バンド紹介

FROZEN CROWN（フローズン・クラウン）は、2017年にイタリア・ミラノで結成されたパワー・メタル・バンドです。中心人物であるフェデリコ・モンデッリ（Federico Mondelli）<Gt>は、同じくイタリアのハード・ロック・バンド、BE THE WOLFのメンバーで、FROZEN CROWNでは、シンガーソングライターであり、メイン・コンポーザーとしてバンドの楽曲制作を主導しています。ジアダ・エトロ（Giada Etro）<Vo>が務め、力強い歌声とメロディックな楽曲が特徴です。

2018年、デビューアルバム『The Fallen King』をリリース。メロディックなツインギター、疾走感のあるリフ、そしてジャーダのパワフルな歌声が融合し、イタリア国内外で話題となりました。特に「Kings」や「I Am The Tyrant」といった楽曲が人気を博し、パワー・メタルファンの間で注目されるようになります。

2019年には2ndアルバム『Crowned in Frost』をリリースし、バンドの知名度をさらに押し上げました。このアルバムには「Neverending」や「In the Dark」などの楽曲が収録され、メロディックでキャッチーな要素と、テクニカルなギターワークが際立っています。

しかし、2021年にはバンドの主要メンバーが大きく入れ替わることになりました。オリジナルメンバーが脱退し、3人のメンバーが加入しました。この大幅なメンバー交代はバンドのサウンドに影響を与えましたが、フェデリコ・モンデッリとジアダ・エトロを中心にFROZEN CROWNの方向性は変わらず、さらなる進化を遂げていきます。

同年、3rdアルバム『Winterbane』をリリース。このアルバムでは新メンバーを迎えながらも、従来のFROZEN CROWNらしさを維持しつつ、より洗練された楽曲構成とダークな雰囲気が加わっています。特に「Far Beyond」や「Embrace the Night」などの楽曲が人気を集め、バンドはさらなる躍進を遂げます。

そして2023年には、4thアルバム『Call of the North』をリリース。本作では、北欧神話や壮大な冒険をテーマにした楽曲が多く、従来のパワー・メタルの疾走感に加え、シンフォニックな要素が強化されました。「Black Heart」や「Legion」など、ライブ映えする楽曲も収録されており、バンドの成熟度が感じられる作品となっています。

現在もFROZEN CROWNは精力的に活動を続けており、ヨーロッパを中心に世界各国でツアーを行いながら、次なる作品の制作にも取り組んでいます。

FROZEN CROWNは、イタリアのパワー・メタルシーンの中でも特に国際的な評価を受けているバンドの一つであり、今後の活動にも大いに期待が集まっています。