バンド紹介

BLOODBATH（ブラッドバス）は、スウェーデン出身のデス・メタル・バンドです。オールドスクールなデス・メタルのスタイルを継承しながらも、メンバーの卓越した技術とソングライティングによって、シーンの中で確固たる地位を築いています。

バンドは1998年にスウェーデンのストックホルムで、OPETHのミカエル・オーカーフェルト（Mikae Akerfeldt）<Vo>、KATATONIAのヨナス・レンクセ（Jonas Renkse）<Ba>とアンダース・ニーストロム（Anders Nystrom）<Gt>、EDGE OF SANITYのダン・スワノ（Dan Swano）<Dr>が中心となり結成されました。メンバーはそれぞれ異なるバンドで活躍していましたが、純粋なオールドスクール・デス・メタルをプレイするスーパープロジェクトとしてBLOODBATHを始動させました。

1999年にデビューEP 『Breeding Death』を発表し、ENTOMBEDやGRAVEなどのスウェディッシュ・デス・メタルから影響を受けたブルータルなサウンドが話題となり、2002年には1stアルバム『Resurrection Through Carnage』をリリースし、デスメタル・ファンの間で高く評価されました。

2004年には、メインバンドのOPETHに専念するためミカエル・オーカーフェルトが脱退し、新たにHYPOCRISYのピーター・テクレン（Peter Tagtgren）<Vo>が加入しました。同年、2ndアルバム『Nightmares Made Flesh』をリリースし、よりアグレッシブで洗練されたサウンドを展開しました。このアルバムには、現HELLBUTCHERのマーティン・アクセンロット（Martin Axenrot）<Dr>も参加しており、後に正式メンバーとなります。

2005年、ピーター・テクレンが脱退し、バンドは一時的に活動を休止しましたが、2008年にミカエル・オーカーフェルトが復帰し、3rdアルバム『The Fathomless Mastery』を発表しました。これにより、BLOODBATHの名は再びデスメタル・シーンで注目を集めました。

2014年、ミカエル・オーカーフェルトが再びバンドを離れ、PARADISE LOSTのニック・ホルムズ（Nick Holmes）<Vo>が加入しました。彼が参加した4thアルバム『Grand Morbid Funeral』では、初期のデス・メタルにさらにドゥーム的な要素を加えたサウンドを展開しました。

2018年には5thアルバム『The Arrow of Satan is Drawn』をリリースし、スラッシュメタルやブラックメタル的な要素も取り入れ、バンドの音楽性を進化。2022年には6thアルバム『Survival of the Sickest』を発表し、さらにブルータルで攻撃的なサウンドを追求しています。

現在もBLOODBATHは、世界中のデス・メタル・フェスやツアーで活動を続けており、オールドスクール・デス・メタルの代表的なバンドのひとつとして高く評価されています。