バンド紹介
ARCTURUS(アークチュルス)は、ノルウェー出身のシンフォニック・ブラック/アヴァンギャルド・プログレッシヴ・メタル・バンドで、1991年に結成されました。ノルウェーのブラックメタルシーンから生まれたこのバンドは、独自の音楽性を追求し、ブラックメタルにシンフォニックやプログレッシヴ、アヴァンギャルドの要素を取り入れることで、他のバンドとは一線を画しています。その革新性と実験精神で、ジャンルの枠を超えた音楽を創り上げました。
ARCTURUSは、ノルウェーのブラックメタルシーンの中心的人物たちによって結成されました。バンドの核となったのは、現MAYHEMのヤン・アクセル・”ヘルハマー”・ブロンベルグ(Jan Zxel “Hellhammer” Blomberg)<Dr>と、現MORTEM, THE KOVENANTのステイナー・”スヴァルド”・ヨンスン(Steinar “Sverd” Johnsen)<Gt,Key>です。当初はブラック・メタルをベースにしながら、キーボードやシンフォニックな要素を強調した実験的な音楽を展開しました。
1991年にデビューEP「My Angel」をリリース。これはブラックメタルの荒々しさを持ちながらも、メロディックで耽美な要素を垣間見ることができる作品です。その後、1994年にリリースされたデビュー・アルバム「Aspera Hiems Symfonia」では、シンフォニック要素が一層強調され、ブラックメタルの枠を超える壮大な音楽性を確立しました。
1997年の2ndアルバム「La Masquerade Infernale」で、バンドはアヴァンギャルドな音楽性へと大きくシフトしました。この作品では、ブラックメタルの要素を残しつつも、クラシック音楽や演劇的なアプローチ、オペラ風のボーカルが取り入れられています。特に、当時のヴォーカリストであるクリストファー・”ガルム”・リュッグ(Kristoffer “Garm” Rygg)<Vo>の独特の歌唱スタイルは、アルバムの芸術性を際立たせています。
このアルバムは、単なるブラックメタルの枠に留まらない独創的な作品として高く評価され、ARCTURUSの代表作として広く知られています。
2002年にリリースされた3rdアルバム「The Sham Mirrors」は、よりプログレッシヴな要素を取り入れ、テクニカルな楽曲構成と壮大なアレンジが特徴です。これにより、バンドはさらに多様なリスナー層を獲得しました。
その後、ヴォーカリストが交代し、シーメン・”ICS・ヴォーテックス”・ヘストネズ(Simen “ICS Vortex” Hestnæs)<Vo>が加入します。彼が参加した2005年の4thアルバム「Sideshow Symphonies」では、バンドの音楽性がさらに洗練され、ダークでドラマティックな雰囲気が際立っています。
2007年には一時的に解散を発表しましたが、2011年に再結成を果たし、活動を再開し、2015年に5thアルバム「Arcturian」をリリースしました。このアルバムでは、初期のブラックメタル的要素とアヴァンギャルド、シンフォニック、エレクトロニックな要素が融合し、バンドの多彩な音楽性が再び示されました。批評家からも好意的な評価を受け、ファンの間でも人気の高い作品となっています。
ARCTURUSは、ブラックメタルの枠を超えた音楽的実験と進化を体現したバンドです。彼らの作品はジャンルの境界を超え、多くのメタルファンや音楽ファンに影響を与え続けています。その革新性と独自性は、メタル界における重要な位置を確立し、現在もその存在感を示し続けています。
バンドメンバー
【現メンバー】
ヤン・アクセル・”ヘルハマー”・ブロンベルグ(Jan Zxel “Hellhammer” Blomberg) – Drums/Percussion(1990~2007、2011~)
ステイナー・”スヴァルド”・ヨンスン(Steinar “Sverd” Johnsen) – Guitar(1990~1991)、Keyboard(1997~2007、2011~)
ヒュー・ステファン・ジェイムス・”スコール”・ミンガイ(Hugh Stephen James “Skoll” Mingay) – Bass(1995~2000、2002~2007、2011~)
クヌート・マグナ・ヴァレ(Knut Magna Valle) – Guitar(1996~2007、2011~)
シーメン・”ICS・ヴォーテックス”・ヘストネズ(Simen “ICS Vortex” Hestnæs) – Vocal(2005~2007、2011~)
【過去メンバー】
マリウス・ヴォード(Marius Vold) – Bass/Vocal(1990~1992)
サモス(Samoth) – Guitar/Bass(1993~1995)
クリストファー・”ガルム”・リュッグ(Kristoffer “Garm” Rygg) – Vocal(1993~2003)
カール・アウグスト・ティドマン(Carl August Tidemann) – Guitar(1995~1997)
ダグ・F・グラヴェン(Dag F. Gravem) – Bass(2001~2002)
トゥーレ・ムーレン(Tore Moren) – Guitar(2003~2007)
アルバムレビュー(最新アルバム順)
Arcturian(2015)
- The Arcturian Sign
- Crashland
- Angst
- Warp
- Game Over
- Demon
- Pale
- The Journey
- Archer
- Bane
Sideshow Symphonies(2005)
- Hibernation Sickness Complete
- Shipwrecked Frontier Pioneer
- Deamonpainter
- Norcturnal Vision Revisited
- Evacuation Code Deciphered
- Moonshine Delirium
- White Noise Monster
- Reflections
- Hufsa
The Sham Mirrors(2002)
- Kinetic
- Nightmare Heaven
- Ad Absurdum
- Collapse Generation
- Star-Crossed
- Radical Cut
- For To End Yet Again
La Masquerade Infernale(1997)
- Master Of Disguise
- Ad Astra
- The Chaos Path
- La Masquerade Infernale
- Alone
- The Throne Of Tragedy
- Painting My Horror
- Of Nails And Sinners
Aspera Hiems Symfoni(1996)
- To Thou Who Dwellest In The Night
- Wintry Grey
- Whence & Whither Goest The Wind
- Raudt Og Svart
- The Bodkin & The Quietus(…To Reach The Stars)
- Du Nordavind
- Fall Of Man
- Naar Kulda Tar(Frostnettenes Prolog)
コメント