MACHINE HEADとは?進化し続けるヘヴィメタル巨人の全歴史を解説!

MACHINE HEAD(マシーン・ヘッド)
MACHINE HEAD(マシーン・ヘッド)

MACHINE HEAD(マシーン・ヘッド)は、アメリカ・カリフォルニア州オークランドで結成されたスラッシュ/グルーヴ/ニュー・メタル・バンドです。ベイエリア・スラッシュ・メタルの攻撃性と、ハードコアの荒々しさ、地面を揺らすようなグルーヴを融合したサウンドで頭角を現し、1994年のデビューアルバム『Burn My Eyes』で世界的な注目を集めました。その後はニュー・メタルやオルタナティヴ・メタルに接近した時期、長尺でドラマティックな楽曲を追求した時期など、作品ごとに大胆な変化を重ねています。

 

MACHINE HEAD(マシーン・ヘッド)とは?バンドの基本情報

バンド名 MACHINE HEAD(マシーン・ヘッド)
出身地 アメリカ合衆国カリフォルニア州オークランド(United States, California, Oakland)
ジャンル グルーヴメタル/スラッシュメタル/ニューメタル
結成年 1991年
レーベル Nuclear Blast Records/Nuclear Blast Entertainment/Chaos Reigns/Roadrunner Records/
公式ページ https://www.machinehead1.com/
Instagram https://www.instagram.com/machine_head/
Facebook https://www.facebook.com/MachineHead
X(旧:Twitter) https://x.com/mfnh
YouTube https://www.youtube.com/user/machinehead

 

MACHINE HEAD(マシーン・ヘッド)とは?サウンドと特徴を解説

MACHINE HEAD(マシーン・ヘッド)の最大の魅力は、ベイエリア・スラッシュ・メタルの鋭い攻撃性に、ハードコアの荒々しさと重量級のグルーヴを融合させた、圧倒的にヘヴィなサウンドです。ロブ・フリン<Vo,Gt>の怒りに満ちたヴォーカル、低く刻まれるギターリフ、巨大なリズムによって、聴く者を強烈に引き込む音楽を作り上げています。

・身体に響く重量感と切れ味を備えたグルーヴ・リフ
・スラッシュ・メタルとハードコアを融合した攻撃性
・ロブ・フリンによる力強いシャウトと感情的な歌唱
・叙情的なツインギターとドラマティックな楽曲展開
・作品ごとにニュー・メタルやプログレッシヴな要素も導入

初期のMACHINE HEADは、重厚なグルーヴ・メタルで注目を集めました。ダウンチューニングされたギターによる鋭い刻みと、モッシュを誘発するブレイクダウンは、バンドを象徴する重要な要素です。1990年代末から2000年代初頭には、ニュー・メタルやオルタナティヴ・メタルの要素を取り入れ、ラップ調のボーカルやクリーンな歌唱にも挑戦しました。その後はスラッシュ・メタル色を強め、長尺の楽曲、複雑な構成、叙情的なギターソロを組み合わせた壮大なスタイルを確立しています。PANTERASLAYERMETALLICAなどの攻撃的なメタルが好きな方はもちろん、LAMB OF GODTRIVIUMのような現代的なヘヴィメタルを好む方にもおすすめです。

 

MACHINE HEAD(マシーン・ヘッド)のバンドメンバーの変遷と現在のラインナップ

【現メンバー】
■ロブ・フリン(Rob Flynn) – Vocal/Guitar(1992~)
■ジャレッド・マクエイカーン(Jared MacEachern) – Bass(2013~)
■マット・アルストン(Matt Alston) – Drums/Percussion(2019~)
■リース・スクラッグス(Reece Scruggs) – Guitar(2022~)

【現メンバー】
■アダム・デュース(Adam Duce) – Bass/Vocal(1991~2013)
■ローガン・メイダー(Anders Iwers) – Guitar(1991~1998)
■トニー・コスタンザ(Tonu Costanza) – Drums(1992)
■クリス・コントス(Chris Kontos) – Drums/Percussion(1992~1995)
■ウィル・キャロル(Will Carroll) – Drums(1995)
■ウォルター・”モンスタ”・ライアン(Anders Iwers) – Drums(1995)
■デイヴ・マクレイン(Dave MacClain) – Drums/Percussion(1996~2018)
■アールー・ラスター(Ahrue Luster) – Guitar(1998~2002)
■フィル・デンメル(Phil Demmel) – Guitar/Vocal(2003~2018)
■ヴォツワフ・”ヴォッグ”・キウティカ(Waclaw “Vogg” Kieltyka) – Guitar(2019~2024)

 

