バンド紹介

WARBRINGER（ウォーブリンガー）は、アメリカ・カリフォルニア州出身のスラッシュ・メタル・バンドです。2004年に結成され、”ベイエリア・スラッシュ”と呼ばれた80年代スラッシュ・メタルの精神を受け継ぎVIOLATORやGAGA BOMBと共に、現代的なアプローチで激しい音楽を展開しています。

結成当初は「ONSLAUGHT」と名乗っていましたが、イギリスに同名バンドがいたためWARBRINGERに改名。彼らは2005年に自主制作のデモをリリースし、続いて2006年にはEP『One by One, the Wicked Fall』を発表しました。これが注目を集め、メタル・ブレイド・レコードと契約するきっかけとなります。

2008年、デビューアルバム『War Without End』をリリース。この作品は、古典的なスラッシュ・メタルの影響を色濃く受けた高速かつアグレッシブな内容で、EXODUS、SLAYER、KREATORなどに通じるサウンドが高く評価されました。

2009年には2ndアルバム『Waking into Nightmares』を発表します。プロデューサーにはEXODUSのゲイリー・ホルト（Gary Holt）<Gt>を迎え、音楽性はさらに洗練され、テクニカルかつダークな要素も加わりました。2011年には3rdアルバム『Worlds Torn Asunder』、2013年には4th『IV: Empires Collapse』をリリースしますが、後者ではより実験的なアプローチも取り入れられ、賛否が分かれました。

バンドは一時的な活動停止やメンバー交代を経て、2017年に5thアルバム『Woe to the Vanquished』で復活。このアルバムは、原点回帰とも言える猛烈なスラッシュ・サウンドでファンの支持を取り戻しました。

2020年には6thアルバム『Weapons of Tomorrow』をリリース。現代社会や戦争、破滅的な未来をテーマにしたリリックと、進化したサウンドでバンドの成熟を感じさせる作品となり、2025年には5年ぶりの7thアルバム『Wrath And Ruin』を発売し、今なおWARBRINGERは現代スラッシュ・メタル・シーンにおいて重要な存在であり続けています。