DOOM(ドゥーム)は、日本の東京で結成されたプログレッシヴ・スラッシュ・メタル/アヴァンギャルド・メタル・バンドです。スラッシュ・メタルの攻撃性を基盤としながら、プログレッシヴ・ロック、ジャズ、ハードコア・パンク、ブルースなどの要素を大胆に取り入れた独創的な音楽性で知られています。複雑な変拍子、不規則なリズム展開、不協和音を多用したギター、うねるようなフレットレス・ベースを融合させたサウンドは、日本のヘヴィ・メタル・シーンでも極めて異質な存在です。
DOOM(ドゥーム)とは?バンドの基本情報
| バンド名 | DOOM(ドゥーム) |
|---|---|
| 出身地 | 日本・東京(Japan, Tokyo) |
| ジャンル | プログレッシヴスラッシュメタル/アヴァンギャルドメタル |
| 結成年 | 1985年 |
| レーベル | 13th Real Recordings/Ape Bros/Alzhelmer/Invitation/Explosion Records |
| 公式ページ | https://doom-real.com/ |
| https://www.instagram.com/doom_japan/ | |
| https://www.facebook.com/official.doom.real/ | |
| X(旧:Twitter) | https://x.com/official_doom |
DOOM(ドゥーム)とは?サウンドと特徴を解説
DOOM(ドゥーム)の最大の魅力は、スラッシュ・メタルの攻撃性に、プログレッシヴ・ロック、ジャズ、ハードコア・パンクなどの要素を融合させた、独創的なアヴァンギャルド・メタル・サウンドです。複雑な変拍子、不協和音を多用したギター・リフ、フレットレス・ベースによる変幻自在の演奏が、唯一無二の世界観を生み出しています。
・ジャズの要素を取り入れた変拍子と予測不能なリズム展開
・諸田コウ<Ba>のフレットレス・ベースによる独創的なベース・ライン
・不協和音を駆使したギターと実験精神あふれるアヴァンギャルドな音楽性
初期は高速スラッシュ・メタルを基盤とした攻撃的なサウンドで注目を集め、次第にジャズ、インダストリアル、サイケデリック・ロックなどの要素を取り入れた実験的な音楽性へと進化していきました。特に藤田タカシ<Vo,Gt>の変則的なギター・ワークと、故・諸田コウ<Ba>の技巧的なフレットレス・ベースは、DOOMのサウンドを象徴する重要な要素です。日本のスラッシュ・メタル・ファンはもちろん、複雑な楽曲構成を好むプログレッシヴ・メタルや、前衛的なアヴァンギャルド・ロックのファンにもおすすめのバンドです。
DOOM(ドゥーム)のバンドメンバーの変遷と現在のラインナップ
【現メンバー】
■藤田タカシ(Fujita Takashi) – Vocal/Guitar(1985~2000、2014~)
■Pazz – Drums(1999~2000、2014~)
■アベユキヤ(Yukiya Abe) – Bass(2019~)
【過去メンバー】
■諸田コウ(Morota Koh) – Bass(1985~1994)
■広川錠一(Hirokawa Jouichi) – Drums(1985~1990)
■千葉政己(Chiba Masami) – Bass(1994~2000)
■古平崇敏(Kodaira Takatoshi) – Bass(2014~2019)
DOOM(ドゥーム):バンド結成から現在までの歴史
日本の首都、東京で藤田タカシ<Vo,Gt>と諸田コウ<Ba>を中心にバンド結成。
デビューEP『Go Mad Yourself!』を発売。
デビューアルバム『No More Pain』を発売。同年にはオムニバスアルバム『Skull Thrash Zone Volume Ⅰ』にX JAPAN、JURASSIC JADE、ROSE ROSEなどと参加し、注目を集める。
2ndアルバム『Complicated Mind』を発売。メジャーデビューを果たし、アメリカ・ニューヨークなどでライヴを行い、海外進出を果たす。
3rdアルバム『Incompetent …』を発売。アメリカ東海岸でのツアーを行う。その後、元GASTUNKのPAZZ<Dr>が加入。
4thアルバム『Human Noise』を発売。
5thアルバム『Doom VI – Illegal Soul』を発売。
諸田コウ<Ba>が脱退し、千葉政己<Ba>が加入。
6thアルバム『Where Your Life Lies!?』を発売。
バンド活動休止。
藤田タカシ<Vo,Gt>、PAZZ<Dr>、元CASBAHの古平崇敏<Ba>の3人編成で再始動。
17年ぶりの7thアルバム『Still Can’t The Dead』を発売。
古平崇敏<Ba>が脱退し、アベユキヤ<Ba>が加入。
8thアルバム『Apocalypse』を発売。
DOOM(ドゥーム)のアルバム紹介:日本のアヴァンギャルド・メタルを切り拓いた伝説的バンド
※リンクされた曲名をクリックすると、バンド、レーベル公式ページの動画を観ることができます♪
Apocalypse(2025)

