ)とは?バンドの結成から解散するまでの歴史
EBONY TEARS(エボニー・ティアーズ)は、1996年にスウェーデン・ストックホルムで結成されたメロディック・デス/スラッシュ・メタル・バンドです。
1990年代初頭、スウェーデンが世界的にメロディック・デス・メタルの中心地として急成長する中、EBONY TEARSは叙情性と攻撃性を併せ持つ独自のサウンドでシーンに登場しました。
それぞれ別バンドで活動していたコニー・ヤンソン(Conny Jonsson)<Gt>とヨニー・ラニング(Johnny Wranning)<Vo>が1996年に再会し、EBONY TEARSを結成。同年に制作したデモがきっかけとなり、BLACK SUN RECORDSと契約。バンドの入れ替えを行い、1997年にレコーディングし、デビューアルバム『A Handful of Nothing』を発売しました。本作では、スラッシュ・メタル由来の切れ味鋭いリフを軸にしながら、メロディック・デス・メタルらしい叙情的な旋律が随所に織り込まれています。荒削りながらも緊張感に満ちたサウンドは、EBONY TEARSの基本路線を明確に示すものであり、現在では北欧メロデスのカルト的名盤として再評価されています。
続く2ndアルバム『Tortura Insomniae』では、EBONY TEARSの音楽性がさらに洗練されていきます。リフ構成や楽曲展開はより緻密になり、メロディック・デスとスラッシュ・メタルの融合がより自然な形で成立しており、独自のポジションを確立した重要作と評価されています。
2001年に発売された『Evil as Hell』は、EBONY TEARSの3rdアルバムであり、事実上の最終作です。本作では、それまでのメロディック・デス要素が後退し、デスラッシュ/スラッシュ色の強い、より過激で直線的なサウンドが前面に押し出されています。高速で重量感のあるリフ、強烈なリズムセクション、攻撃的なヴォーカル表現が一体となり、バンドの音楽性が最もハードでダークな形に到達した作品と言えるでしょう。
2002年バンドは解散。解散時のメンバーは全員、1997年に結成されたサイドプロジェクト、DOG FACED GODSで活動しますが、バンドは2006年に解散しました。
EBONY TEARSは、1992年にスウェーデン・ストックホルムで結成され、3枚のアルバムを通してメロディック・デス/スラッシュ・メタルの独自路線を提示した重要バンドです。派手な成功はなくとも、その音楽性は北欧メタル史の中で確かな足跡を残しました。王道メロデスとは異なる視点からスウェーデン・メタルを深く知りたいリスナーにとって、EBONY TEARSは今なお掘り下げる価値のある存在です。
EBONY TEARSのバンドメンバーの変遷と現在のラインナップ
【現メンバー】
■ペーテル・カーム(Peter Kahm) – Bass(2000~2002)
■リカルド・イヴェンサンド(Richard Evensand) – Drums(2000~2002)
■コニー・ヤンソン(Conny Jonsson) – Guitar(1996~2002)
■ヨニー・ラニング(Johnny Wranning) – Vocal(1992~2002)
【過去メンバー】
■ビョーン・G(Björn G.) – Bass/Drums(1996)
■トマス・ザウン(Thomas Thun) – Bass(1996~1997)
■ペーテル・ツシル(Peter Tuthill) – Bass(1997~2000)
■イマン・ゾルハルニアン(Iman Zolgharnian) – Drums(1996~1999)
アルバム紹介:EBONY TEARSが北欧メロデス史に刻んだ足跡
Evil As Hell(2001)

- Deviation
- Soulcrusher
- Outraged
- Negative Creep
- Lowdown
- Hands Of Doom
- Lucified… Evil As Hell
- Demon Ride
A Handful Of Nothing(1999)

- Inferno
- Harvester Of Pain
- A Handful Of Nothing
- Scenrio
- When Depression Speaks
- Erised
- Cosmical Transformation
- The End
Tortura Insomniae(1997)

- Moonlight
- Freak Jesus
- Nectars Of Eden
- With Tears In My Eyes
- Involuntary Existence
- Opacity
- Spoonbender
- Everygrey
- Skunk Hour

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