Five Finger Death Punch（ファイヴ・フィンガー・デス・パンチ）とは？アメリカ発モダン・ヘヴィ・メタルの頂点を解説！

FIVE FINGER DEATH PUNC［5FDP］（ファイヴ・フィンガー・デス・パンチ）の歴史と歩み
1. FIVE FINGER DEATH PUNCHのバンドメンバー紹介
アルバム紹介：FIVE FINGER DEATH PUNCHの代表曲と魅力

FIVE FINGER DEATH PUNC［5FDP］（ファイヴ・フィンガー・デス・パンチ）の歴史と歩み

FIVE FINGER DEATH PUNC［5FDP］（ファイヴ・フィンガー・デス・パンチ）は、2005年にアメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルスで結成されたヘヴィ・メタル・バンドです。オルタナティヴ・メタル、グルーヴメタル、ヘヴィ・メタルを融合させたサウンドで世界的な人気を誇ります。攻撃的なギターリフと重厚なドラム、そしてメロディアスかつパワフルなボーカルが特徴で、結成からわずか数年で世界のメタルシーンを席巻しました。

FIVE FINGER DEATH PUNC［5FDP］は、元U.P.Oに在籍したゾルタン・バソリー（Zoltan Bathory）<Gt>を中心に結成されました。バンド名はゾルタン・バソリーが、武道映画やポップカルチャーからインスパイアされたもので、インパクトのある名前が瞬く間にメタルファンの記憶に刻まれました。2006年にはアイヴァン・ムーディー（Ivan Moody）<Vo>が加入し、現在の核となるサウンドが確立されます。

2007年に発表されたデビューアルバム『The Way of the Fist』は、インディーズながらビルボードチャートにランクインし、全米で50万枚以上の売上を記録。攻撃的なサウンドとキャッチーなメロディで注目を集め、メタルシーンに新風を吹き込みました。続く2ndアルバム『War Is the Answer』（2009年）、3rdアルバム『American Capitalist』（2011年）は、いずれも商業的成功を収め、アメリカ国内だけでなくヨーロッパやアジアでもファン層を拡大しました。

2013年には『The Wrong Side of Heaven and the Righteous Side of Hell』を前後編として2枚同時リリースし、両作ともビルボードチャート2位を獲得。「Lift Me Up」ではJUDAS PRIESTのロブ・ハルフォード（Rob Halford）<Vo>がゲスト参加し、「Wrong Side of Heaven」「Battle Born」などの楽曲は社会的メッセージ性が強く、ファンの共感を呼びました。2015年の『Got Your Six』、2018年の『And Justice for None』でも高い評価を受け、スタジアム規模のツアーを世界各地で展開します。

2019年にはアルバム『F8』を発表し、よりメロディアスで幅広い音楽性を披露しました。2022年の『AfterLife』ではサウンド面での進化を見せつつ、現代的なミキシングとプロダクションを採用。コロナ禍以降も精力的にライブ活動を行い、ダウンロード・フェスティバルやノットフェスなど世界有数のメタルフェスに出演しています。

2025年、所属していたレコードレーベルが、バンド側に無断で旧譜のマスター音源を勝手に売却し権利を巡るトラブルになったことで、バンドはライヴ定番曲を中心に現メンバーで再録音をすることを決め、『20 Years Of Five Finger Death Punch – Best Of Volume Ⅰ』を発売しました。

FIVE FINGER DEATH PUNC［5FDP］は、2005年の結成以来、数々のヒット作と熱狂的なライブで世界中のメタルファンを魅了し続けています。攻撃性とメロディアスさを両立させた独自のサウンドは、今後も進化を続けることでしょう。モダン・ヘヴィ・メタルの頂点に君臨するFIVE FINGER DEATH PUNC［5FDP］は、これからも世界の音楽シーンで重要な存在であり続けるでしょう。

FIVE FINGER DEATH PUNCHのバンドメンバー紹介

【現メンバー】
ゾルタン・バソリー（Zoltan Bathory） – Guitar（2005～）、Bass（2005）
アイヴァン・ムーディ（Ivan Moody） – Vocal（2006～）
クリス・ケール（Chris Kael） – Bass（2011～）
チャーリー・エンゲン（Charlie Engen） – Drums（2018～）
アンディ・ジェームズ（Andy James） – Guitar（2020～）

【過去メンバー】
ジェレミー・スペンサー（Jeremy Spencer） – Drums（2005～2018）、Vocal（2005～2006）
マット・スネル（Matt Snell） – Bass（2005～2010）
ケイレブ・アンドリュー・ビンガム（Caleb Andrew Bingham） – Guitar（2005～2006）
ダレル・ロバーツ（Darell Roberts） – Guitar（2006～2009）
ジェイソン・フック（Jason Hook） – Guitar（2009～2020）