バンド紹介

AEON（イーオン）はスウェーデンで結成されたデス・メタル・バンドです。バンドは初期から、強烈なリフと冷酷なデス・メタルのスタイルを基調とし、独自のサウンドを確立していきました。

2001年、デモEP『Dark Order』をリリースし、地元や地下シーンで話題を集めます。このデモの評価をきっかけに、AEONはさらに勢いを増し、2005年にデビューアルバム『Bleeding the False』をリリース。この作品は、ブルータリティとテクニカルな要素を兼ね備え、カルト的な人気を博しました。

2007年に2ndアルバム『Rise to Dominate』を発表。このアルバムではさらに攻撃的で洗練されたサウンドを聴かせ、国際的なデス・メタル・シーンにおいて名を広めました。激しいリフワークと邪悪な雰囲気を持つ楽曲は、ディープなデス・メタル・ファンから高く評価されます。

2008年から2010年にかけては多くのライブ活動を行い、欧州ツアーやフェスティバルにも出演することで、さらなるファン層の拡大に成功しました。

2010年には3rdアルバム『Path of Fire』をリリース。この作品は前作を超える評価を得て、よりテクニカルでありながらも聴きやすいサウンドが特徴です。バンドのテーマは主に反キリスト教的な内容を扱っており、その過激な歌詞と攻撃的な楽曲スタイルはAEONのトレードマークとなっています。

2012年には4thアルバム『Aeons Black』をリリース。このアルバムはよりダークで重厚な雰囲気を持ち、バンドのキャリアを代表する作品の一つとされています。その後もバンドはツアーやライブを精力的に行い、デス・メタル・シーンの中で確固たる地位を築いていきました。

2021年には約9年ぶりとなる5thアルバム『God Ends Here』をリリース。このアルバムでは、従来のブルータリティを維持しつつも、よりダイナミックで深みのあるサウンドを展開し、多くのファンから好評を得ました。

Aeonの音楽性は、伝統的なデス・メタルのスタイルに加え、テクニカルな要素と邪悪な雰囲気を融合させたものです。影響を受けたバンドにはMORBID ANGELやDECIDEなど、アメリカのオールドスクール・デス・メタル・バンドが挙げられます。特にリフの構築や曲の展開において、これらのバンドの影響が色濃く反映されています。

歌詞は宗教批判や反キリスト教的なテーマが多く、これもまた彼らの音楽の重要な要素となっています。AEONは、過激なリリックと破壊的な音像でリスナーを圧倒し続ける存在です。

バンドメンバー

【現メンバー】
ゼブ・ニルソン（Zeb Nilsson） – Guitar/Vocal[backing]（1999～）
トミー・ダールストローム（Tommy Dahstrom） – Vocal（1999～）
ダニエル・ドリミ（Daniel Dlimi） – Guitar（2001～2013、2019～）
トニー・オストマン（Tony Ostman） – Bass（2013～）

【過去メンバー】
ヨハン・イェルム（Johan Hjelm） – Bass（1999～2005）
アルットゥ・マルッキ（Arttu Malkki） – Drums（1999～2002、2010～2013）
モーガン・ノルドバック（Morgan Nordbakk） – Guitar（1999～2001）
ニルス・フィエルストローム（Nils Fjellstrom） – Drums（2002～2010）
マックス・カールベルグ（Max Carlberg） – Bass（2005～2009）
ヴィクター・ブランド（Victor Brandt） – Bass（2009）
マーカス・エドヴァルドソン（Marcus Edvardsson） – Bass（2010～2013）
エミル・ヴィクステン（Emil Wiksten） – Drums（2013～2016）
ロニー・ビョルンストローム（Ronnie Bjornstrom） – Guitar（2014～2015）
ティモ・ハッキネン（Timo Hakkinen） – Drums（2019～2020）