MACHINE HEAD(マシーン・ヘッド):バンド結成から現在までの歴史

1991年

VIO-LENCEを脱退したロブ・フリン<Vo,Gt>を中心にバンド結成。

1993年

デビューデモ『1993 Demo』が、Roadrunner Recordsの目に止まり、契約を交わす。

1994年

デビューアルバム『Burn My Eyes』を発売。約40万枚を売り上げ、ヨーロッパでSLAYERのサポートを務める。

1997年

2ndアルバム『The More Things Change…』を発売。ビルボートチャートにランクインし、世界中で約40万枚を売り上げる。その後、NAPALM DEATH、COAL CHAMBER、SKINLABと共にヨーロッパツアーを行う。

1999年

薬物問題などでメンバーが脱退。新メンバーを迎え、3rdアルバム『The Burning Red』を発売。バンド史上2番目に売れたアルバムとなり、その後、COAL CHAMBER、SLIPKNOT、AMEN、DOPEなどと共演。

2001年

4thアルバム『Supercharger』を発売。

2002年

ヨーロッパツアーを行った後、VIO-LENCEのフィル・デンメル<Gt>が加入。

2003年

5thアルバム『Through The Ashes Of Empires』を発売。ビルボート200で初登場88位を記録。

2005年

Wacken Open Airでヘッドライナーを務め、4万人の前でライヴを行う。

2007年

6thアルバム『The Blackening』を発売。ビルボードチャート初登場53位、ヨーロッパのチャートでもトップ20入りを果たす。その後、LAMB OF GOD、TRIVIUM、ARCH ENEMY、DRAGONFORCE、SHADOWS FALLなどと共演。

2008年

8年ぶりの来日公演、さらに同年10月にはSLIPKNOTとのカップリングツアーとLOUDPARKにも参加。

2011年

7thアルバム『Unto The Locust』を発売。複数の国でチャート入りし、アメリカで22位、ドイツで5位にランクイン。その後、BRING ME THE HORIZON、DEVILDRIVER、DARKEST HOURなどと共演。

2012年

世界各地のフェスに参加後、DETHKLOK、ALL THAT REMAINS、THE BLACK DAHLIA MURDERなどと共演。。

2013年

創設メンバーのアダム・デュース<Ba>が解雇され、元SANCTITYのジャレッド・マクエイカーン<Ba>が加入。

2014年

8thアルバム『BLOODSTONE & DIAMONDS』を発売。ビルボード200で21位にランクイン。その後、ヨーロッパ、アメリカ、日本、オーストラリア、ニュージーランドで公演を行う。

2015年

前年から続くツアーの一環として来日し、東京・大阪・名古屋の三都市で公演を行う。

2018年

9thアルバム『Catharsis』を発売。その後、フィル・デンメル<Gt>、デイヴ・マクレイン<Dr>が脱退。

2019年

ローガン・メイダー<Gt>、クリス・コントス<Dr>の初期メンバーによる再結成を発表。デビューアルバム『Burn My Eyes』の全曲演奏ライヴを実施。その後、DECAPITATEDのヴォツワフ・”ヴォッグ”・キウティカ<Gt>、DEVILMENTのマット・アルストン<Dr>が加入。

2020年

COVID-19パンデミックの影響でライヴができなくなったため、ライヴ配信「Electric Happy Hour」を行い、高評価を得て話題になる。

2022年

10thアルバム『Of Kingdom And Crown』を発売。その後、世界各地のフェスに参加し、AMON AMARTH、THE HALO EFFECTと共に3バンド共同ツアーを行う。

2024年

世界各地のフェスに参加後、ヴォツワフ・”ヴォッグ”・キウティカ<Gt>が脱退。IN FLAMES、LACUNA COIL、UNEARTHなどと共演。

2025年

11thアルバム『Unatoned』を発売。

 

 

アルバム紹介:MACHINE HEADが生み出した名曲と共に振り返る軌跡

Unatoned(2025)

Machine Head - Unatoned(2025)

  1. Landscape Of Thorns
  2. Atomic Revelations
  3. Unbound
  4. Outsider
  5. Not Long For This World
  6. These Scars Won’t Define Us
  7. Dusmaker
  8. Bonescraper
  9. Addicted To Pain
  10. Bleeding Me Dry
  11. Shards Of Shattered Dreams
  12. Scorn

リース・スクラッグス<Gt>とマット・アルストン<Dr>が加入し新体制で挑んだ11thアルバム。過去の長尺志向から離れ、攻撃的なリフ、哀愁あるメロディなど、原点回帰だけではなく、キャリアの中で培った要素を現代的に短くまとめた作品。

 

Of Kingdom And Crown(2022)

Machine Head - Of Kingdom And Crown(2022)

