DEVOURMENTとは？ブルータル・デスメタルの限界を超えた異端バンドを解説！

DEVOURMENT（デヴォアメント）とは？バンド結成から現在までの歴史
1. DEVOURMENTのバンドメンバーの変遷と現在のラインナップ
アルバム紹介：DEVOURMENTはブルータル・デスメタルの進化を体現する存在

DEVOURMENT（デヴォアメント）とは？バンド結成から現在までの歴史

DEVOURMENT（デヴォアメント）は、アメリカ合衆国テキサス州ダラス出身のブルータル・デス・メタル・バンドです。1995年に結成され、その過激で凶暴な音楽性により、ブルータル・デス・メタル界で高い評価を受けています。バンドの音楽スタイルは、重厚なリフ、凄まじいグラウル、超低音のスラミングリズムが特徴で、「スラミング・ブルータル・デス・メタル」と称され知られています。

DEVOURMENTは1995年に、元NECROCIDEのメンバーであるブラッド・フィンチャー（Brad Fincher）<Dr>を中心に結成されました。1997年にデモテープ「Impaled」をリリースしましたが、同年にメンバーが交代し、新たなメンバーを加え、1999年にデビューアルバム『Molesting the Decapitated』をリリースしました。圧倒的なブルータリティと低音のグルーヴが話題となり、カルト的な人気を博しました。しかし、アルバムリリース後バンドメンバーが逮捕、刑務所に投獄することになりバンドは解散してしまいます。

2005年にメンバーが釈放されたことで再結成を果たし、新たなラインナップで活動を再開し、同年に2ndアルバム『Butcher the Weak』をリリース（翌年に再録版がリリース）、2010年には3rdアルバム『Unleash the Carnivore』を発表しました。これらのアルバムも、ヘヴィさと過激さが際立っており、ファンの支持を集めました。

2013年には4thアルバム『Conceived in Sewage』をリリースし、より洗練されたサウンドプロダクションが評価され、2019年には5thアルバム『Obscene Majesty』を発表し、さらに過激かつ凶悪なサウンドでファンを圧倒しました。

DEVOURMENTの音楽は、スラミング・ブルータル・デス・メタルの先駆者として位置づけられています。特に重低音のリフやグラウルボーカル、刻み込むようなスラムリズムが特徴です。バンドに影響を与えたアーティストとしては、SUFFOCATIONやDISGORGEなどが挙げられます。

現在のラインナップは流動的ですが、核となるブルータリティは一貫して維持されています。

DEVOURMENTは、ブルータル・デス・メタルの極限を追求し続けるバンドです。彼らの音楽は、過激さとヘヴィさを極めたスタイルであり、多くのフォロワーに影響を与えています。現在もアンダーグラウンドシーンで強烈な存在感を放ち続けています。

DEVOURMENTのバンドメンバーの変遷と現在のラインナップ

【現メンバー】
■ブラッド・フィンチャー（Brad Fincher） – Drums（1995～1999、2001、2014～）
■ルーベン・ローサス（Ruben Rosas） – Vocal（1999、2002、2014～）、Guitar（2005～2014）
■クリス・アンドリュース（Chris Andrews） – Bass（2005～2014）、Guitar（2014～）
■デイヴ・スペンサー（Dave Spencer） – Bass（2014～）
■マーヴィン・ルイス（Marvin Ruiz） – Guitar（2023～）

【過去メンバー】
■D・ブラクストン・ヘンリー（D. Braxton Henry） – Guitar（1995、2001）
■ウェイン・ナップ（Wayne Knupp） – Vocal（1995～1999、2001）
■ブライアン・”ブレイン”・ウィン（Brian “Brain” Wynn） – Guitar（1996～1999）
■ケヴィン・クラーク（Kevin Clark） – Guitar（1996～1999、2001、2002、2016～）
■マイク・マジェフスキー（Mike Majewski） – Bass（1997～1999、2001）、Vocal（2005～2014）
■ジョセフ・フォンテノ（joseph Fontenot） – Bass（2002）
■ガブリエル・アエラ（Gabriel Ayala） – Bass（2002）
■ジェレミー・ピーターソン（Jeremy Peterson） – Drums（2002）
■ロバート・ムーア（Robert Moore） – Guitar（2002）
■クリス・ハット（Chris Hutto） – Guitar（2002）
■エリック・パーク（Eric Park） – Drums（2005～2014）