KALMAH(カルマ)とは?バンドの結成から現在までの歩み
KALMAH(カルマ)は、1991年にフィンランド・オウル州プダスヤルヴィで結成されたメロディック・デス/パワー・メタル・バンドです。冷涼なメロディライン、高速ギターワーク、叙情性の高いキーボードが生み出す“北欧メロデス”の象徴的存在として、世界中のファンから支持されています。
1991年にペッカ・コッコ(Pekka Kokko)<Gt,Vo>とペトリ・サンカラ(Petri Sankala)<Dr>を中心に、ANCESTORを結成。初期はスピ―ド・メタルとスラッシュ・メタルを組み合わせたサウンドから、純粋なスラッシュ・メタルとなり、5本のデモを発表。しかしながらレーベル契約の話はなくバンドは解散してしまいます。バンド解散後、ほぼ間を置くことなくKALMAH(カルマ)を結成。この段階でバンドの音楽性はよりメロディック・デス・メタルにシフトチェンジし、後のスタイルの基盤が形成されました。
1999年、KALMAHとなって最初のデモ『Svieri Obraza』を発表。このデモがきっかけで2000年、Spinefarm Recordsの傘下のSpikefarm Recordsと契約し、デビューアルバム『Swamplord』を発売します。。高速ツインギター、冷たく美しいキーボード、攻撃的なデスボイスが融合したこの作品は、フィンランド・メロデスの新たな旗手として一気に注目を浴びました。
続く2ndアルバム『They Will Return』(2002)、3rdアルバム『Swampsong』(2003)では、スピード感と叙情性がさらに洗練され、ジャンル内で着実に存在感を拡大しました。特に『Swampsong』は“沼メロデス”という独自の世界観が確立した作品として高く評価されています。
2006年に発売された『The Black Waltz』は、KALMAHのサウンドにより重厚なグルーヴ感を取り入れた転機となる作品です。その後の『For the Revolution』(2008)、『12 Gauge』(2010)は、初期のスピード感と中期以降の重厚さを融合させた成熟期の作品で、ライブ映えする攻撃的な曲が多く収録されています。
2013年の『Seventh Swamphony』で、バンドはさらにメロディアスな方向へ回帰します。新加入のキーボーディストが参加したことで、初期の幻想的なサウンドと中期のヘヴィネスが絶妙に統合されました。
2018年には『Palo』を発売し、従来の叙情性を保ちながらも、よりクリアで現代的なプロダクションを取り入れています。2度目となる来日も果たし、一部のライヴでは初期の楽曲に限定した特別なセットリストが組まれ、メンバーによれば「もう二度とプレイすることはないだろう」といった曲も含まれていたと後にインタビューで語られました。
2019年からは新型コロナウイルス感染症の流行により活動が停滞していましたが、2023年新たにレーベルと契約し、バンド名を冠した『Kalmah』を発売。KALMAH節がさく裂した自信に満ち溢れたアルバムです。
1991年の結成から30年以上にわたり、KALMAHはフィンランド特有の哀愁メロディとテクニカルなデスメタルを融合させ、唯一無二のサウンドを築き上げてきました。高速ギター、壮大なキーボード、強烈なデスボイスが生み出す世界観は、メロデスの魅力を最も純粋に体現していると言えます。現在でもその影響力は衰えることなく、世界のメタルファンから“メロデス代表格”として愛され続けています。
KALMAHのバンドメンバーの変遷と現在のラインナップ
【現メンバー】
■アンティ・コッコ(Antti Kokko) – Guitar(1998~)
■ペッカ・コッコ(Pekka Kokko) – Guitar/Vocal(1998~)
■ティモ・レヘティネン(Timo Lehtinen) – Bass(2001~)
■ヤンネ・クスミン(Janne Kusmin) – Drums(2001~)
■ヴェリ-マッティ・カナネン(Veli-Matti Kananen) – Keyboard(2012~)
【過去メンバー】
■アルッティ・ヴェテライネン(Altti Veteläinen) – Drums(1991~2021)
■ペトリ・サンカラ(Petri Sankala) – Drums(1991~2021)
■パシ・ヒルトゥラ(Pasi Hiltula) – Guitar(1993~1999)
■アンティ-マッティ・タララ(Antti-Matti Talala) – Bass(1999~2008)
■マルコ・スネック(Marco Sneck) – Bass(2008~2013)
アルバム紹介:KALMAH(カルマ)は高速メロディと北欧叙情を体現する唯一無二の存在
Kalmah(2023)

- Hunted By Guilt
- Veil Of Sin
- Scarred By Sadness
- No Words Sad Enough
- Serve The Untrue
- Home Sweet Hell
- Tons Of Chaos
- Red And Black
- Taken Before Given
- Drifting In Dream
- Silent Sorrow
Palo(2018)

- Blood Red Cold
- The Evil Kin
- The World Of Rage
- Into The Black Marsh
- Take Me Away
- Paystreak
- Waiting In The Wings
- Through The Shallow Waters
- Erase And Diverge
- The Stalker
- Lovers On The Sun(DAVID GUETTA cover)
Seventh Swamphony(2013)

- Seventh Swamphony
- Deadfall
- Pikemaster
- Hollo
- Windlake Tale
- Wolves On The Throne
- Black Marten’s Trace
- The Trapper
12 Gauge(2010)

- Rust Never Sleeps
- One Of Fail
- Bullets Are Blind
- Swampwar
- Better Not To Tell
- Hook The Monster
- Godeye
- 12 Gauge
- Sacramentum
- Cold Sweat(THIN LIZZY cover)
For The Revolution(2008)

- For The Revolution
- Dead Man’s Shadow
- Holy Symphony Of War
- Wings Of Blackening
- Ready For Salvation
- Towards The Sky
- Outremer
- Coward
- Like A Slave
The Black Waltz(2006)

- Defeat
- Bitter Metallic Side
- Time Takes Us All
- To The Gallows
- Svieri Doroga
- The Black Waltz
- Withe Terminal Intensity
- Man Of The King
- The Groan Of Wind
- Mindrust
- One From The Stands
Swampsong(2003)

- Heroes To Us
- Burbot’s Revenge
- Cloned Insanity
- The Third, The Magical
- Bird Of Ill Omen
- Doubful About It All
- Tordah
- Man With Mystery
- Moon Of My Nights
They Will Return(2002)

- Hollow Heart
- Swamphell
- Principle Hero
- Human Fates
- They Will Return
- Kill The Idealist
- The Blind Leader
- My Naticon
- Skin O’ My Teeth(MEGADETH cover)
Swamplord(2000)

- Evil In You
- Withering Away
- Heritance Of Berija
- Black Roija
- Dance Of The Water
- Hades
- Alteration
- Using The Word


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