KILLSWITCH ENGAGEとは？メタルコアの代名詞となったバンドの全歴史を解説！

KILLSWITCH ENGAGEの歴史と進化【時系列で解説】
1. バンドメンバー
アルバム紹介：KILLSWITCH ENGAGEがメタルコアに与えた影響

KILLSWITCH ENGAGEの歴史と進化【時系列で解説】

KILLSWITCH ENGAGE（キルスウィッチ・エンゲイジ）は、アメリカ・マサチューセッツ州ウェストフィールドで1999年に結成されたメタルコア・バンドです。過激なサウンドと叙情的なメロディを融合させたスタイルで、メタルコアというジャンルの礎を築いた代表的存在として世界的に高い評価を受けています。

KILLSWITCH ENGAGEは、元OVERCASTのアダム・デュトキエヴィッチ（Adam Dutkiewicz）<Gt,Dr>と元AFTERSHOCKののマイク・ダントニオ（Mike D’Antonio）<Ba>の出会ったことで始まり、そこにジェシー・リーチ（Jesse Leach）<Vo>っとジョエル・ストレッツェル（Joel Stroetzel）<Gt>が加わりスタートしました。

2000年にはセルフタイトルのデビューアルバム『Killswitch Engage』をリリース。アンダーグラウンドで注目を集め、2002年の2ndアルバム『Alive or Just Breathing』によってメタルコア・シーンにおける存在感を一気に高めました。そしかしながら、アルバム発売直後ジェシー・リーチが脱退。BLOOD HAS BEEN SHEDのハワード・ジョーンズ（Howard Jones）<Vo>が加入し、バンドの人気はさらに拡大。2004年の3rdアルバム『The End of Heartache』は世界中で高評価を獲得し、グラミー賞にもノミネートされるなど、メジャーな音楽シーンでも成功を収めました。

以降、『As Daylight Dies』（2006年）、『Killswitch Engage（2009年版）』といった作品をリリースし、ラウド・ミュージックフェスなどの大型イベントでも常連となります。

2010年、ハワード・ジョーンズが健康上の理由により脱退し、初代ボーカルのジェシー・リーチが電撃復帰を果たします。再び原点回帰を果たしたバンドは、2013年に『Disarm the Descent』を発表。原点の熱量と現代的なサウンドが融合した作品として好評を博しました。

以降も『Incarnate』（2016年）、『Atonement』（2019年）、『This Consequence』（2025年）など精力的に作品をリリースし続け、メタルコアの象徴としての地位を維持しています。

KILLSWITCH ENGAGEは、クリーンボーカルとスクリームの絶妙な融合、そしてメロディアスなギターリフが特徴です。彼らの音楽性は、後続のメタルコア・バンドに大きな影響を与えており、AUGUST BURNS REDやPARKWAY DRIVEなどにもその系譜が見られます。また、歌詞の面では個人的な苦悩や希望、再生といった人間の内面を描くテーマが多く、リスナーとの強い共感を生んでいます。

KILLSWITCH ENGAGEは、メタルコアというジャンルを世界的に広めた先駆的バンドで、SHADOWS FALL、ALL THAT REMAINSらと共に”マサチューセッツ・メタル”と称され、結成から20年以上にわたり、変化と進化を続けながらもコアな精神を失わない姿勢は、多くのファンに支持され続けています。メタルコアに興味がある方は、まずKILLSWITCH ENGAGEから聴くことを強くおすすめします。

バンドメンバー

【現メンバー】
マイク・ダントニオ（Mike D’Antonio） – Bass（1999～）
アダム・デュトキエヴィッチ（Adam Dutkiewicz） – Drums（1999～2002）、Guitar（2002～）
ジョエル・ストレッツェル（Joel Stroetzel） – Guitar（1999～）
ジェシー・リーチ（Jesse Leach） – Vocal（1991～2002、2012～）
ジャスティン・フォーリー（Justin Foley） – Drums（2003～）

【過去メンバー】
ピート・コルテス（Pete Cortese） – Guitar（2000～2001）
トム・ゴメス（Tom Gomes） – Drums（2002～2003）
ハワード・ジョーンズ（Howard Jones） – Vocal（2002～2011）