バンド紹介
BONDED BY BLOOD(ボンデッド・バイ・ブラッド)は、アメリカ・カリフォルニア州ポモナで2005年に結成されたスラッシュ・メタル・バンドです。バンド名は、1980年代のスラッシュ・メタルの代表的なバンドEXODUSの伝説的なアルバム『Bonded by Blood』(1985年)に由来しており、彼らが新世代のスラッシュ・メタルバンドとして80年代のスラッシュ・リバイバルを牽引することを意図していたことが伺えます。
2007年にセルフリリースのEP『Extinguish the Weak』を発表し、地元のスラッシュ・メタルシーンで注目を集め、このEPの成功により、バンドはイギリスのレーベルEarache Recordsと契約を結ぶことになりました。
2008年、デビューアルバム『Feed the Beast』をリリース。80年代スラッシュ・メタルの影響を色濃く反映しながらも、現代的なスピード感とアグレッシブなサウンドを取り入れたこのアルバムは、スラッシュ・メタルファンから高い評価を受け、バンドはこのアルバムのリリース後、EXODUS、OVERKILL、DEATH ANGELなどのベテランスラッシュバンドと共にツアーを行い、知名度を上げていきます。
バンドは2010年に2ndアルバム『Exiled to Earth』をリリース。このアルバムは、SF的なコンセプトを取り入れたリリックと、さらにテクニカルなリフを特徴としていましたが、バンド内のメンバーチェンジが相次ぎ、安定した活動が難しくなっていきました。
2012年には3rdアルバム『The Aftermath』を発表。スラッシュ・メタルの攻撃性を維持しつつ、よりモダンなプロダクションを導入したこの作品は、ファンの間で賛否が分かれました。同年、Earache Recordsとの契約が終了し、バンドは自主的な活動へと移行。しかし、度重なるメンバーの脱退や音楽シーンの変化により、バンドの活動は次第に停滞していき、2014年頃から、BONDED BY BLOODの活動は事実上停止状態となりました。
BONDED BY BLOODは、2000年代のスラッシュ・メタル・リバイバルの一翼を担ったバンドの一つであり、WARBRINGER、HAVOK、EVILEなどと並び、クラシックなスラッシュ・メタルの精神を現代に継承した存在でした。活動期間は比較的短かったものの、彼らのアルバムは今なおスラッシュ・メタルファンの間で語り継がれています。
アルバムレビュー(最新アルバム順)
The Aftermath(2012)
- I Can’t Hear You
- Shepherds Of Rot
- The Aftermath
- Crawling In The Shadows
- In A Wake
- Repulsive
- Among The Vultures
- Show No Fear
- Restless Mind
- Left Behind
- Killing In The Name(RAGE AGAINST THE MACHINE cover)
Exiled To Earth(2010)
- 600 A.B(After The Bomb)
- Episodes Of Aggression
- Prototype: Death Machine
- Prison Planet
- Genetic Encryption
- Blood Spilled Offerings
- Exiled To Earth
- Parasitic Infection
- Desolate Future
- Sector 87
- Cross-Insemination
Feed The Beast(2008)
- Immortal Life
- Feed The Beast
- Psychotic Pulse
- Necropsy
- Mind Pollution
- Another Disease
- The Evil Within
- Tormenting Voices
- Civil Servant
- Self Immolation
- Vengeance
- Theme From Teenage Mutant Ninja Turtles
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