GODFLESH(ゴッドフレッシュ)とは?バンド結成から現在までの歴史
GODFLESH(ゴッドフレッシュ) イングランド・バーミンガム出身のインダストリアル・メタル・バンドで、1988年にジャスティン・ブロードリック(Justin Broadrick)<Vo,Gt,Programming>とG.C.グリーン(G.C. Green)<Ba>によって結成されました。重厚なギターリフと機械的なドラムマシンを融合させた革新的なサウンドで知られ、インダストリアル・メタルというジャンルの発展に大きな影響を与えた重要バンドです。
ジャスティン・ブロードリックは、NAPALM DEATHに在籍していた経験を持ち、より機械的で重厚な音楽を追求するためにGODFLESHを結成しました。バンドはドラムマシンを大胆に導入し、人間的なグルーヴを排した冷たいリズムと、ドゥームメタルにも通じる極端に重いギターサウンドを組み合わせることで、当時のメタルシーンには存在しなかった新しい音楽スタイルを提示しました。
1988年にはセルフタイトルのミニアルバム『Godflesh』を発売し、アンダーグラウンド・シーンで注目を集め。Earache Recordsと契約し制作された1989年発売ののデビューアルバム『Streetcleaner』は、機械的ビートと圧倒的な重低音リフを融合させた歴史的作品として高く評価され、現在でもインダストリアル・メタルの名盤として語り継がれています。
1992年の2ndアルバム『Pure』では反復的で重厚なリズムが強調され、バンドのサウンドはより極端な方向へ進化しました。1994年の3rdアルバム『Selfless』ではポストパンク的な要素や実験的なアプローチが取り入れられ、音楽の幅が広がり、これがメジャーデビューとなりました。さらに1996年の4thアルバム『Songs of Love and Hate』ではヒップホップ的なビートや電子音楽の要素を取り入れ、インダストリアル・メタルの枠を超えた独自のスタイルを確立しました。さらに、1999年の『Us and Them』ではドラムンベースなどの電子音楽の影響も感じられるサウンドを展開し、常に新しい音楽表現を追求する姿勢を示しています。
2001年には6thアルバム『Hymns』を発表します。この作品では従来のドラムマシンではなく実際のドラマーを採用し、サウンドに変化が見られました。しかしその後、G.C.グリーンの脱退などもあり、2002年にGODFLESHは解散し、ジャスティン・ブロードリックはJESUなどのプロジェクトに取り組みました。
長い沈黙の後、2009年に再結成を発表。2014年には復活作となるアルバム『A World Lit Only by Fire』をリリースし、初期作品を思わせる荒々しいヘヴィネスを取り戻した作品として高く評価されます。続く2017年の『Post Self』ではインダストリアル、ポストパンク、ノイズなどの要素を融合させ、より実験的で暗い世界観を展開しました。
2023年には9thアルバム『Purge』を発表します。この作品は1992年の『Pure』で提示されたコンセプトを現代的に再解釈したアルバムで、機械的なビートと重低音リフ、そしてヒップホップ的リズム感を融合したサウンドが特徴となっています。2024年には2014年のアルバムをダブ・スタイルで再構築したリミックス作品『A World Lit Only by Dub』が発表され、GODFLESHの実験的な音楽性をさらに広げる試みとして注目を集めました。
2025年にはヨーロッパを中心にライブ活動を行い、チェコのエクストリーム・メタル・フェスティバル「Obscene Extreme Festival」などに出演しました。またロンドンではダブ・リミックス作品を中心とした特別ライブ「In Dub」セットも披露されています。
GODFLESHの音楽は、ドゥームメタルのような重厚なリフ、機械的なドラムマシン、そしてノイズロックやポストパンクの陰鬱な雰囲気を融合させた独特のスタイルで知られています。その革新的なサウンドは多くのアーティストに影響を与え、インダストリアル・メタルだけでなくポストメタルやエクスペリメンタル・メタルの発展にも大きく貢献しました。
1988年の結成から30年以上を経た現在も、GODFLESHは極端なヘヴィネスと実験精神を併せ持つ唯一無二のバンドとして、メタル史の中で重要な存在であり続けています。
GODFLESHのバンドメンバーの変遷と現在のラインナップ
【現メンバー】
■ジャスティン・ブロードリック(Justin Broadrick) – Guitar/Vocal/Programming(1988~2002、2009~)
■G.C.グリーン(G.C. Green) – Bass(1988~2002、2009~)
【過去メンバー】
■ポール・ネヴィル(Paul Neville) – Guitar(1989~1991)
■ロバート・ハンプソン(Robert Hampson) – Guitar(1991~1992)
■ブレイン・マンティア(Brain Mantia) – Drums(1994~1996)
■テッド・パーソンズ(Ted Parsons) – Drums(1996~2002)
■ポール・レイヴン(Paul Raven) – Bass(2002)
アルバム紹介:NAPALM DEATHから生まれたインダストリアル・メタル革命
A World Lit Only By Dub(2024)

- Cursed by You All
- Dead Ending
- Life Given Life Taken
- Our Fathers in Heaven
- Towers
Purge(2023)

- Nero
- Land Lord
- Army of Non
- Lazarus Leper
- Permission
- The Father
- Mythology of Self
- You Are the Judge, the Jury, and the Executioner
Post Self(2017)

- Post Self
- Parasite
- No Body
- Mirror of Finite Light
- Be God
- The Cyclic End
- Pre Self
- Mortality Sorrow
- In Your Shadow
- The Infinite End
A World Lit Only By Fire(2014)

- New Dark Ages
- Deadend
- Shut Me Down
- Life Giver Life Taker
- Obeyed
- Curse Us All
- Carrion
- Imperator
- Towers of Emptiness
- Forgive Our Fathers
Hymns(2001)

- Defeated
- Deaf, Dumb & Blind
- Paralyzed
- Anthem
- Voidhead
- White Flag
- For Life
- Animals
- Vampires
- Antihuman
- Regal
- Jesu
Us And Them(1999)

- I, Me, Mine
- Us and Them
- Endgames
- Witchhunt
- Whose Truth Is Your Truth
- Defiled
- Bittersweet
- Nail
- Descent
- Control Freak
- The Internal
- Live to Lose
Songs Of Love And Hate(1996)

- Wake
- Sterile Prophet
- Circle of Shit
- Hunter
- Gift from Heaven
- Amoral
- Angel Domain
- Kingdom Come
- Time, Death and Wastefulness
- Frail
- Almost Heaven
Selfless(1994)

- Xnoybis
- Bigot
- Black Boned Angel
- Anything Is Mine
- Empyreal
- Crush My Soul
- Body Dome Light
- Toll
- Heartless
- Mantra
- Go Spread Your Wings
Pure(1992)

- Spite
- Mothra
- I Wasn’t Born to Follow
- Predominance
- Pure
- Monotremata
- Baby Blue Eyes
- Don’t Bring Me Flowers
Streetcleaner(1989)

- Like Rats
- Christbait Rising
- Pulp
- Dream Long Dead
- Head Dirt
- Devastator
- Mighty Trust Krusher
- Life Is Easy
- Streetcleaner
- Locust Furnace

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