バンド紹介

DISARMONIA MUNDI（ディサルモニア・ムンディ）は、イタリア出身のメロディック・デス・メタル/グルーヴ・メタル・バンドです。スウェーデンのメロディック・デス・メタルに影響を受けつつ、独自のモダンなアプローチを加えたサウンドで知られています。

バンドは1999年にイタリアのアレッサンドリアで結成されました。中心メンバーは、マルチインストゥルメンタリストであるエットレ・リゴッティ（Ettore Rigotti）です。彼はギター、ドラム、ベース、キーボードをこなすだけでなく、バンドのプロデュースも担当し、DISARMONIA MUNDIの音楽的方向性を決定づける重要な人物となりました。

2001年にデビュー・アルバム『Nebularium』をリリースしました。このアルバムはバンドが完全自主制作したもので、テクニカルなギターリフと独特のクリーン・ボーカルを取り入れたサウンドが特徴です。

2004年、バンドはスウェーデンのメロディック・デス・メタル・バンド、SOILWORKのビョーン・“スピード”・ストリッド（Björn “Speed” Strid）<Vo>をゲストとして迎え、2ndアルバム『Fragments of D-Generation』をリリースしました。このアルバムは、スウェーデンのメロデスを彷彿とさせる攻撃的なサウンドと、クリーンボーカルを活かしたキャッチーなメロディが融合した作品となり、バンドの知名度を大きく向上させました。ビョーン・“スピード”・ストリッド（Björn “Speed” Strid）<Vo>は、2ndアルバムから2025年に発売された最新作6thアルバムまでゲストヴォーカルで参加しています。

2006年には3rdアルバム『Mind Tricks』を発表。プロダクション面でも大きな進化を遂げ、よりモダンで洗練されたサウンドに仕上がっています。2011年には4thアルバム『The Isolation Game』をリリースし、さらにメロディックでグルーヴ感のあるサウンドを強化しました。2015年には5thアルバム『Cold Inferno』をリリースし、引き続きメロディック・デス・メタルのエッセンスとモダンなアプローチを融合させた音楽性を維持しています。

前作から10年が経過し発売された2025年の『The Dormant Stranger』では、前作からの間隔を感じさせられない、持ち味のメロディ感覚と現代風サウンドが融合したバンドらしさが全面に押し出された作品です。

DISARMONIA MUNDIは、イタリアのメロディック・デス・メタル・シーンにおいて独自の立ち位置を確立し、スウェーデンのメロデス・スタイルを継承しつつも、モダンなプロダクションとキャッチーなメロディを融合させたサウンドで人気を博しています。バンドの中心メンバーであるエットレ・リゴッティの多才な音楽性と、SOILWORKのビョーン・“スピード”・ストリッド（Björn “Speed” Strid）<Vo>の協力によって、国際的にも評価を受ける存在となっています。