BARONESS(US・アメリカ合衆国)

BARONESS(バロネス)
BARONESS(バロネス)

バンド紹介

BARONESS(バロネス)は、2003年にアメリカのジョージア州サバンナで結成されたプログレッシヴ・スラッジ・メタル/プログレッシヴ・ロック・バンドです。バンドのサウンドは、スラッジメタルを基調に、プログレッシヴ・ロック、ハードロック、さらにはポストメタルの要素を取り入れた独自のスタイルで知られています。これまでに、彼らは力強いリフと感情的なメロディーを融合させ、色ごとに分けたアルバムをリリースしてきました。

BARONESSは、ジョン・ベイズリー(John Baizley)<Vo,Gt>を中心に結成されました。結成後まもなく、バンドは南部のアンダーグラウンドメタルシーンで注目され、2004年と2005年にそれぞれ1stEP「First」と2ndEP「Second」をリリースしました。これらのEPは、彼らの粗削りな音楽性を示し、後に多くのファンと評論家から称賛を受けることになりました。

2007年、BARONESSはデビューアルバム『The Red Album』をリリースしました。この作品は彼らの名を広める重要な作品となり、重厚でダークなサウンドとともに、メタルシーンでの地位を確立しました。続いて2010年には『Blue Record』をリリースし、さらに高い評価を受けました。このアルバムはバンドのメロディックな側面を強調し、技術的な進化を遂げた作品とされています。

2012年、-ヨーロッパツアー中にバス事故に巻き込まれ、メンバー全員が重傷を負いました。特にジョン・ベイズリーは深刻な怪我を負い、回復には長い時間を要しました。この事故はバンドにとって大きな試練となり、結果的に一部メンバーが脱退しましたが、ジョン・ベイズリーと残ったメンバーは音楽活動を続けることを決意し、2015年には新メンバーとともにアルバム『Purple』をリリースしました。このアルバムは、事故後の新たなスタートを象徴する作品であり、バンドの音楽性とメッセージ性が一層深まったと評価されています。

その後も、進化を続け、2019年にはアルバム『Gold & Grey』をリリースしました。このアルバムでは、彼らのプログレッシヴな一面がさらに際立ち、ジャンルの枠にとらわれない多様なサウンドが詰まっています。また、バンドの中心人物であるジョン・ベイズリーはアルバムのアートワークも手掛けており、彼のビジュアルアートと音楽が融合する独特の世界観を創り出しています。

BARONESSは、その緻密で感情的な音楽と、スラッジメタルからプログレッシヴ・ロック、さらにはポストロックにまで及ぶ多彩なスタイルで、今なお多くのファンを魅了しています。彼らのライブパフォーマンスも高い評価を受けており、世界中のフェスやツアーで精力的に活動を続けています。

 

【現メンバー】
ジョン・ベイズリー(John Baizley) – Vocal/Guitar(2003~)
ニック・ヨスト(Nick Jost) – Bass/Keyboard(2013~)
セバスチャン・トムソン(Sebastian Thomson) – Drums(2013~)
ジーナ・グリーソン(Gina Gleason) – Guitar/Vocal(2017~)

【過去メンバー】
サマー・ウェルチ(Summer Welch) – Bass/Vocal(2003~2012)
アレン・ブリックル(Allen Blickle) – Drums(2003~2013)
ブライアン・ブリックル(Brian Blickle) – Guitar(2006~2008)
ティム・ルーズ(Tim Loose) – Guitar/Vocal(2003~2005)
ピーター・アダムス(Peter Adams) – Guitar/Vocal(2008~2017)
マット・マッジョーニ(Matt Maggioni) – Bass(2012~2013)

 

 

アルバムレビュー(最新アルバム順)

Stone(2023)

  1. Embers
  2. Last Word
  3. Beneath The Rose
  4. Choir
  5. The Dirge
  6. Anodyne
  7. Shine
  8. Magnolia
  9. Under The Wheel
  10. Bloom

 

Gold & Grey(2019)

  1. Front Toward Enemy
  2. I’m Already Gone
  3. Seasons
  4. Sevens
  5. Tourniquet
  6. Anchor’s Lament
  7. Throw Me An Anchor
  8. I’d Do Anything
  9. Blankets Of Ash
  10. Emmett – Radiating Light
  11. Cold-Blooded Angels
  12. Croked Mile
  13. Broken Halo
  14. Can Oscura
  15. Borderlines
  16. Assault On East Falls
  17. Pale Sun

 

Purple(2015)

  1. Morningstar
  2. Shock Me
  3. Try To Disappear
  4. Karosene
  5. Fugue
  6. Chlorine & Wine
  7. The Iron Bell
  8. Desperation Burns
  9. If I Have To Wake Up(Would You Stop The Rain?)
  10. Crossroads Of Infinity

 

Yellow & Green(2012)

-Disc 1-

  1. Yellow Theme
  2. Take My Bones Away
  3. March To The Sea
  4. Little Things
  5. Twinkler
  6. Cocainium
  7. Back Where I Belong
  8. Sea Lungs
  9. Eula

 

-Disc 2-

  1. Green Theme
  2. Board Up The House
  3. Mtns.(The Crown & Anchor)
  4. Foolsong
  5. Collapse
  6. Psalms Alive
  7. Stretchmaker
  8. The Line Between
  9. If I Forget Thee, Lowcountry

 

Blue Record(2009)

  1. Bullhead’s Psalm
  2. The Sweetest Curse
  3. Jake Leg
  4. Steel That Sleeos The Eye
  5. Swallen And Halo
  6. Ogeechee Hymnal
  7. A Horse Called Golgotha
  8. O’er Hell And Hide
  9. War, Wisdom And Rhyme
  10. Blackpowder Orchard
  11. The Gnashing
  12. Bullhead’s Lament

 

Red Album(2007)

  1. Rays On Pinion
  2. The Birthing
  3. Isak
  4. Wailing Wintry Wind
  5. Cockroach En Fleur
  6. Wanderlust
  7. Aleph
  8. Teeth Of A Cogwheel
  9. O’Appalachia
  10. Grad

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました