バンド紹介
FUNERAL OPPRESSION(フューネラル・オプレッション)は、ロシア出身のディプレッシヴ・ブラック・メタルバンドです。2011年に活動を開始し、絶望や孤独、内面的苦悩をテーマとした暗く沈痛な音楽性で、アンダーグラウンド・ブラック・メタルシーンで注目を集めました。
バンドはレイヴンブラック(Ravenblack)<All Instruments>によって始動され、初期の段階から一人で音源制作を行っていたソロ・プロジェクトに近い形態でした。その後、ヴォイド(Void)<Vo>が加入し、制作やライブ活動を行うようになりました。
2015年にはデビューアルバム『The Prisoners of Life』をリリースし、ディプレッシヴ・ブラックメタル特有の空虚で絶望的なサウンドと、哀しみに満ちたメロディーが高い評価を受けました。長尺の楽曲が多く、聴く者を深い内省と感情の闇へと誘う作風が特徴です。
2022年には2ndアルバム『The Eternal Revival』を発表しました。この作品ではさらにダウナーで陰鬱な世界観を深め、アトモスフェリックな要素やペイガン・ブラックメタル的な叙情性も取り入れています。歌詞は英語を中心に、一部ロシア語も使用され、人生の無意味さや精神的な苦悩をテーマに描いています。
バンドはスタジオ作品を中心に活動しており、ライブ活動は限定的ですが、その分、作品の完成度や芸術性に重きを置いています。アンダーグラウンドながら、ディプレッシヴ・ブラックメタル愛好者の間ではカルト的な人気を誇っています。現在も活動は継続中で、新たな作品のリリースが待たれている状況です。
アルバムレビュー(最新アルバム順)
The Eternal Revival(2022)
- Intro
- Just To Live
- A Crimson Shade
- Temple Of Regrets
- The Eternal Revival
- For All Those Gone
The Prisoners Of Life(2015)
- Enveloped By Shadows
- In This Stunning Silence…
- Away From Chains Of Mind
- The Prisoners Of Life
- Nothing… To Eternal Grandeur Of Death
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