バンド紹介

EREB ALTOR（エレブ・アルトル）は、スウェーデン出身のドゥーム／ヴァイキング／ブラック・メタル・バンドです。2003年に結成され、Ragnarök（ラグナロク）の終焉をテーマにした壮大で荘厳な音楽性が特徴です。バンド名EREB ALTORは、スウェーデンのテーブルトークRPG「Drakar och Demoner」に登場する架空の世界の名前に由来しています。

エピック・ドゥーム・メタル・バンドISOLEで活動していたマッツ（Mats）<Dr,Vo,Gt,Key>とラグナー（Ragnar）<Key,Dr,Vo,Ba,Gt>がBATHORYへの強い敬意から新たなプロジェクトとしてEREB ALTORを結成しました。

2008年にデビューアルバム『By Honour』をリリースし、BATHORYの影響を感じさせるエピックな作風が注目を集めました。その後、2010年には2ndアルバム『The End』を発表し、より重厚で荘厳なサウンドを披露しました。2012年の3rdアルバム『Gastrike』では、ブラックメタル要素を強化し、ダークで冷たい雰囲気を打ち出し、続く2013年の4thアルバム『Fire Meets Ice』では、再びヴァイキング・メタルの要素を前面に押し出し、壮大な叙事詩的音楽を展開しました。

その後も『Nattramn』（2015年）、『Ulfven』（2017年）、『Järtecken』（2019年）といったアルバムをリリースし、ヴァイキング／ドゥーム・メタルとしての地位を確立していきました。特に『Ulfven』は、北欧神話や自然崇拝をテーマにした荘厳な楽曲が評価されています。

バンドの音楽性は年々進化し、ブラックメタルの冷酷さとヴァイキング・メタルの雄大さ、ドゥーム・メタルの重厚さを巧みに融合させています。現在も活動を続けており、北欧の神話や歴史をテーマにした音楽を発信し続けています。

EREB ALTORは、BATHORYへのリスペクトを忘れずに、自らの音楽スタイルを確立したバンドとして、多くのファンに支持されています。壮大な世界観と重厚なサウンドが魅力のバンドです。