ABORTEDとは？ベルギー発ブルータル・デス・メタル・バンドの進化と狂気を解説！

バンド紹介
1. バンドメンバー
アルバムレビュー（最新アルバム順）
Retro Gore（2016）
The Necrotic Manifesto（2014）
Global Flattime（2012）
Strychnine.213（2008）
Slaughter & Apparatus: A Methodical Overture（2007）
The Archanic Abattoir（2005）
Goremageddon: The Saw And The Carnage Done（2003）
Engineering The Dead（2001）
The Purity Of Perversion（1999）

バンド紹介

ABORTED（アボーテッド）は、1995年にベルギーのウェヴェルヘムで結成されたブルータル・デス・メタル/グラインドコア・バンドです。創設者であり中心メンバーであるスヴェン・デ・カルウェ（Sven De Caluwe）<Vo>を軸に、過激で暴力的なサウンドとホラー映画から着想を得たグロテスクな世界観で知られています。

結成当初から、ABORTEDは激烈なデスメタルにグラインドコアの要素を取り入れたサウンドを特徴とし、1999年にデビューアルバム『The Purity of Perversion』をリリースしました。この作品は、その過激なリフと爆速ブラストビートでアンダーグラウンド・シーンに衝撃を与え、瞬く間に注目を集めました。

2000年代に入り、ABORTEDはアルバム『Goremageddon: The Saw and the Carnage Done』（2003）や『The Archaic Abattoir』（2005）などをリリースし、よりテクニカルで洗練されたデスメタルへと進化していきました。これらの作品は、彼らの代表作として世界中のデスメタル・ファンから高く評価されています。

ABORTEDは頻繁なメンバーチェンジを繰り返しながらも、スヴェンの主導のもと活動を継続。近年では『TerrorVision』（2018）や『ManiaCult』（2021）など、ブルータルさとメロディアスな要素を巧みに融合させたアルバムを発表し、デスメタルの新たな領域を開拓しています。

現在に至るまで、ABORTEDは世界各国のメタル・フェスティバルやツアーに積極的に参加し、その激烈なパフォーマンスで多くのファンを魅了し続けています。彼らはブルータル・デス・メタル界の重鎮として、今なおシーンの最前線で進化を続けています。

バンドメンバー

【現メンバー】
スヴェン・デ・カルウェ（Sven De Caluwe） – Vocal（1995～）
ケン・ベデネ（Ken Bedene） – Drums（2010～）
イアン・ジェケリス（Ian Jekelis） – Guitar（2015～）
ダニエル・マーニ・コンラッドソン（Daniel Mani Konráðsson） – Guitar（2022～）

【過去メンバー】
クーン・フェルストラーテ（Koen Verstraete） – Bass（1997～2002）
スティーヴン・ロギー（Steven Logie） – Drums（1997～1998）
ニーク・フェルストラーテ（Niek Vertraete） – Guitar（1997～2002）
フランク・ロソー（Frank Rosseau） – Drums（1998～2004）
クリストフ・ヘレマン（Christophe Herreman） – Guitar（1988～2000）
タイス・デ・クルート（Thijs De Cloedt） – Guitar（2001～2005）
フレデリック・ヴァンマッセンホーヴ（Frederic Vammassenhove） – Bass（2002～2006）
バート・フェルガート（Bart Vergaert） – Guitar（2002～2005）
ダーク・ヴェルビューレン（Dirk Verbeuren） – Drums（2004、2009）
ジル・ドゥルクルワ（Gilles Delecroix） – Drums（2004～2006）
オリヴィア・“ラジエル”・スセママ（Olivia “Raziel” Scemama） – Bass（2005～2006）
ステファン・スーテイランド（Stephane Souteyrand） – Guitar（2005～2006）
セバスチャン・“セブ・ピュロレーター”・トゥヴィ（Sebastian “Seb Purulator” Tuvi） – Guitar/Vocal（2005～2009）
ピーター・ゴーマエレ（Peter Goemaere） – Bass（2006～2007）、Guitar（2007～2009）
マティ・デュポン（Matty Dupont） – Guitar（2006～2007）
スヴェン・ヤンセンス（Sven Jansens） – Bass（2007～2009）
ダニエル・ウィルディング（Daniel Wilding） – Drums（2007～2009）
コール・マルティネス（Cole Martinez） – Bass（2009）
J.B.ファン・デル・ワル（J.B. Van Der Wal） -Bass（2009～2011、2012～2016）
ケン・ソーセロン（Ken Sorceron） – Guitar（2009～2011）
エラン・セガル（Eran Segal） – Guitar（2009～2012）
マイケル・ウィルソン（Michael Wilson） Guitar（2011～2012）
ダニー・タンカー（Danny Tunker） – Guitar（2012～2015）
メンデル・バイ・デ・レイ（Mendel Bij De Leij） – Guitar（2012～2019）
ステファノ・フランチェスキーニ（Stefano Franceschini） – Bass（2016～2023）
ハリソン・パトゥート（Harrison Patuto） – Guitar（2020～2021）