  1. Slaughter The Martyr
  2. Choke On The Ashes Of Your Hate
  3. Become The Firestorm
  4. Overdose
  5. My Hands Are Empty
  6. Unhallowed
  7. Assimilate
  8. Kill Thy Enemies
  9. No Gods, No Masters
  10. Bloodshot
  11. Rotten
  12. Terminus
  13. Arrow In Words From The Sky
  14. Exteroception

2019年に加入したDECAPITATEDのヴォツワフ・”ヴォッグ”・キウティカ<Gt>が参加した近未来を舞台にしたダークな復讐劇を描くコンセプトアルバム。「Slaughter the Martyr」や「Unhallowed」では、叙情性と攻撃性が高次元で融合し、楽曲構成力が際立つ本作は、まさに“音による劇場”です。

 

Catharsis(2018)

Machine Head - Catharsis(2018)

  1. Volatile
  2. Catharsis
  3. Beyond The Pale
  4. California Bleeding
  5. Triple Beam
  6. Kaleidoscope
  7. Bastards
  8. Hope Begets Hope
  9. Screaming At The Sun
  10. Behoind A Mask
  11. Heavy Lies The Crown
  12. Psychotic
  13. Grind Your Down
  14. Razorblade Smile
  15. Eulogy

デイヴ・マクレイン(Dave MacClain)<Dr>、フィル・デンメル(Phil Demmel)<Gt>が脱退前に制作し、怒り・悲しみ・不安といった感情をむき出しに表現した、異色の問題作。曲数の多さと統一感の弱さを批判する意見もあります。ロブ・フリンの政治的・個人的感情を強く反映し、バンド史上最も評価が分かれる作品のひとつです。

 

Bloodstone & Diamonds(2014)

Machine Head - Bloodstone &Diamonds(2014)

  1. Now We Die
  2. Killers & Kings
  3. Ghosts Will Haunt My Bones
  4. Night Of Long Knives
  5. Sail Into The Black
  6. Eyes Of The Dead
  7. Beneath The Silt
  8. In Comes The Flood
  9. Damage Inside
  10. Game Over
  11. Imaginal Cells
  12. Take Me Through The Fire

8thアルバムは、重厚なグルーヴと繊細なメロディ、そして鋭い社会的メッセージが融合した壮大なコンセプト作です。冒頭を飾る「Now We Die」は荘厳なストリングスと共に、バンドの覚悟を強烈に提示。続く「Killers & Kings」や「Game Over」では、怒りと葛藤を叩きつけるリフが炸裂します。信念と美学が凝縮された本作は、MACHINE HEADの進化の象徴です。

 

Unto The Locust(2011)

Machine Head - Unto The Locust(2011)

  1. I Am Hell(Sonata In C#)
  2. Be Still And Know
  3. Locust
  4. This Is The End
  5. Darkness Within
  6. Pearls Before The Swine
  7. Who We Are

前作『The Blackening』で築いた壮大な音楽世界をさらに深化させた7thアルバムです。クラシック音楽や叙情的な旋律を取り入れつつ、凶暴なリフとテクニカルな展開が交錯する全7曲は、まさに壮絶なる音の叙事詩。メタルの限界を押し広げた本作は、芸術性と攻撃性の共存を体現する傑作といえるでしょう。

 

The Blackening(2007)

Machine Head - The Blackening(2007)

  1. Clenching The Fists Of Dissent
  2. Beautiful Mourning
  3. Aesthetics Pf Hate
  4. Now I Lay Thee Down
  5. Slanderous
  6. Halo
  7. Wolves
  8. A Farewell To Arms

21世紀メタルの到達点として多くのファンとメディアに高く評価された6thアルバム。重厚なグルーヴと鋭利なスラッシュリフ、そして10分超の大曲が織りなす構成美は、圧倒的なスケールで聴き手を呑み込みます。テクニカルでドラマティック、かつ感情を揺さぶるサウンドは、メタルの可能性を再定義したといえるでしょう。“The Blackening”はまさに、MACHINE HEADの頂点にして、メタルというジャンルの象徴です。

 

Through The Ashes Of Empires(2003)

Machine Head - Through The Ashes Of Empires(2003)

  1. Imperium
  2. Bite The Bullet
  3. Left Unfinished
  4. Elegy
  5. In The Presence Of My Enemies
  6. Days Turn Blue To Gray
  7. Vim
  8. All Falls Down
  9. Wipe The Tears
  10. Descend The Shades Of Night

MACHINE HEADが低迷期からの復活を遂げた決意のアルバム。原点回帰とも言える重量感あるリフと、内省的な歌詞が交錯する楽曲群は、激情と叙情のバランスに優れた構成美を見せます。ロブ・フリンのカリスマ性が光る本作は、MACHINE HEADが“自らを取り戻した”音の証明です。

