RED FANG(レッド・ファング)とは?アメリカ・ポートランド発ストーナー・メタルの最重要バンド

RED FANG(レッド・ファング)
RED FANG(レッド・ファング)

RED FANG(レッド・ファング)とは?バンド結成から現在までの歴史

RED FANG(レッド・ファング)は、アメリカ合衆国オレゴン州ポートランドで結成されたストーナー・メタル/ストーナー・ロック・バンドです。重厚なギターリフ、グルーヴ感の強いサウンド、そしてユーモアに満ちたミュージックビデオで知られ、2000年代以降のアメリカン・ストーナー・ロック・シーンを代表する存在として高い評価を得ています。

バンドは2005年に、マウリス・ブライアン・ガイルズ(Maurice Bryan Giles)<Gt,Vo>、アーロン・ビーム(Aaron Beam)<Ba,Vo>、ジョン・シャーマン(John Sherman)<Dr>、デヴィッド・サリヴァン(David Sullivan)<Gt,Vo>というラインナップでスタートしました。メンバーはそれ以前にポートランド周辺のアンダーグラウンド・ロック/メタル・シーンで活動していたミュージシャンであり、その経験を活かして重厚なストーナー・サウンドを構築していきます。

結成後、RED FANGはポートランドのライブハウスやアメリカ西海岸のクラブで精力的に活動を開始。2007年にEPを自主制作で発売し、2008年にWantage USA Recordsと契約し、2009年にはデビューアルバム『Red Fang』を発売しました。この作品は、ドゥームやストーナー・ロックの影響を受けたヘヴィなリフと、キャッチーなロックの要素を融合させたサウンドが特徴です。地下シーンで高い評価を受け、RED FANGの名前がストーナー・ロック・ファンの間で知られるきっかけとなりました。

その後、Relapse Recordsと契約し、2011年には2ndアルバム『Murder the Mountains』を発売。この作品はバンドの知名度を一気に高めた重要なアルバムです。特に「Wires」のミュージックビデオはユーモラスな内容と強烈な楽曲で話題となり、YouTubeなどを通じて世界的に拡散されました。このアルバムの成功により、CROWBERHELMETと共演し、バンドはアメリカ国内だけでなくヨーロッパのフェスティバルにも出演するようになり、国際的な人気を獲得していきます。

2013年には3rdアルバム『Whales and Leeches』を発売しました。よりヘヴィで攻撃的なサウンドが特徴の作品で、ストーナー・メタルとハードロックの要素をさらに強化した内容となっています。このアルバムはビルボードのトップ200で66位を記録し、RED FANGがメジャー・シーンでも存在感を示す結果となりました。

その後OPETHIN FLAMESの北米ツアーのオープニングを務め、2016年には4thアルバム『Only Ghosts』を発表します。プロデューサーには著名なエンジニア、ロス・ロビンソンが参加し、これまで以上に重厚でダイナミックなサウンドが展開されています。作品は批評家から高く評価され、バンドは北米やヨーロッパを中心に大規模なツアーを行いました。

2021年には約5年ぶりとなる5thアルバム『Arrows』を発売。この作品では、ストーナー・ロックの伝統的なグルーヴを保ちながらも、よりメロディックで洗練された楽曲が多く収録されています。アルバム収録曲「Arrows」「Why」「Funeral Coach」などのミュージックビデオも公開され、RED FANGらしいユーモアのある映像が話題となりました。

2022年以降は北米を中心にライヴ活動を継続し、2023年にはCLUTCHDINOSAUR JR.などヘヴィ・ロック系のバンドと共演し、2024年はヨーロッパを中心としたツアーを行い、Wacken Open AirやBrutal Assaultなどのフェスに参加しました。

RED FANGの魅力は、BLACK SABBATHに代表されるクラシックなヘヴィロックの流れを受け継ぎながら、パンク的な勢いとストーナー・ロック特有のグルーヴを融合させている点にあります。2000年代以降のアメリカン・ストーナー・ロックを語るうえで、欠かすことのできない重要バンドで、また、ユーモアを交えたミュージックビデオや親しみやすいキャラクターも人気の理由です。ポートランドの地下シーンから世界的なストーナー・メタル・バンドへと成長した彼らの歩みは、現代のヘヴィロック・シーンにおける成功例として今後も語り継がれていくでしょう。

 

RED FANGの現在のラインナップ

【現メンバー】
■マウリス・ブライアン・ガイルズ(Maurice Bryan Giles) – Guitar/Vocal(2005~)
■アーロン・ビーム(Aaron Beam) – Bass/Vocal(2005~)
■デヴィッド・サリヴァン(David Sullivan) – Guitar/Vocal(2005~)
■ジョン・シャーマン(John Sherman) – Drums(2005~)

 

アルバム紹介:ポートランドのストーナー・ロック・シーンを代表するバンド

Arrows(2021)

Red Fang - Arrows(2021)

  1. Take It Back
  2. Unreal Estate
  3. Arrows
  4. My Disaster
  5. Two High
  6. Anodyne
  7. Interop-Mod
  8. Fonzi Scheme
  9. Days Collide
  10. Rabbits in Hives
  11. Why
  12. Dr. Owl
  13. Funeral Coach

 

Only Ghosts(2016)

Red Fang - Only Ghosts(2016)

  1. Flies
  2. Cut It Short
  3. Flames
  4. No Air
  5. Shadows
  6. Not for You
  7. The Smell of the Sound
  8. The Deep
  9. I Am a Ghost
  10. Living in Lye

 

Whales And Leeches(2013)

Red Fang - Whales And Leeches(2013)

  1. DOEN
  2. Blood like Cream
  3. No Hope
  4. Crows in Swine
  5. Voices of the Dead
  6. Behind the Light
  7. Dawn Rising
  8. Failure
  9. 1516
  10. This Animal
  11. Every Little Twist

 

Murder The Mountains(2011)

Red Fang - Murder The Mountains(2011)

  1. Malverde
  2. Wires
  3. Hank Is Dead
  4. Dirt Wizard
  5. Throw Up
  6. Painted Parade
  7. Number Thirteen
  8. Into the Eye
  9. The Undertow
  10. Human Herd

 

Red Fang(2008)

Red Fang - Red Fang(2008)

  1. Prehistoric Dog
  2. Reverse Thunder
  3. Night Destroyer
  4. Suicide (DUST cover)
  5. Humans Remain Human Remains
  6. Bird on Fire
  7. Wings of Fang
  8. Sharks
  9. Whales and Leeches
  10. Witness
  11. Good to Die

 

 

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