バンド紹介
SIKTH(シクス)はイギリス出身のヘヴィ/アヴァンギャルド・メタル/ジェント・バンドで、2001年にイングランドのワトフォードで結成されました。ツインボーカル体制と複雑な変拍子、テクニカルなギターリフ、そして独自のカオティックなサウンドで、メタルシーンに革新的な影響を与えたバンドとして知られています。
彼らはすぐにUKアンダーグラウンド・シーンで注目を集め、2002年にはEP『Let the Transmitting Begin』をリリースして話題となります。2003年にデビューアルバム『The Trees Are Dead & Dried Out Wait for Something Wild』をリリースしました。この作品は、その時代にはまだ確立されていなかった「ジェント」や「マス・メタル」的要素を先取りしており、後続のバンドに大きな影響を与えました。
2006年には2ndアルバム『Death of a Dead Day』を発表し、テクニカルかつアグレッシブな音楽性をさらに発展させました。しかし2008年、メンバーの脱退や方向性の違いからバンドは活動を休止します。
2013年、Download Festivalでの再結成をきっかけに活動を再開。2015年にはEP『Opacities』をリリースし、変わらぬ技巧と独創性を証明しました。その後、2017年には約11年ぶりとなるフルアルバム『The Future in Whose Eyes?』をリリースします。このアルバムでは、哲学的なテーマや社会的な問題に鋭く切り込んだ歌詞と、超絶技巧の演奏が融合し、彼らの進化を感じさせる内容となっています。
SIKTHは、メタルの枠にとらわれない芸術的アプローチと、超絶技巧の演奏で、多くのプログレッシヴ/エクストリーム・メタル・バンドに影響を与え続けている存在です。特にPERIPHERYやTesseracTなどのジェント系バンドにとっては、その元祖ともいえる存在であり、モダン・メタルの礎を築いた重要なバンドのひとつです。
アルバムレビュー(最新アルバム順)
The Future In Whose Eyes ?(2017)
- Vivid
- Century Of The Narcissist ?
- The Aura
- This Ship Has Sailed
- Weavers Of Woe
- Cracks Of Light
- Golden Cufflinks
- The Moon’s Been Gone For Hours
- Riddles Of Humanity
- No Wishbones
- Ride The Illusion
- When It Rains
Death Of A Dead Day(2006)
- Bland Street Bloom
- Flogging The Horses
- Way Beyond The Fond Old River
- Summer Rain
- In This Light
- Sanguine Seas Of Bigotry
- Mermaid Slur
- When The Moment’s Gone
- Part Of The Friction
- Where Do We Fall ?
- Another Sinking Ship
- As The Earth Spins Round
The Trees Are Dead & Dried Out Wait For Something Wild(2003)
- Scent Of The Obscene
- Pussyfoot
- Hold My Finger
- Skies Of Millennium Night
- Emerson(Pt.1)
- Peep Show
- Wait For Something Wild
- Tupelo(NICK CAVE AND THE BAD SEEDS cover)
- Can’t We All Dream ?
- Emerson(Pt.2)
- How May I Help You ?
- (If You Weren’t So)Perfect
- Such The Fool
- When Will The Forest Speak … ?
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