BLOODYWOOD(ブラッディウッド)とは?バンドの基本情報と概要
BLOODYWOOD(ブラッディウッド)は、インド・デリーを拠点に活動するユニークなフォーク/ミクスチャー・メタル・バンドで、伝統的なインド音楽とモダンなメタルサウンドを融合させたスタイルで国際的に注目を集めています。
元々はYouTube上で有名なポップソングやインドのダンスミュージック「ボリウッド音楽」をヘヴィ・メタル風にカヴァーするプロジェクトとしてスタートしました。彼らのスタイルは、インドの伝統打楽器「ドール」やフルートなどの民族楽器を活用しつつ、モダンなメタルコア、ニュー・メタル、ラップ・メタルの要素を取り入れたもので、すぐにインターネット上で話題となりました。
2018年には、オリジナル曲「Ari Ari」で大きな注目を集め、その後の「Jee Veerey」や「Machi Bhasad」など、社会問題や個人的な苦悩をテーマにした楽曲を次々と発表していきました。歌詞は英語とヒンディー語を織り交ぜ、強烈なメッセージ性とエネルギッシュなパフォーマンスでファンを拡大していきました。
2022年、待望のデビュー・アルバム『Rakshak』をリリースしました。このアルバムは、「Gaddaar(裏切り者)」「Dana-Dan」「Chakh Le」などを収録し、インド国内だけでなく、欧米のメタルシーンでも高く評価されました。特に、政治的腐敗や社会的不正、精神的困難への抵抗を描いた歌詞が、多くの若者たちの共感を呼びました。
バンドはその後、ヨーロッパやアメリカへのツアーも成功させ、Wacken Open Airなどの大規模フェスにも出演するなど、インド出身のメタルバンドとしては異例の国際的成功を収めています。
2025年には2ndアルバム『Nu Delhi』を発売。荒々しい攻撃的なラップメタルとインド音楽を融合したスパイスの効いたサウンドは健在です。
現在もBLOODYWOODは、音楽を通じて社会的メッセージを発信し続けており、単なるバンドとしてではなく、声を持たない人々の代弁者としての役割も果たしています。その独自のサウンドと姿勢は、インド発のメタル・ムーブメントの象徴的存在となっています。
アルバム紹介|社会問題を扱う歌詞のメッセージ性
Nu Deihi(2025)
- Halla Bol(Raise Your Voice)
- Hutt(Move)
- Dhadak(Heartbeat)
- Bekhauf(Fearless: feat.BABYMETAL)
- Kismat(Destiny)
- Daggebaaz(Deceiver)
- Tadka
- Nu Delhi
「戦いのリズムと癒しの旋律、インドが世界に放つメタルの新境地」
伝統と現代がぶつかり合い、ひとつの“声”となる – インド発ミクスチャー・メタルの旗手、BLOODYWOODが放つ最新作は、ジャンルの壁を越えた衝撃作です。民族楽器ドールの鼓動と、モダンメタルの激しさが融合し、力強いラップとスクリームが社会へのメッセージを叩きつけます。ヒンディー語と英語を織り交ぜたリリックには、怒り・希望・誇りが詰まっており、リスナーの心に直接訴えかけます。『Rakshak』を超える完成度とスケールで、BLOODYWOODは再び世界に挑みます。
Rakshak(2022)
- Gaddaar(Traitor)
- Aaj(Today)
- Zanjeero Se(These Shains)
- Machi Bhasad(Expect A Riot)
- Dana-Dan(Give A Beatdown)
- Jee Veerey(Live,Brave One)
- Endurant
- BSDK.exe
- Yaad(In Memory)
- Chakh Le(Rise Up)
「怒りは武器に、音は祈りに – BLOODYWOODが世界に放つ魂のデビュー作」
伝統と激情が織りなす、インド発サウンドの革命宣言 – 2022年発売のデビュー・アルバムは、インドの民族楽器やヒンディー語のリリックを大胆に取り入れた、ミクスチャー・メタルの新境地です。メタルコアやラップメタルを土台に、社会問題や精神的苦悩に切り込むメッセージが全編に宿り、聴く者の心を揺さぶります。代表曲「Gaddaar」「Aaj」などは、攻撃性とヒーリングが共存する力強い一撃。世界中で共感を呼び、BLOODYWOODは今やグローバルな現象へと進化しました。
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