ORANSSI PAZUZU(オランシ・パズズ)とは?バンド結成と現在までの歴史
ORANSSI PAZUZU(オランシ・パズズ)は、フィンランド・タンペレ出身のサイケデリック・ブラック・メタル・バンドです。ブラックメタルにサイケデリック・ロック、スペース・ロック、クラウトロック、電子音楽などの要素を融合させた独創的な音楽性で知られています。2000年代以降のエクストリーム・メタル・シーンにおいて、ジャンルの境界を押し広げた革新的バンドとして高く評価されています。
ORANSSI PAZUZUは2007年、フィンランドのタンペレで結成されました。ユン-ヒス(Jun-His)<Vo,Gt>を中心に結成され、ブラックメタルの攻撃性とサイケデリックな音響空間を融合させた実験的サウンドを志向します。バンド名の「ORANSSI」はフィンランド語で「オレンジ」を意味し、「PAZUZU」はメソポタミア神話に登場する悪魔の名に由来しています。この名称は、宇宙的で幻覚的な世界観を象徴するものとして選ばれました。
2010年、デビューアルバム『Muukalainen puhuu』を発売。この作品はブラックメタルの荒々しさにサイケデリック・ロックやスペース・ロックの要素を取り入れた異色のサウンドが特徴で、アンダーグラウンドのエクストリーム・メタル・シーンで注目を集めました。2011年発売の2ndアルバム『Kosmonument』は、「宇宙(Kosmo)」と「記念碑(Monument)」を組み合わせた造語であり、アルバム全体の宇宙的・神秘的なコンセプトを象徴しています。ブラックメタルにスペース・ロックやサイケデリックの要素を大胆に取り入れた点が注目され、アンダーグランドのエクストリーム・メタル・シーンで高く評価されました。2013年の3rdアルバム『Valonielu』では、よりダークで宇宙的なサウンドが強調され、長尺の楽曲と複雑な音響構造によってバンドの個性がさらに強化されました。
2016年に発売された4thアルバム『Värähtelijä』は、ORANSSI PAZUZUの代表作として広く知られています。このアルバムではブラックメタルに加え、クラウトロック、アンビエント、サイケデリック・ロックなど多様な要素が融合され、壮大なサウンドスケープを構築しました。作品は国際的に高い評価を受け、欧米の音楽メディアからも年間ベストアルバムの一つとして挙げられるなど、バンドの名声を世界的なものへと押し上げました。
2020年には5thアルバム『Mestarin kynsi』を発売します。この作品では電子音響的な要素や実験的なアプローチがさらに強まり、ブラックメタルの枠を大きく越えた前衛的サウンドを展開しました。ダークで不穏な雰囲気とサイケデリックな音響空間を融合させたこのアルバムは、多くの音楽メディアで高く評価され、ORANSSI PAZUZUの革新的な音楽性を象徴する作品となりました。
2024年には6thアルバム『Muuntautuja』を発表します。タイトルはフィンランド語で「変容するもの」を意味し、バンドの音楽的進化を象徴する作品となりました。本作ではブラックメタルの要素を保ちながら、電子音楽、クラウトロック、サイケデリックな音響表現がさらに強化され、よりトランス的で催眠的なサウンドが展開されています。アルバムは発売後に多くの音楽メディアで高い評価を獲得し、ORANSSI PAZUZUの実験的な音楽性を象徴する重要作として位置付けられました。
アルバム発売後、バンドはヨーロッパを中心にツアーを行い、多くのメタルフェスティバルやライブイベントに出演しました。ORANSSI PAZUZUのライブは、サイケデリックな映像演出や長尺のトランス的な演奏が特徴で、観客を没入的な音響空間へと導く独特のパフォーマンスとして高い評価を受けています。また、この時期にはヨーロッパのエクストリーム・メタル・シーンで重要なフェスティバルへの出演も続き、バンドの国際的評価はさらに高まりました。
ブラックメタルを基盤としながらもサイケデリック・ロック、スペース・ロック、電子音楽、アンビエントなど多様な要素を取り込み、ジャンルの境界を拡張する音楽性は世界中のメタルファンから支持されているORANSSI PAZUZUは、現代ブラックメタルの進化を象徴する革新的バンドとして、今後の活動にも大きな期待が寄せられています。
ORANSSI PAZUZUのバンドメンバーの変遷と現在のラインナップ
【現メンバー】
■オント(Ontto) – Bass/Vocal(2007~)、Keyboard(2015)
■コルジャク(Korjak) – Drums(2007~)
■イーヴィル(Evil) – Keyboard/Organ/Effects/Percussion/Vocal(2007~)
■ユン-ヒス(Jun-His) – Vocal/Guitar(2007)
■イコン(Ikon) – Guitar/Keyboard/Samples(2016~)
【過去メンバー】
■モイト(Moit) – Guitar(2007~2016)、Keyboard(2015)
アルバム紹介:ブラックメタル×サイケデリックの革新的バンド
Muuntautuja(2024)

- Bioalkemisti
- Muuntautuja
- Voitelu
- Hautatuuli
- Valotus
- Ikikäärme
- Vierivä usva
Mestarin Kynsi(2020)

- Ilmestys
- Tyhjyyden sakramentti
- Uusi teknokratia
- Oikeamielisten sali
- Kuulen ääniä maan alta
- Taivaan portti
Värähtelijä(2016)

- Saturaatio
- Lahja
- Värähtelijä
- Hypnotisoitu viharukous
- Vasemman käden hierarkia
- Havuluu
- Valveavaruus
Valonielu(2013)

- Vino verso
- Tyhjä temppeli
- Uraanisula
- Reikä maisemassa
- Olen aukaissut uuden silmän
- Ympyrä on viiva tomussa
Kosmonument(2011)

- Sienipilvi
- Komeetta
- Uusi olento nousee
- Luhistuva aikahäkki
- Maavaltimo
- Siirtorata 100 10100
- Andromeda
- Loputon tuntematon
- Kaaos hallitsee
- ∞
Muukalainen Puhuu(2009)

- Korppi
- Danjon nolla
- Kangastus 1968
- Suuri pää taivaasta
- Myöhempien aikojen pyhien teatterin rukoilijasirkka
- Dub kuolleen porton muistolle
- Muukalainen puhuu
- Kerettiläinen vuohi

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