- Walk
- Know Your Enemy
- Smash It Down
- Catreana
- Hate Memory
- Leave It Alone
- War Daddy
- Freeze
- Redrum
- Apocalypse
藤田タカシ<Vo,Gt>、PAZZ<Dr>、アベユキヤ<Ba>の3人によって制作され、DOOMの実験的な音楽性を現代に提示する8thアルバム。収録曲には「Know Your Enemy」「Smash It Down」「War Daddy」「Apocalypse」などがあり、重厚なギター・リフ、フレットレス・ベースによる独特のグルーヴ、複雑なドラミングが絡み合い、初期から続くアヴァンギャルドな世界観を継承しています。
Still Can’t The Dead(2016)

- Introduce 99s Life… Getting Lies
- All Your Fears
- The Folly and Splice
- Still Can’t the Dead
- Siesta…
- Which One…!?
- All That Is Gone
- Ibiza
- Never Seen… the God
長期間の活動休止を経て、藤田タカシ<Vo,Gt>を中心に新ラインナップで制作された7thアルバム。初期DOOMの複雑なリズムとアヴァンギャルドな音楽性を受け継ぎながら、より重厚で現代的なサウンドを展開。藤田タカシ<Vo,Gt>の独特なギターとヴォーカル、PAZZ<Dr>のパワフルなドラミング、古平崇敏<Ba>のうねるようなベースが融合し、長い活動休止を感じさせない緊張感に満ちた作品です。
Where Your Life Lies!?(1999)

- No Mean
- Not Feel
- It’s Wrong
- Wish
- What They Have Done!?
- Tell Me Where Your Life Lies
- To Follow Me
1994年に病気療養のため脱退した諸田コウ<Ba>が1999年に死去。その年に、インダストリアルユニット、DEF.MASTERのyu-miとコラボした実験作。従来のテクニカルなスラッシュ・メタルから大きく方向転換し、インダストリアル・メタル、エレクトロニクス、アヴァンギャルド・ロックを融合させた作品になりました。
Doom VI – Illegal Soul(1992)

- I’m Real
- Deliver Me from Reasons Why?
- Blood on the Rise
- 水葬
- Those Who Race Toward Death
- Can’t Turn Back!!?
- We Shall Miss Nothing (Killing Field II)
- Gotta Love Yourself!
- Dead Soul
プログレッシヴな楽曲構成とアヴァンギャルドな表現をさらに発展させ、独自の音楽性を追求した5thアルバム。不規則なリズム、複雑なベース・ライン、感情をむき出しにしたヴォーカルが組み合わさり、DOOMならではの混沌とした世界観を作り上げています。
Human Noise(1991)

- Naked a Lunatic
- A Day of the Holocoust
- The Stupid Man
- No Free
- Lyrics
- No Way Out
- To… Gray People
- Revenge and Dirty Tricks
- Human Noise
これまでのスラッシュ・メタルやプログレッシヴ・ロックに加え、インダストリアル・ミュージックや実験的なサウンド・エフェクトを大胆に導入した4thアルバム。PAZZ<Dr>による力強いドラミングと諸田コウ<Ba>のフレットレス・ベースが絡み合い、従来とは異なる重厚なグルーヴを生み出しています。DOOMが単なるスラッシュ・メタル・バンドではなく、実験的なヘヴィ・ミュージックを追求する存在であることを明確にした作品です。
Incompetent …(1989)

