バンド紹介
EXHORDER(エグゾーダー)は、1985年にアメリカ・ルイジアナ州ニューオーリンズで結成されました。当初はハードコア・パンクの影響も受けたスラッシュ・メタル・バンドとしてスタートしました。彼らの音楽スタイルは、のちにグルーヴ・メタルと呼ばれるジャンルの先駆けとも言われています。
EXHORDERは1990年にデビュー・アルバム『Slaughter in the Vatican』をリリースしました。過激なアルバムタイトルやジャケット、そして圧倒的なスピードと凶暴性を持ったサウンドが、アンダーグラウンド・シーンで大きな注目を集めました。続く1992年には、よりグルーヴ感を強めた2ndアルバム*The Law』を発表しました。この作品ではスラッシュとグルーヴが高次元で融合し、後のバンドに大きな影響を与えました。しかし、商業的成功には恵まれず、1994年に解散してしまいます。
長い沈黙ののち、EXHORDERは2008年に一時的に再結成しライブ活動を行いますが、本格的な復活は2017年の再結成となります。そして2019年には、実に27年ぶりとなる3rdアルバム『Mourn the Southern Skies』をリリースしました。この作品は往年のファンにも新規リスナーにも高く評価され、EXHORDERの健在ぶりをアピールする内容となっています。
2024年には『Defectum Omnium』が発売され、現在もEXHORDERは活動を続けており、ライブやツアーを精力的に行っています。近年はより洗練されたサウンドと、重厚なグルーヴを武器に、古参のスラッシュ・メタルファンだけでなく、新世代のメタルリスナーにも影響を与えています。
EXHORDERは、スラッシュ・メタルとグルーヴ・メタルを結びつけた先駆的な存在として、メタル史において非常に重要なバンドで、その音楽的影響力は計り知れません。再結成後も勢いを失わず、今なお進化を続けているバンドです。
アルバムレビュー(最新アルバム順)
Defectum Omnium(2024)
- Wrath Of Prophecies
- Under The Gaslight
- Forever And Beyond Despair
- The Tale Of Unsound Minds
- Divide And Conquer
- Year Of The Goat
- Taken By Flames
- Defectum Omnium / Stolen Hope
- Three Stages Of Truth / Lacing The Well
- Sedition
- Desensitized
- Your Six
Mourn The Southern Skies(2019)
- My Time
- Asunder
- Hallowed Sound
- Beware The Wolf
- Yesterday’s Bones
- All She Wrote
- Rumination
- The Arms Of Man
- Ripping Flesh
- Mourn The Southern Skies
The Law(1992)
- Soul Search Me
- Unforgiven
- I Am The Cross
- Un-Born Again
- Into The Void(BLACK SABBATH cover)
- The Truth
- The Law
- Incontinence
- (Cadence Of) The Dirge
Slaughter In The Vatican(1990)
- Death In Vain
- Homicide
- Desecrator
- Exhorder
- The Tragic Period
- Legions Of Death
- Anal Lust
- Slaughter In The Vatican
コメント