LEPROUSの歴史と進化|ノルウェー発プログレッシヴ・メタルの真髄に迫る!

LEPROUS(レプロス)
LEPROUS(レプロス)

バンド紹介:LEPROUS(レプロス)とは?|北欧ノルウェーが生んだ革新的プログレ・バンド

LEPROUS(レプロス)は、ノルウェー出身のプログレッシヴ・メタル/ロック・バンドです。2001年に、エイナール・ソルベルグ(Einar Solberg)<Vo,Key>を中心に結成されました。彼らは、複雑な楽曲構成とエモーショナルな表現力を兼ね備えたサウンドで、プログレッシヴ・メタル・シーンにおいて独自の地位を確立しています。

LEPROUSは2001年にノルウェーのノトデンで結成されました。初期の音楽スタイルは、プログレッシヴ・メタルの影響を受けたテクニカルな要素が強く、OPETHDREAM THEATERに通じるサウンドを持っていました。

2004年にはデモ『Silent Waters』をリリースし、続く2006年のデモ『Aeolia』でさらに知名度を上げました。その後、バンドのラインナップが安定し、レコーディングやライブ活動が本格化していきます。

2009年、デビューアルバム『Tall Poppy Syndrome』をリリース。このアルバムは、テクニカルな演奏とドラマティックな展開を特徴とし、プログレッシヴ・メタル・ファンの間で注目を集めました。この時期、バンドはノルウェーのブラックメタル・バンド、EMPERORのイーサーン(Ihsahn)<Vo,Gt>のライブバンドとしても活動しており、その経験が彼らの音楽性にも影響を与えました。

2011年には2ndアルバム『Bilateral』を発表。さらに実験的で多様な音楽性を追求しました。この作品は、より洗練されたサウンドとユニークなメロディが特徴で、バンドの名を世界的に広めるきっかけとなりました。2013年には3rdアルバム『Coal』をリリースし、メランコリックで内省的な雰囲気を強調した作品となりました。

2015年に発表された4thアルバム『The Congregation』では、ポスト・プログレッシヴ的な要素が増し、シンセサイザーを多用したモダンなサウンドが際立つようになりました。このアルバムは、バンドの成熟した音楽性を象徴する作品として高く評価されました。

2017年の『Malina』では、メタル的な要素を抑え、よりプログレッシヴ・ロック寄りのアプローチを採用しました。リードシングル「From the Flame」は、彼らのキャリアの中でも特に人気の高い楽曲となり、新たなファン層を獲得。

2019年にリリースされた『Pitfalls』では、これまで以上にエモーショナルで実験的な音楽性を展開し、アイナル・ソルベルグの個人的な経験や精神的な葛藤を反映した歌詞が印象的な作品となりました。

2021年には7thアルバム『Aphelion』を発表。本作では、前作『Pitfalls』の流れを汲みつつも、よりバンドサウンドを重視し、オーケストラ的なアレンジを取り入れるなど、新たな試みがなされています。コロナ禍の影響でツアー活動が制限される中、バンドはオンラインライブを行うなど、ファンとのつながりを維持しながら精力的に活動を続けています。

LEPROUSは、プログレッシヴ・メタルとロックの境界を超えた独自のサウンドを追求し続けるバンドです。アイナル・ソルベルグの卓越したヴォーカルと、バンドの緻密なアレンジが生み出す音楽は、リスナーに深い感動を与え続けています。今後の活動にも注目が集まっています。

 

LEPROUSのバンドメンバーの変遷と現在のラインナップ

【現メンバー】
エイナール・ソルベルグ(Einar Solberg) – Vocal/Keyboard(2001~)
トール・オッドムン・スールケ(Tor Oddmund Suhrke) – Guitar/Vocal(2001~)
バールド・コルスタッド(Baard Kolstad) – Drums(2014~)
シメン・ダニエル・ボルヴェン(Simen Daniel Borven) – Bass(2017~)
ロビン・オグネダル(Robin Ognedal) – Guitar(2017~)

【過去メンバー】
スティアン・ロナール(Stian Lonar) – Bass(2001~2002)
トゥルス・ヴェンマン(Truls Vennman) – Drums(2001~2005)
エスベン・マイヤー・クリステンセン(Esben Meyer Kristensen) – Guitar(2001~2003)
ハルヴォル・ストランド(Halvor Strand) – Bass(2002~2010)
ケネス・ソルバーグ(Kenneth Solberg) – Guitar(2002~2003、2003~2004)
オイシュタイン・ランズヴェルク(Øystein Landsverk) – Guitar/Vocal(2004~2017)
トール・スティアン・ボーハング(Tor Stian Borhung) – Drums(2005~2007)
トビアス・オルネス・アンデルセン(Tobias Ørnes Andersen) – Drums(2007~2014)
レイン・T・ブロムキスト(Rein T. Blomquist) – Bass/Vocal(2011~2013)
マーティン・スクレバーゲン(Martin Skrebergene) – Bass(2013~2015)

 

アルバム紹介:LEPROUSが切り拓いた現代プログレ・メタルの新境地

Melodies Of Atonement(2024)

Leprous - Melodies Of Atonement(2024)

  1. Silenly Walking Alone
  2. Atonement
  3. My Specter
  4. I Hear The Sirens
  5. Like A Sunken Ship
  6. Limbo
  7. Faceless
  8. Starlight
  9. Self-Satisfied Lullaby
  10. Unfree My Soul

 

Aphelion(2021)

Leprous - Aphelion(2021)

  1. Running Low
  2. Out Of Here
  3. Silhouette
  4. All The Moments
  5. Have You Ever ?
  6. The Silent Revelation
  7. The Shadow Side
  8. On Hold
  9. Castway Angels
  10. Nighttime Disguise

 

Pitfalls(2019)

Leprous - Pitfalls(2019)

  1. Below
  2. I Lose Hope
  3. Observe The Train
  4. By My Throne
  5. Alleviate
  6. At The Bottom
  7. Distant Bells
  8. Foreigner
  9. The Sky Is Red

 

Malina(2017)

Leprous - Malina(2017)

  1. Bonneville
  2. Stuck
  3. From The Flame
  4. Captive
  5. Illuminate
  6. Leashes
  7. Mirage
  8. Malina
  9. Coma
  10. The Weight Of Disaster
  11. The Last Milestone

 

The Congregation(2015)

Leprous - The Congregation(2015)

  1. The Price
  2. Third Law
  3. Rewind
  4. The Flood
  5. Triumphant
  6. Within My Fence
  7. Red
  8. Slave
  9. Moon Down
  10. Lower

 

Coal(2013)

Leprous - Coal(2013)

  1. Foe
  2. Chronic
  3. Coal
  4. The Cloak
  5. The Valley
  6. Salt
  7. Echo
  8. Contaminate Me
  9. Bury

 

Bilateral(2011)

Leprous - Bilateral(2011)

  1. Bilateral
  2. Forced Entry
  3. Restless
  4. Thorn
  5. Mb. Indifferentia
  6. Waste Of Wir
  7. Mediority Wins
  8. Cryptogenic Desires
  9. Acquired Taste
  10. Painful Detour

 

Tall Poppy Syndrome(2009)

Leprous - Tall Poppy Syndrome(2009)

  1. Passing
  2. Phantom Pain
  3. Dare You
  4. Fate
  5. He Will Kill Again
  6. Not Even A Name
  7. Tall Poppy Syndrome
  8. White

 

 

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