CRISIX（クリシックス）とは？スペイン発スラッシュ・メタルの暴走機関を解説！

CRISIXとは？オールドスクール×現代的攻撃性の融合
1. バンドメンバー
アルバム紹介：進化するサウンド＆成熟した攻撃性
1. Still Rising…Never Rest（2023）
Full HD（2022）
Crisix Sessions #1 – American Thrash（2019）
Against The Odds（2018）
From Blue To Black（2016）
Rise…Then Rest（2013）
The Menace（2011）

CRISIXとは？オールドスクール×現代的攻撃性の融合

CRISIX（クリシックス）は、スペイン・バルセロナ出身のスラッシュ・メタルバンドです。2008年に結成され、古き良き80年代スラッシュ・メタルの影響を色濃く受けつつ、現代的な攻撃性と独自のエネルギーを融合させたサウンドで、ヨーロッパを中心に高い評価を得ています。

CRISIXは当初、CRYSYSという名前で活動を開始しました。メンバーはバルセロナのメタル・シーンで出会った若きミュージシャンたちによって構成され、わずか1年でスピード感とテクニカルな演奏を武器に地元シーンで注目を集めました。2008年に「Martohell Metal Rumble national contest」で優勝し、2009年にはドイツの「Wacken Metal Battle Spain」で優勝を果たし、その名を全国に轟かせました。

その後、商標上の問題によりバンド名をCRISIXに変更。2011年、満を持してデビューアルバム『The Menace』をリリースしました。この作品は、オールドスクールなスラッシュ・リフと勢い溢れるシャウトが際立ち、瞬く間にヨーロッパ中のスラッシュ・ファンの心を掴みました。

CRISIXはその後も精力的にアルバムをリリースし、『Rise…Then Rest』（2013）、『From Blue to Black』（2016）といった作品を通じて、より重厚かつダイナミックなサウンドへと進化しました。また、ユーモアとエナジー溢れるライブ・パフォーマンスも彼らの大きな魅力であり、数々のフェスティバルやツアーを通じて国際的な知名度を高めていきました。

2018年には『Against the Odds』を発表し、より洗練されたプロダクションと、CRISIXらしいアグレッションを両立させた内容で、彼らの代表作のひとつとなりました。

2022年に最新アルバム『Full HD』をリリースし、スラッシュ・メタルの枠に留まらない多様なアプローチを披露しました。今や彼らは、スペインのみならずヨーロッパ・アメリカ・日本を含む世界中のメタル・ファンから支持される存在へと成長しています。

CRISIXは、過去のスラッシュ・メタルの伝統を受け継ぎながら、未来を切り開くスラッシュ・メタル・バンドであるといえるでしょう。

バンドメンバー

【現メンバー】
ハビ・カリオン（Javi Carrion） – Drums（2008～）
マルク・ブスケ（Marc Busque） – Guitar（2008～）
アルベルト・レケーナ（Albert Requena） – Guitar（2008～）
ジュリアン・バズ（Julian Baz） Vocal（2008～）
プラ・ヴィンセイロ（Pla Vinseiro） – Bass（2019～）

【過去メンバー】
マーク・トラス（Marc Torras） – Bass（2008～2013）
ダニ・ラミス（Dani Ramis） – Bass（2013～2019）