Infectious Grooves(インフェクシャス・グルーヴス)はどんなバンド?
INFECTIOUS GROOVES(インフェクシャス・グルーヴス)は、アメリカ出身のファンク・メタル・バンドで、1990年にSUICIDAL TENDENCIESのマイク・ミューア(Mike Muir)<Vo>を中心に結成されました。RED HOT CHILLI PEPPERSのフリーに影響を受けた独自のグルーヴ感と、ユーモアを交えたエンターテインメント性が特徴のバンドです。バンドの核となるメンバーには、元OZZY OSUBOURNE BAND、現METALLICAのロバート・トゥルージロ(Robert Trujillo)<Ba>も名を連ねており、超絶技巧と爆発的なグルーヴが魅力です。
1991年にデビュー・アルバム『The Plague That Makes Your Booty Move… It’s the Infectious Grooves』をリリースし、ファンクとメタルを融合させた斬新なスタイルで注目を集め、以降も『Sarsippius’ Ark』(1993年)、『Groove Family Cyco』(1994年)、『Borracho』(1999年)などのアルバムを発表し、カルト的な支持を獲得。ライブではコミカルなキャラクター「サルシッピウス」を用いたパフォーマンスも話題となりました。
長らく活動は不定期となっていましたが、2010年代以降は、AVENGED SEVENFOLDのブルックス・ワッカーマン(Brookes Wackerman)<Dr>や元FAITH NO MOREのジム・マーティン(Jim Martin)<Gt>が加入し、再び精力的にライブ活動を再開。2020年代にもEPを発売するなど、復活の兆しを見せており、ファンク×メタルの伝道者として再評価されています。
INFECTIOUS GROOVESは、ジャンルの壁を越えた唯一無二のグルーヴと、遊び心にあふれた音楽性で、今なお多くのファンを魅了し続けています。
アルバム紹介|ファンク×メタルの革新的サウンド
Borracho(1999)
- Leave Me Alone
- Citizen Of The Nation
- Good For Nothing
- Lock It In The Pocket
- Just A Lil Bit
- Fill You Up
- Borracho
- Good Times Are Out To Get You
- Wouldn’t You Like To Know
- Going, Going, Gone
- 21st Century Surf Odyssey
- Please Excuse This Funk
- What Goes Up
- I Maybe Ugly(But I’m Feeling Fine)
ファンクとメタルの宴、極まる――INFECTIOUS GROOVES流“酩酊音楽”の真骨頂!
理性も秩序も吹き飛ばす!INFECTIOUS GROOVESが放つ、最も自由なアルバム『Borracho』は、ファンクとメタルを混ぜ合わせた独自の音楽性がさらに進化した一枚です。1999年にリリースされた本作では、マイク・ミューアの奔放なボーカルと、ロバート・トゥルージロによる超絶グルーヴィなベースが炸裂。コミカルでありながらテクニカル、そして何より自由奔放なエネルギーに満ちた楽曲群は、聴く者の身体を強制的に揺らします。ユーモアと攻撃性が共存するそのサウンドは、他に類を見ない唯一無二の世界観を構築。ファンク・メタルというジャンルの限界をさらに押し広げた本作は、今なお色褪せない衝撃を放ち続けています。
Groove Family Cyco(Snapped Lika Mutha)(1994)
- Violent & Funky
- Boom Boom Boom
- Frustrated Again
- Rules Go Out The Window
- Groove Family Cyco
- Die Like Pig
- Do What I Tell Ya !
- Cousin Randy
- Why ?
- Made It
理性崩壊!ベースが暴れ、グルーヴが唸る、INFECTIOUS GROOVES史上最も凶暴な一枚!
グルーヴに取り憑かれた者たちへ捧ぐ、INFECTIOUS GROOVESの狂気と爆笑の祭典『Groove Family Cyco(Snapped Lika Mutha)』は、1994年にリリースされた彼らの3rdアルバムです。圧倒的なベースグルーヴ、突き抜けたユーモア、そして炸裂するファンク・メタルのエネルギーが詰まった本作は、まさに“音のカオス”。ロバート・トゥルージロの凄まじいベースプレイに加え、マイク・ミューアの破天荒なボーカルがサイコなテンションを生み出しています。タイトル通り、狂気じみた家族のような一体感と混沌が支配するサウンドは唯一無二。INFECTIOUS GROOVESの中でも特に実験性と遊び心が際立つ本作は、ファンク・メタルの真髄を知るうえで外せない必聴盤です。
Sarsippius’ Ark(1993)
- Intro
- Turtle Wax
- No Cover / 2 Drink Minimum
- Immigrant Song(LED ZEPPELIN cover)
- Caca De Kick
- Don’t Stop, Spread The Jam !
- Three Headed Mind Pollution
- Slo-Motion Slam
- Legend In His Own Mind(Ladies Love ’Sip)
- Infectious Grooves(Live)
- These Freaks Are Here To Party
- The Man Behind The Man
- Fame(DAVIO BOWIE cover)
- Savor De Flavor
- No Budget / Dust Off The 8-Track !
- Infectious Grooves(Demo)
- You Pick Me Up(Just Throw Me Down)
- Do The Sinister(Live)
- Big Big Butt, By Infectiphibian
- Spreck
笑って、踊って、ぶっ飛べ!INFECTIOUS GROOVESの“異次元セカンド”が炸裂!
『Sarsippius’ Ark』――このアルバム、ただのファンク・メタルじゃない。狂気と愛嬌の方舟だ!INFECTIOUS GROOVESが1993年に放った本作は、前作以上にキャラクター性とユーモアを強調した異色作です。案内役“Sarsippius”が登場するスキットやセリフが随所に散りばめられ、まるで物語を旅するかのような構成が魅力で、ファンクとメタルの融合はさらに進化を遂げています。笑いとグルーヴが同居するこの一枚は、INFECTIOUS GROOVESならではの“音のエンタメ”が詰まった名盤です。ファンク・メタルの枠を飛び越えた本作を、ぜひ体感してみてください。
The Plague That Makes Your Booty Move … It’s The Infectious Grooves(1991)
- Punk It Up
- Therapy
- I Look Funny ?
- Stop Funk’n With My Head
- I’m Gonna Be My King
- Closed Session
- Infectious Grooves
- Infectious Blues
- Monster Skank
- Back To The People
- Turn Your Head
- You Lie … And Yo Breath Stank
- Do The Sinister
- Mandatory Love Song
- Infecto Groovalistic
- Thanx But No Thanx
ファンクもメタルも超越!INFECTIOUS GROOVESが鳴らす異次元グルーヴの誕生!
1991年に発売されたファンク・メタルの金字塔となったデビューアルバム。SUICIDAL TENDENCIESのマイク・ミューア<Vo>と、当時無名ながら圧倒的な才能を見せたロバート・トゥルージロ<Ba>を中心に結成された本バンドは、メタルの攻撃性とファンクの跳ねるグルーヴを絶妙に融合。ユーモア溢れるスキットやキャラ設定も新鮮で、音楽だけでなく“世界観”でもリスナーを虜にしました。曲ごとの完成度も高く、今なお色褪せない魅力を放つ本作は、INFECTIOUS GROOVESの原点にして最高峰。ジャンルの垣根を壊したその革命を、今こそ体験してください。
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