バンド紹介
DEAD CROSS(デッド・クロス)は、アメリカを拠点とするエクスペリメンタル/クロスオーバー/スラッシュ・メタル/ハードコア・パンク・バンドで、2015年にカリフォルニアで結成されました。その音楽スタイルは、激しいスラッシュ・メタルやハードコア・パンクを基盤に、エクスペリメンタルな要素やアグレッシブなパフォーマンスを加えた、エネルギッシュで独創的なものです。
DEAD CROSSは、元SLAYERのデイヴ・ロンバード(Dave Lombardo)<Dr>が中心となり、結成されました。ロンバードは、他のプロジェクトを通じて多岐にわたる音楽活動を行ってきましたが、より生々しく攻撃的な音楽を追求したいという思いから、DEAD CROSSのアイデアを形にしました。
初期のラインナップには、THE LOCUSTやRETOXのジャスティン・ピアソン(Justin Pearson)<Ba>、CUNTSやRETOXのマイケル・クレイン(Michael Crain)<Gt>、そして元CATTLE DECAPITATION, THE LOCUSTのゲイブ・セレイア(Gabe Serbian)<Vo>が参加しました。
バンドはすぐに活動を開始し、ローカルシーンで注目を集めると同時に、ハードコアやスラッシュ・メタルの要素を取り入れた独自の音楽を展開しました。
2016年、ゲイブ・セレイアが脱退。FANTOMAS, FAITH NO MORE, MR.BUNGLE などで知られる伝説的なフロントマン、マイク・パットン(Mike Patton)<Vo>が加入。彼の多彩で個性的なボーカルスタイルは、DEAD CROSSの音楽にさらなる深みと独自性を与えました。
パットンの参加後、バンドはセルフタイトルのデビューアルバム『Dead Cross』の制作に取り掛かります。このアルバムは2017年8月にリリースされ、短いながらも爆発力のある楽曲群が詰め込まれていました。
リリース後のアルバムを引っ提げてツアーは、その生々しいライブパフォーマンスでファンを魅了しました。
2018年以降、メンバーはそれぞれのサイドプロジェクトと並行しながらDEAD CROSSとしての活動も継続。2020年には新型コロナウイルス感染症のパンデミックの影響で活動が一時停滞しましたが、その間もバンドは新しい音楽の制作を進めていました。
2022年10月、セカンドアルバム『II』をリリース。このアルバムは、前作の攻撃性を引き継ぎつつも、さらにエクスペリメンタルで大胆なアプローチを試みています。
DEAD CROSSは、メンバーの豊富な経験と個性が融合したバンドとして、世界中のメタルファンやハードコア愛好者から支持されています。セカンドアルバム『II』のリリースを経て、今後のツアーや新しい音楽の制作にも期待が高まっています。その攻撃的かつ実験的な音楽性で、現代のメタル/ハードコアシーンにおいて独自の地位を築いており、これからもその進化を続けるでしょう。
バンドメンバー
【現メンバー】
ジャスティン・ピアーソン(Justin Pearson) – Bass(2015~)
デイヴ・ロンバード(Dave Lombardo) – Drums(2015~)
マイク・クレイン(Mike Crain) – Guitar(2015~)
マイク・パットン(Mike Patton) – Vocal(2016~)
【過去メンバー】
ゲイブ・セルビアン(Vocal) – Bass(2015~2016)
アルバムレビュー(最新アルバム順)
Dead Cross(2017)
- Seizure And Desist
- Idiopathic
- Obediebce School
- Shillelagh
- Bela Lugosi’s Dead(BAUHAUS cover)
- Divine Filth
- Grave Slave
- The Future Has Been Cancelled
- Gag Reflex
- Church Of The Motherfuckers
Ⅱ(2022)
- Love Without Love
- Animal Espionage
- heart Reformer
- Strong And Wrong
- Ants And Dragons
- Nightclub Canary
- Christian Missile Crisis
- Reign Of Error
- Imposter Syndrome
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