- I Can’t Go Back to Myself
- Eating It Raw
- 20th Century a Proud Man
- Killing Time
- A Sandglass of the Jungle
- Death of False Rock!
- I Will Be with You…
- Lost! In My Head
- Incompetent… The War Pig
ニューヨークのウォーターフロント・スタジオでレコーディングされ、アメリカでの活動経験が作品にも反映された3rdアルバム。従来の複雑なスラッシュ・メタルに加え、1970年代のハード・ロックを思わせる要素や、乾いた音質による独特の緊張感が特徴。同年にはアメリカ東海岸でのツアーも行い、PAZZの加入によって、DOOMのリズム・セクションは新たな方向へと進化していきました。
Complicated Mind(1988)

- Complicated Mind
- Fall, Rise and…
- The Boys Dog
- Bright Light
- Slave of Heaven
- Kingdom of Silkroad
- Can’t Break My… Without You
- Painted Face
- Poor Boy Condition
- Nervous Break Down
Invitationレーベルから発売されメジャーデビューを果たした2ndアルバム。本作では初期の攻撃的なスラッシュ・メタルを基盤としながら、より複雑な楽曲構成とプログレッシヴなアレンジが際立ち、ギター、ベース、ドラムがそれぞれ独立した動きを見せながら、絶妙な緊張感を保つ演奏は、DOOMの高度な演奏技術を示しています。同年にはアメリカへ渡り、ニューヨークの伝説的なライヴハウスCBGBなどで公演を行い、海外での活動は、当時の日本のスラッシュ・メタル・バンドとしては先進的な取り組みであり、DOOMの国際的な活動を象徴する出来事となりました。
No More Pain(1987)

- Death to Wimp!
- Body No Body
- I’m Your Junky Doll
- You Don’t Cry… No Long Life
- No More Pain
- Iron Card
- Kick It Out!
- ‘Til Death
同年には、X(後のX JAPAN)、JURASSIC JADE、ROSE ROSE、SHELLSHOCKなどが参加したオムニバス作品『Skull Thrash Zone』に参加し話題となったDOOMの記念すべきデビューアルバム。スラッシュ・メタルの激しいリフと複雑なリズム、諸田コウ<Ba>のフレットレス・ベースによる独特の旋律が融合。本作は日本のアンダーグラウンド・メタル・シーンで注目を集め、DOOMの名前を国内外に知らしめる重要な作品となりました。
DOOM(ドゥーム)とは?バンドを知るための3つのFAQ
Q1. DOOM(ドゥーム)はどんなバンドですか?
A. DOOM(ドゥーム)は、1980年代半ばに日本の東京で結成されたプログレッシヴ・スラッシュ・メタル/アヴァンギャルド・メタル・バンドです。
スラッシュ・メタルの攻撃性に、プログレッシヴ・ロック、ジャズ、ハードコア・パンクなどの要素を融合させた独創的なサウンドが特徴です。複雑な変拍子、不協和音を駆使したギター、故・諸田コウ<Ba>によるフレットレス・ベースなど、既存のジャンルにとらわれない実験的な音楽性で知られています。
Q2. DOOM(ドゥーム)の代表作やおすすめアルバムは何ですか?
A. DOOMの代表作には、デビュー・アルバム『No More Pain…』(1987年)、『Complicated Mind』(1988年)、『Incompetent…』(1989年)、『Illegal Soul』(1992年)などがあります。
初めてDOOMを聴く方には、攻撃的なスラッシュ・メタルと複雑な楽曲構成が融合した『Complicated Mind』がおすすめです。また、インダストリアル色の強い『Where Your Life Lies!?』(1999年)や、2025年発表の『APOCALYPSE』では、時代とともに進化するDOOMの音楽性を楽しめます。
Q3. DOOM(ドゥーム)は現在も活動していますか?
A. はい。DOOMは2026年現在も活動を続けています。
2000年に活動を休止しましたが、2014年に藤田タカシ(Vo/Gt)を中心として再始動しました。現在は藤田タカシ、PAZZ(Dr)、アベユキヤ(Ba)の3人編成で活動しています。2016年には復活アルバム『Still Can’t The Dead』、2025年12月には約9年ぶりとなるスタジオ・アルバム『APOCALYPSE』を発表しました。2026年には同作を携えた全国ツアーも展開し、日本のアヴァンギャルド・メタルを代表するバンドとして存在感を示し続けています。


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