CEMETERY SKYLINEとは?バンドの誕生背景とその影響
CEMETERY SKYLINE(セメタリー・スカイライン)は、北欧メタルシーンを代表する実力派メンバーが集結したスーパーグループです。このバンドは、DARK TRANQUILLITY、THE HALO EFFECTのミカエル・スタンネ<Vo>、INSOMNIUM、OMNIUM GATHERUMのマルクス・ヴァンハラ<Gt>、AMORPHISのサンテリ・カッリオ<Key>、DIMMU BORGIRのヴィクター・ブラント<Ba>、そして元SENTENCEDのヴェサ・ランタ<Dr>tという、各バンドで名を馳せたメンバー5人によって2024年に結成されました。
AMORPHISのサンテリ・カッリオがOMNIUM GATHERUMとツアー中にマルクス・ヴァンハラとの話の中で”いつか一緒に音楽を作れたらいいね”と話したことがきっかけとなり、その5年後2人が連絡を取り合い、各メンバーに連絡し結成されたのがCEMETERY SKYLINEです。
彼らの音楽スタイルは、北欧のメタルシーンで培った経験を活かしつつ、シンフォニック、ゴシック、メロディック・デス・メタルなど、さまざまな要素が交錯しています。そのサウンドと豪華なメンバーで、CEMETERY SKYLINEは北欧メタルファンの間で大きな注目を集めました。
CEMETERY SKYLINEの音楽は、サンテリ・カリオとマルクス・ヴァンハラがすべての作曲を手掛け、ミカエル・スタンネが完成された楽曲に歌詞を付けました。今後はヴィクター・ブラント、ヴェサ・ランタが曲作りに参加するかもとのことで、注目されています。
2024年の7月にフィンランドの「JOHN SMITH ROCK FESTIVAL」で初ライヴを行い、2025年はかなりのライヴがブッキングされており、そのライヴパフォーマンスに期待が高まっています。今後の活動にますます注目が集まる中、CEMETERY SKYLINEの音楽がどのように進化していくのか、楽しみなところです。
アルバムレビュー:CEMETERY SKYLINEの作品
Nordic Gothic(2024)
- Torn Away
- In Darkness
- Violent Storm
- Behind The Lie
- When Silence Speaks
- The Darkest Night
- Never Look Back
- The Coldest Heart
- Anomalie
- Alone Together
音楽の深淵へと誘う―CEMETERY SKYLINEが放つ壮大な『Nordic Gothic』の叙事詩
AMORPHIS、DARK TRANQUILLITY、INSOMNIUM、DIMMU BORGIR、SENTENCEDという北欧の精鋭集団によって結成されたスーパーグループのデビューアルバムは、北欧ゴシックメタルの新たな金字塔を打ち立てた作品です。アルバム全体に流れるテーマは「死」と「美」、そして「闇」に包まれた心の葛藤や「愛」。歌詞には深い哲学的な問いが込められ、暗黒の美学を感じさせる内容が多いです。ミカエル・スタンネの力強くも繊細なボーカルとギターとドラムが生み出す重厚なリズムセクションは、SISTERS OF MERCYやTYPE O NEGATIVEを彷彿とさせ、曲のダイナミズムをより一層引き立てています。このアルバムは、北欧メタルファンはもちろん、重厚で美しい音楽を愛する全てのリスナーにとって必聴の一枚です。
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