バンド紹介

SKILTRON（スキルトロン）は2004年、アルゼンチンのブエノスアイレスでエミリオ・ソウト（Emilio Souto）<Gt,Mandolin,Bouzouki>を中心に結成されたケルティック・フォーク/パワー・メタル・バンドです。バンド名のSKILTRONは、中世スコットランドの戦術「Schiltron（槍兵方陣）」に由来しており、歴史的な要素がバンドのテーマに深く結びついています。

SKILTRONの音楽は、伝統的なスコットランド音楽やケルティック・フォークの要素を重厚なパワーメタルサウンドと融合させたものです。バグパイプやティン・ホイッスルといった民族楽器を取り入れることで、勇壮でエピックな雰囲気を演出しています。歌詞は戦争や歴史、英雄的物語をテーマにしており、スコットランド文化への愛着が感じられます。

2006年にデビューアルバム『The Clans Have United』をリリース。このアルバムは、パワフルなリフと民族楽器の巧みな組み合わせによって高い評価を受け、特にヨーロッパのメタルファンから注目を集めました。2008年には2ndアルバム『Beheading The Liars』をリリースし、さらにバンドの評価を確立します。

バンドは結成当初アルゼンチンを拠点にしていましたが、2011年以降、メンバーが国際化し、活動の中心をヨーロッパに移しました。これにより、Wacken Open AirやBloodstock Open Airなどの著名なメタルフェスティバルにも出演するようになり、世界中でファンを獲得しました。

2013年にリリースされた『Into the Battleground』では、バンドのケルティック・フォークとパワーメタルの融合がさらに進化し、ファン層を広げました。2016年には『Legacy of Blood』をリリースし、洗練されたサウンドと力強いメロディで好評を博しました。

2023年、6thアルバム『Brudarach』をリリースし、再び注目を集めました。これまでに世界中でツアーを行い、ライブパフォーマンスでも高い評価を得ています。現在もヨーロッパを中心に活動を続け、フォークメタル界の代表的な存在として確固たる地位を築いています。

SKILTRONは、アルゼンチン出身でありながらヨーロッパのケルティック・フォークメタルの伝統を継承し、独自のスタイルを確立したユニークなバンドです。民族楽器とメタルの融合を追求し続ける姿勢は、多くのメタルファンを魅了し、今後のさらなる活躍が期待されます。

SKILTRONの音楽は、壮大な戦場に立つ戦士たちの物語を思わせるエピックな世界観を持ち、ケルティック・フォーク/パワーメタルのファンには必聴のバンドです。

バンドメンバー

【現メンバー】
エミリオ・ソウト（Emilio Souto） – Guitar/Mandolin/Bouzouki（2004～）
イグナシオ・ロペス（Ignacio Lopez） – Bass（2011～）
ペレグ・アル・バゴル（Pereg Ar Bagol） – Bagpipes/Tin Whistle（2014～）
マーティン・マクマナス（Martin McManus） – Vocal（2015～2021、2024～）
ヨーナス・ニスリン（Joonas Nislin） – Drums（2020～）

【過去メンバー】
フェルナンド・マーティ（Fernando Marty） – Bass（2004～2011）
マティアス・ペナ（Matias Pena） – Drums（2004～2020）
パブロ・アレン（Pablo Allen） – Bagpipes（2006～2011）、Tin Whistle（2008～2011）
ユアン・ジョセ・フォネス（Juan Jose Fornes） – Guitar（2006～2011）
ディエゴ・スピネリ（Diego Spinelli） – Tin Whistle/Irish Flute/Piccolo（2006～2008）
エステバン・ダントナ（Esteban D’antona） – Viola（2006～2007）
ディエゴ・バルデス（Diego Valdez） – Vocal（2006～2011）
パディオ・リバルディーニ（Pablo Ribaldine） – Vocal（2022～2024）