バンド紹介
BLOOD INCANTATION(ブラッド・インカンテーション)は、アメリカのコロラド州デンバーで2011年に結成されたデス・メタル・バンドです。宇宙や哲学的なテーマを取り入れた独特な音楽性と、テクニカルかつアトモスフェリックなサウンドで注目を集めています。
バンドは、ポール・リーデル(Paul Riedl)<Gt,Vo>を中心に結成され、ジェフ・バレット(Jeff Barrett)<Ba>、モリス・コロンティルスキー(Morris Kolontyrsky)<Gt>、アイザック・フォーク(Isaac Faulk)<Dr>がメンバーとして加わりました。2015年にEP『Interdimensional Extinction』をリリースし、オールドスクールなデス・メタルとプログレッシブな要素を融合させたスタイルが話題となりました。
2016年にはデビューアルバム『Starspawn』を発表し、テクニカルかつサイケデリックなサウンドでシーンに衝撃を与えました。この作品は、デスメタルの伝統的な要素に加え、長尺の楽曲構成や壮大な展開を特徴としており、バンドの音楽的方向性を確立する重要な作品となりました。
2019年にリリースされた2ndアルバム『Hidden History of the Human Race』では、より壮大なサウンドと複雑な楽曲展開が強調され、批評家やリスナーから高い評価を得ました。このアルバムは、彼らの宇宙的なコンセプトを深めた作品であり、テクニカル・デス・メタルの枠を超えた実験的な要素も取り入れられています。
2022年には、全編アンビエントミュージックで構成されたEP『Timewave Zero』を発表し、バンドの新たな側面を示しました。この作品は、デスメタルとは異なるアプローチを試みた意欲作であり、彼らの音楽的探求心の強さを証明しています。
2024年には『Absolute Eisewhere』を発表。このアルバムは2曲で構成されており、どちらも20分を超える大作で、デスメタル+プログレッシヴ・メタル/ロックと評されました。
BLOOD INCANTATIONは、現在も積極的に活動を続けており、ツアーや新たな音楽制作に取り組んでいます。彼らのサウンドは、デスメタルの枠にとどまらない独自の世界観を持ち、多くのリスナーを魅了し続けています。
アルバムレビュー(最新アルバム順)
Absolute Elsewhere(2024)
- The Stargate [Tablet Ⅰ]
- The Stargate [Tablet Ⅱ]
- The Stargate [Tablet Ⅲ]
- The Message [Tablet Ⅰ]
- The Message [Tablet Ⅱ]
- The Message [Tablet Ⅲ]
Hidden History Of The Human Race(2019)
- Slave Species Of The Gods
- The Giza Power Plant
- Inner Paths(To Outer Space)
- Awakening From The Dream Of Existence To The Multidimensional Nature Of Our Reality(Mirror Of The Soul)
Starspawn(2016)
- Vitrification Of Blood(Part 1)
- Chaoplasm
- Hidden Species(Vitification Of Blood Part 2)
- Meticulous Soul Devourment
- Starspawn
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