DESTRUCTION（Germany・ドイツ）

バンド紹介

DESTRUCTION（デストラクション）は、1982年にドイツ・バーデン＝ヴュルテンベルク州のロール・アム・マインで結成されたスラッシュ・メタル・バンドです。KREATOR、SODOMと並び、ドイツスラッシュメタル三大バンドの一角を担い、世界のスラッシュメタルシーンに多大な影響を与えてきました。

結成当初はKNIGHT OF DEMONというバンド名で活動していましたが、間もなくDESTRUCTIONに改名。1984年にはデビューEP『Sentence of Death』をリリースし、その過激でアグレッシブな音楽性がスラッシュメタルファンの間で話題となります。

1985年にはデビューアルバム『Infernal Overkill』を発表。凶暴なギターリフ、突進力あふれるスピード、シュミーア（Schmier）<Ba,Vo>の特徴的なハイトーンヴォーカルが特徴で、ドイツ発スラッシュメタルバンドの代表作として高い評価を獲得しました。

しかし1989年、バンドはメンバー間の対立からシュミーアが脱退。一時期は実験的な音楽性にシフトし、ファンの間でも賛否が分かれました。その後、1999年にシュミーアが復帰し、アルバム『All Hell Breaks Loose』で原点回帰を果たします。この復活劇により、DESTRUCTIONは再びスラッシュメタルの第一線へと返り咲きました。

以降も精力的に活動を続け、2019年には29年ぶりに4人体制となり、2022年には通算15枚目となる『Diabolical』をリリース。世界各地でツアーを行いながら、2025年には16thアルバム『Birth Of Malice』を発売。攻撃的かつクラシックなスラッシュメタルを貫き続けています。

DESTRUCTIONはその一貫したスラッシュスタイルと、40年以上にわたる活動を通じて、今なお多くのメタルファンから支持されています。ドイツスラッシュメタルを語る上で欠かせない存在です。

バンドメンバー

【現メンバー】
シュミーア（Marcel Schmier） – Bass（1983～1989、1999～）/ Vocal（1984～1989、1999～）
ランディ・ブラック（Randy Black） – Drums（2018～）
ダミール・エスキッチ（Damir Eskic） – Guitar（2019～）
マーティン・フュリア（Martin Furia） – Guitar（2021～）

【過去メンバー】
トミー・サンドマン（Tommy Sandmann） – Drums（1983～1986）
マイケル・”マイク”・シフリンガー（Michael “Mike” Sifringer） – Guitar（1983～2021）
ウルフ・キューネ（Ulf Kuhne） – Vocal（1983～1984）
ハリー・ウィルケンス（Harry Wilkens） – Guitar（1986～1990）
オリバー・”オリー”・カイザー（Oliver “Olly” Kaiser） – Drums（1987～1999）
アンドレ・グリーダー（Andre Grieder） – Vocal（1989～1990）
マイケル・ピラニオ（Michael Piranio） – Guitar（1983～1998）
トーマス・ローゼンマーケル（Thomas Rosenmerkel） – Vocal（1983～1998）
クリスチャン・エングラー（Christian Engler） – Bass（1994～1998）
スヴェン・ヴォーマン（Sven Vormann） – Drums（1999～2001）
マーク・”スピーディ”・レイン（Marc “Speedy” Reign） – Drums（2002～2010）
ヴァーヴェル（Wawrzyniec “Vaaver” Dramowicz） – Drums（2010～2018）