MOONSORROW(ムーンソロウ)とは?バンドの結成から現在までの歴史
MOONSORROW(ムーンソロウ)は、フィンランド・ヘルシンキで結成されたフォーク/ペイガン/ブラック・メタル・バンドです。北欧神話や自然崇拝に根差した世界観、10分を超える長尺楽曲を軸とした叙事詩的構成、重厚な合唱とキーボードが織りなす壮大なサウンドにより、ペイガン・メタルを代表する存在として確固たる地位を築いています。
1995年、従兄弟であるヴィレ・”セポンポイカ”・ソルヴァリ(Ville “Seponpoika” Sorvali)<Vo,Ba>とヘンリ・”ウルポンポイカ”・ソルヴァリ(Henri “Urponpoika” Sorvali)<Gt,Key>を中心にMOONSORROWは、結成されました。結成当初からブラック・メタルの攻撃性と、フィンランドの民族音楽や神話的モチーフを融合させる構想を掲げ、自然や祖先、民族性を重んじる“ペイガン思想”を音楽の核に据えて活動を開始し、1990年代後半はデモ作品を中心に評価を高め、北欧アンダーグラウンド・シーンで注目を集めていきました。
2001年に発表されたデビュー・アルバム『Suden Uni』は、フォーク・メタル色の強い作品で、民族的メロディとブラック・メタル的リフを融合したサウンドが特徴です。続く2ndアルバム『Voimasta ja kunniasta』では、合唱やキーボードを前面に押し出し、より壮大で英雄的な方向性を明確にします。この作品により、MOONSORROWはペイガン・メタルの中核バンドとして認知されるようになります。
2005年の『Verisäkeet』は、バンドの評価を決定づけた重要作です。アルバム全体が神話的物語として構成され、1曲あたりの演奏時間も大幅に伸びました。ここで確立された“叙事詩的ブラック/ペイガン・メタル”のスタイルは、他バンドと一線を画す独自性として高く評価されます。
2007年の『V: Hävitetty』では、1曲30分前後という極端な長尺構成に挑戦し、アルバム全体を通じて文明の崩壊や喪失を描写しました。商業性を度外視したこの姿勢は賛否を呼びました。
2011年に発表された『Varjoina kuljemme kuolleiden maassa』は、よりダークで陰鬱なサウンドへと傾倒し、ブラック・メタル色を一層強めました。戦争や死、虚無といったテーマが色濃く反映され、バンドの表現はさらに重厚さを増します。
続く2016年の『Jumalten aika』は、北欧神話を正面から扱ったコンセプト・アルバムであり、フィンランド語詞による合唱と荘厳な展開が高い評価を受けました。この作品は、長年追求してきたペイガン・メタル像の集大成とも言える内容です。
2016年以降新しいアルバムの発表はありませんが、MOONSORROWは、単なるブラック・メタルの派生ではなく、民族性・神話・自然観を音楽で語る“叙事詩的ペイガン・メタル”を完成させた稀有なバンドです。その重厚で妥協のない音楽性は、今後も北欧メタルの象徴として語り継がれていく存在と言えるでしょう。
MOONSORROWのバンドメンバーの変遷と現在のラインナップ
【現メンバー】
■ヴィレ・”セポンポイカ”・ソルヴァリ(Ville “Seponpoika” Sorvali) – Vocal/Bass(1995~)
■ヘンリ・”ウルポンポイカ”・ソルヴァリ(Henri “Urponpoika” Sorvali) – Guitar(1995~)
■マルコ・”バロン”・タルヴォネン(Marko “Baron” Tarvonen) – Drums(1999~)
■ミトヤ・ハルヴィラハティ(Mitja Harvilahti) – Guitar(2000~)
■マルクス・エウレン(Markus Eurén) – Keyboard(2000~)
アルバム紹介:MOONSORROW(ムーンソロウ)が描く終わりなき叙事詩
Jumalten aika(2016)

- Jumalten aika
- Ruttolehto incl. Päivättömän päivän kansa
- Suden tunti
- Mimisbrunn
- Ihmisen aika(Kumarrus pimeyteen)
Varjoina Kuljemme Kuolleiden Maassa(2011)

- Tähdetön
- Hävitetty
- Muinaiset
- Nälkä, väsymys ja epätoivo
- Huuto
- Kuolleille
- Kuolleiden mae
V: Hävitetty(2007)

- Jäästä syntynyt / Varjojen virta
- Tuleen ajettu maa
Verisäkeet(2005)

- Karhunkynsi
- Haaska
- Pimeä
- Jotunheim
- Kaiku
Kivenkantaja(2003)

- Raunioilla
- Unohduksen lapsi
- Jumalten kaupunki including Tuhatvuotinen perintö
- Kivenkantaja
- Tuulen tytär including Soturin tie
- Matkan lopussa
Voimasta Ja Kunniasta(2001)

- Tyven
- Sankarihauta
- Kylän päässä
- Hiidenpelto including Häpeän hiljaiset vedet
- Aurinko ja kuu
- Sankaritarina
Suden Uni(2001)

- Ukkosenjumalan poika
- Köyliönjärven jäällä (Pakanavedet II)
- Kuin ikuinen
- Tuulen koti, aaltojen koti
- Pakanajuhla
- 1065: Aika
- Suden uni

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