バンド紹介

BARREN EARTH（バレン・アース）は、2007年にフィンランドのヘルシンキで結成されたプログレッシヴ・デス/ドゥーム・メタル・バンドです。このバンドは、フィンランドのメタルシーンで活躍するベテランミュージシャンたちが集まり、オールドスクールなデス・メタルとドゥーム・メタルの要素をプログレッシヴなアプローチで融合させたサウンドを目指してスタートしました。結成当初からメンバーの高い音楽性が注目を集め、すぐにフィンランド国内外で話題となりました。

2009年には、デビューEP「Our Twilight」をリリース。この作品は、メロディアスで壮大な雰囲気と重厚なデス・メタルの融合が評価され、バンドの方向性を確立しました。同年、ヨーロッパの主要メタルフェスティバルでライブを行い、注目を集めます。

2010年にリリースされたデビューアルバム『Curse of the Red River』は、フィンランドの伝統的なメタルサウンドに加え、70年代のプログレッシヴ・ロックの影響を反映した作品です。OPETHやKATATONIAに影響を受けた複雑な楽曲構成と、ヘヴィかつメランコリックなサウンドが特徴で、多くの批評家から高評価を受けました。このアルバムにより、BARREN EARTHは新たなプログレッシヴ・デス/ドゥーム・メタルの旗手としての地位を確立しました。

2012年に発表された2ndアルバム『The Devil’s Resolve』では、より大胆で実験的な要素を取り入れ、サウンドスケープがさらに広がりました。フォークやクラシック音楽の要素を取り入れた楽曲が特徴で、彼らの音楽的な野心が感じられる作品となっています。このアルバムも多くのファンや批評家に支持され、ヨーロッパと北米を中心にツアーを展開しました。

2015年、3rdアルバム『On Lonely Towers』がリリースされました。このアルバムでは、新メンバーにアイスランド出身のヨン・アルダラ（Jon Aldara）<Vo>を迎え入れ、新たなダイナミズムが生まれました。アルバムは、さらにダークで壮大なサウンドへと進化しており、リスナーに深い印象を与えました。

2018年には4thアルバム『A Complex of Cages』をリリース。バンドのプログレッシヴな要素がさらに前面に押し出され、複雑で多層的な楽曲構成が特徴となっています。この時期、バンドは世界中のフェスティバルに出演し、ファンベースを拡大しました。

2020年代以降もBARREN EARTHは活動を続けており、次のアルバム制作やライブ活動に取り組んでいます。彼らの音楽は、フィンランドのメタルシーンにおける革新性を体現しており、ヘヴィさと美しさを兼ね備えたユニークなスタイルで今後も多くのリスナーを魅了していくことでしょう。

BARREN EARTHの音楽は、メタルファンだけでなく、プログレッシヴ・ロックやダークな音楽を好むリスナーにも幅広く支持されています。

バンドメンバー

【現メンバー】
オーリ・ペッカ・ライネ（Eddie Billy） – Bass/Vocal[backing]（2007～）
マルコ・タルヴォネン（Marko Tarvonen） – Drums（2007～）
ヤンネ・ペルッティラ（Janne Perttila） – Guitar/Vocal[backing]（2007～）
サミ・ユリ＝シルニオ（Sami Yli-Sirnio） – Guitar/Vocal[backing]（2007～）
ヨン・アルドラ（Jon Aldara） – Vocal（2014～）
アンティ・ミリネン（Antti Myllynen） – Keyboard（2017～）

【過去メンバー】
キャスパー・マーテンソン（Kasper Martenson） – Keyboard/Vocal[backing]（2007～2017）
ミッコ・コタマキ（Mikko Kotamai） – Vocal（2007～2013）