MOON SAFARI（ムーン・サファリ）とは？北欧プログレ界の至宝を解説！

MOON SAFARI（ムーン・サファリ）とは？｜スウェーデン発・新世代プログレッシヴ・ロック・バンドの魅力
1. MOON SAFARIのバンド構成
MOON SAFARIのアルバム紹介：北欧らしさと70年代プログレの融合

MOON SAFARI（ムーン・サファリ）とは？｜スウェーデン発・新世代プログレッシヴ・ロック・バンドの魅力

MOON SAFARI（ムーン・サファリ）は、2003年にスウェーデン北部のスケレフテオーで結成されたプログレッシヴ・ロック・バンドです。叙情的なメロディと緻密なアレンジ、多重のヴォーカル・ハーモニーを特徴とし、クラシカルかつメロディアスなサウンドで世界中のプログレファンから高い評価を受けています。

バンドの中心人物は、サイモン・オーケソン（Simon Åkesson）<Vo,Key>とペター・サンドストローム（Petter Sandström）<Vo,Gt,Harmonica>で、結成当初からメロディの美しさを核にした楽曲制作を展開してきました。彼らの音楽性は、YES、GENESIS、THE FLOWER KINGSなどの影響を色濃く受けながらも、北欧らしい叙情性と透明感を兼ね備えています。

2005年にデビューアルバム『A Doorway to Summer』をリリースし、その高品質な楽曲とコーラスワークでプログレ界に衝撃を与えました。続く2008年の2ndアルバム『Blomljud（ブロムリュッド）』は、2枚組の大作としてさらに多くのリスナーを魅了し、MOON SAFARIの代表作として今なお愛されています。

2010年に『Lover’s End』、2013年に『Himlabacken Vol.1』、2023年に『Himlabacken Vol.2』と発表し、メロディアスでドラマティックなサウンドを進化させてきました。また、北欧をはじめとする欧州各地のプログレフェスティバルにも出演し、ライブバンドとしての実力も高く評価されています。

MOON SAFARIの音楽は、プログレッシヴ・ロックの複雑さと、ポップス的な親しみやすさを融合させたユニークな存在です。特に5人以上のメンバーによる分厚いヴォーカル・アンサンブルは他に類を見ず、世界中のファンに感動を与え続けています。現代プログレッシヴ・ロックの中でもとりわけメロディックで叙情的な世界観を築き上げた、まさに「北欧プログレ界の至宝」と呼ぶにふさわしいバンドです。

MOON SAFARIのバンド構成

【現メンバー】
サイモン・オーケソン（Simon Åkesson） – Vocal/Keyboard（2003～）
ミカエル・イスラエルソン（Mikael Israelsson） – Drums/Percussion/Keyboard（2015～）
ペター・サンドストローム（Petter Sandström） – Vocal/Acoustic Guitar/Harmonica（2003～）
ヨハン・ウェスタールンド（Johan Westerlund） – Bass（2003～）
ポンタス・オーケソン（Pontus Åkesson） – Guitar（2005～）

【過去メンバー】
アンソン・ヨハンソン（Anthon Johansson） – Guitar（2003～2005）
トビアス・ラングレン（Tobias Lundgren） – Drums/Percussion（2003～2015）
セバスチャン・オーケソン（Sebastian Åkesson） – Keyboard/Guitar（2008～2023）