 

Supercharger(2001)

Machine Head - Supercharger(2001)

  1. Declaration
  2. Bulldozer
  3. White-Knuckle Blackout !
  4. Crashing Around You
  5. Kick You When You’re Down
  6. Only The Names
  7. All In Your Head
  8. American High
  9. Brown Acid
  10. Nausea
  11. Blank Generation
  12. Trephination
  13. Deafening Silence
  14. Supercharger

MACHINE HEADがニューメタルの潮流に寄り添いながら、自らのサウンドを模索した異色作。ヘヴィなリフとラップ調のボーカル、エフェクトを多用した音作りは、バンドの本質と時代の狭間で揺れる葛藤を映し出しています。発売直後に9.11事件の影響でプロモーションが頓挫し、バンドも解散寸前に追い込まれましたが、本作には怒りと不安、そして再生への衝動が確かに刻まれています。

 

The Burning Red(1999)

Machine Head - The Burning Red(1999)

  1. Enter The Phoenix
  2. Desire To Fire
  3. Nothing Left
  4. The Blood, The Sweat, The Tears
  5. Solver
  6. From This Day
  7. Exhale The Vile
  8. Message In A Bottle(The Police cover)
  9. Devil With The King’s Card
  10. I Defy
  11. Five
  12. The Burning Red

MACHINE HEADが従来のグルーヴ・メタル路線から大きく舵を切った、挑戦的かつ感情的な3rdアルバムです。ラップ調のボーカルやクリーン歌唱、シンプルな構成が増え、当時は賛否を呼びましたが、今なお強い存在感を放っています。メタルの枠を超えようとしたこの作品は、時代を映す鏡であり、“変化”と“信念”の両立を模索した証です。“The Burning Red”は今も、メタルの可能性を問いかけ続けています。

 

The More Things Change…(1997)

Machine Head - The More Things Change...(1997)

  1. Ten Ton Hammer
  2. Take My Scars
  3. Struck A Nerve
  4. Down Ton None
  5. The Frontlines
  6. Spine
  7. Bay Of Pigs
  8. Violate
  9. Blistering
  10. Blood Of The Zodiac

デビュー作『Burn My Eyes』の衝撃を受け継ぎつつ、さらなる進化を遂げた2ndアルバムです。オープニングを飾る「Ten Ton Hammer」は、そのタイトル通りの圧倒的重量感で、バンドの姿勢を明確に提示します。デイヴ・マクレイン(Dave MacClain)<Dr>の加入によりリズム面が強化され、楽曲構成にも深みが増加。変わりゆく時代の中で、MACHINE HEADは“怒り”という信念を貫いたのです。

 

Burn My Eyes(1994)

Machine Head - Burn My Eyes(1994)

  1. Davidian
  2. Old
  3. A Thousand Lies
  4. None But My Own
  5. The Rage To Overcome
  6. Death Church
  7. A Nation On Fire
  8. Blood For Blood
  9. I’m Your God Now
  10. Real Eyes Realize Real Lies
  11. Block

MACHINE HEADの名を一気にシーンに轟かせた歴史的デビュー作です。アメリカ社会の混乱や暴力をテーマに、凶悪なグルーヴとメッセージ性の強い歌詞が融合した本作は、90年代メタルの転換点となりました。“Burn My Eyes”は、MACHINE HEADの原点にして、現代グルーヴメタルの礎を築いた不朽の名盤です。

 

いますぐ、アルバム収録曲を聴いてみる!

 

MACHINE HEAD(マシーン・ヘッド)とは?バンドを知るための3つのFAQ

Q1. MACHINE HEAD(マシーン・ヘッド)はどのようなジャンルのバンドですか?
A. MACHINE HEADは、グルーヴ・メタルとスラッシュ・メタルを軸にしたアメリカのヘヴィメタル・バンドです。作品によってはニュー・メタル、オルタナティヴ・メタル、プログレッシヴ・メタルの要素も取り入れています。

Q2. MACHINE HEAD(マシーン・ヘッド)の初心者におすすめのアルバムは何ですか?
A. 初期の重厚なサウンドを知りたい場合は『Burn My Eyes』(1994年)、バンドの最高傑作候補を聴きたい場合は『The Blackening』(2007年)がおすすめです。初期と後期のバランスが良い作品としては『Through the Ashes of Empires』(2003年)も聴きやすいです。

Q3.MACHINE HEAD(マシーン・ヘッド)は現在も活動していますか?
A. はい。MACHINE HEADは2026年現在も活動中です。ロブ・フリン<Vo,Gt>を中心にツアーやフェス出演を続けており、2025年には11作目のスタジオ・アルバム『UNATØNED』を発表しています。

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました