EUROPE(ヨーロッパ)は、スウェーデン・ストックホルム郊外で結成されたハード・ロック・バンドです。ジョーイ・テンペスト(Vo)とジョン・ノーラム(Gt)を中心とする前身バンド、FORCE(フォース)から発展し、1982年にEUROPEへ改名。1986年に発表した3rdアルバム『The Final Countdown』が世界規模の大ヒットを記録し、タイトル曲「The Final Countdown」は25か国以上でシングル・チャート1位を獲得しました。しかし、EUROPEの魅力は「The Final Countdown」だけではありません。初期にはヨーロピアン・ハードロックを展開し、1980年代中盤にはキーボードを大胆に取り入れたメロディアスなスタイルへ発展。再結成後は、1970年代のハードロックやブルース・ロックをルーツとした、より重厚で成熟したサウンドへと進化しています。
EUROPE(ヨーロッパ)とは?バンドの基本情報
| バンド名 | EUROPE(ヨーロッパ) |
|---|---|
| 出身地 | スウェーデン・ストックホルム(Sweden, Stockholm) |
| ジャンル | ハードロック |
| 結成年 | 1982年 |
| レーベル | Hell A Back Recordings/Gain/Ear Music/Sanctuary/ |
| 公式ページ | https://www.europetheband.com/ |
| https://www.instagram.com/officialeuropetheband/ | |
| https://www.facebook.com/europetheband | |
| X(旧:Twitter) | https://x.com/europetheband |
| YouTube | https://www.youtube.com/user/europethebandtv |
EUROPE(ヨーロッパ)とは?サウンドと特徴を解説
EUROPE(ヨーロッパ)の最大の魅力は、北欧ハードロック特有の哀愁を帯びた美しいメロディと、力強いギター、壮大なキーボードを融合させたドラマティックなサウンドです。ジョーイ・テンペスト<Vo>の伸びやかで表現力豊かなヴォーカルと、ジョン・ノーラム<Gt>のブルージーかつテクニカルなギターも、EUROPEの音楽性を支える重要な要素となっています。
・ジョーイ・テンペスト<Vo>の力強く伸びやかなヴォーカル
・ジョン・ノーラム<Gt>によるブルージーで情熱的なギター・プレイ
・キーボードを効果的に使った壮大でキャッチーな楽曲構成
・「The Final Countdown」に代表される一度聴けば耳に残るメロディ
・再結成後は70年代ハードロック/ブルース・ロック色を強めた重厚なサウンド
初期のEUROPEは、DEEP PURPLE、RAINBOW、THIN LIZZY、UFOなどの影響を感じさせる、ギター主体の正統派ハードロックを展開していました。一方、2004年の再結成以降は80年代の華やかなサウンドをそのまま再現するのではなく、LED ZEPPELINやDEEP PURPLEなど70年代ブリティッシュ・ハードロックのルーツへ回帰。ブルース・ロックの泥臭さや重厚なギター・リフを取り入れ、より成熟した骨太なハードロックを聴かせています。EUROPEは、メロディを重視したクラシック・ハードロックが好きな方にもおすすめのバンドです。
EUROPE(ヨーロッパ)のバンドメンバーの変遷と現在のラインナップ
【現メンバー】
■ジョーイ・テンペスト(Joey Tempest) – Vocal/Guitar(1979~1992、1999、2003~)
■ジョン・ノーラム(John Norum) – Guitar(1979~1986、1999、2003~)
■ジョン・レヴィン(John Leven) – Bass(1981~1992、1999、2003~)
■イアン・ホーグランド(Ian Haugland) – Drums(1984~1992、1999、2003~)
■ミック・ミカエリ(Mic Michaeli) – Keyboard(1984~1992、1999、2003~)
【過去メンバー】
■キー・マルセロ(Kee Marcello) – Guitar(1986~1992、1999)
■ペーテル・オルソン(Peter Olsson) – Bass(1979~1981) ※FORCE時代のみ在籍
■マルセル・ヤコブ(Marcel Jacob) – Bass(1981) ※FORCE時代のみ在籍
■トニー・レノ(Tony Reno) – Drums(1979~1984)
EUROPE(ヨーロッパ):バンド結成から現在までの歴史
ジョーイ・テンペスト<Vo>、ジョン・ノーラム<Gt>を中心に前身バンド、FORCE(フォース)を結成。
ジョン・レヴィン<Ba>が加入し、後のEUROPEの核となる主要メンバーが揃う。
FORCEからEUROPE(ヨーロッパ)に改名。スウェーデンのロックコンテストに出場し、優勝。その後レコード契約を獲得する。
デビューアルバム『Europe』を発売。「Seven Doors Hotel」などを収録。本国スウェーデンチャートで8位にランクイン。
2ndアルバム『Wings Of Tomorrow』を発売。「Stormwind」「Open Your Heart」を収録。トニー・レノ<Dr>が脱退し、イアン・ホーグランド<Dr>、ミック・ミカエリ<Key>が加入。
3rdアルバム『The Final Countdown』を発売。全米で8位を記録する大ヒットとなり、全世界で800万枚以上を記録。その後、ジョン・ノーラム<Gt>が脱退し、キー・マルセロ<Gt>が加入。
各シングルが大ヒットし、大規模なワールドツアーを行う。
4thアルバム『Out Of This World』を発売。全米で最高19位を記録し、その後、インドからツアーを開始し、日本4都市6公演を行う。
5thアルバム『Prisoners In Paradise』を発売。セールス的にあまりうまくいかず、Epic Recordsとの契約解除に至る。
長期間にわたる活動とツアーを経て、活動休止を発表。
12月31日にスウェーデンで1回きりの再結成ライヴを行い、「Rock The Night」「The Final Countdown」を披露。
ジョーイ・テンペスト<Vo>、ジョン・ノーラム<Gt>、ジョン・レヴィン<Ba>、ミック・ミカエリ<Key>、イアン・ホーグランド<Dr>の5人で再結成。
約13年ぶりとなる、6thアルバム『Start From The Dark』を発売。
約13年ぶりとなる来日公演を行う。
7thアルバム『Secret Society』を発売。
8thアルバム『Last Look At Eden』を発売。
9thアルバム『Bad Of Bones』を発売。
来日公演で2ndアルバム『Wings Of Tomorrow』の完全再現ライヴを行い、10thアルバム『War Of Kings』を発売。
3rdアルバム『The Final Countdown』発売30周年を記念した完全再現ライヴを実施。
11thアルバム『Walk The Earth』を発売。
12thアルバム『Come This Madness』を発売。
EUROPE(ヨーロッパ)のアルバム紹介:「The Final Countdown」だけじゃない!名盤・名曲の歴史
※リンクされた曲名をクリックすると、バンド、レーベル公式ページの動画を観ることができます♪
Come This Madness(2026)

- One On One
- The Cult Of Ignorance
- Come This Madness
- This Time Of Year
- In A Different World
- Scandinavian Eyes
- Takin’ It Back
- In The Absence of Grace
- The Angels Must Have Flown
- The Devil’s Back
- Nothing Can Follow This
前作から9年ぶりとなる12thアルバム。GHOSTのトビアス・フォージ<Vo>、OPETHのミカエル・オーカーフェルト<Vo,Gt>がバックヴォーカルで参加。再結成後に築き上げてきた重厚なハードロックとEUROPE本来のメロディアスな魅力を、2020年代のサウンドへとアップデートした作品です。
Walk The Earth(2017)

- Walk The Earth
- The Siege
- Kingdom United
- Pictures
- Election Day
- Wolves
- GTO
- Haze
- Whenever You’re Ready
- Turn To Dust
ロンドンの名門、Abby Road Studiosでレコーディングされた11thアルバム。クラシック・ハードロックを基盤としながら、サイケデリックな雰囲気やプログレッシヴなアレンジも取り込み、ベテランならではの深みを持った作品に仕上がっています。スウェーデンの音楽賞Grammisを獲得。バンドにとって初の受賞となりました。
War Of Kings(2015)

- War Of Kings
- Hole In My Pocket
- The Second Day
- Praise You
- Nothin’ To Ya
- California 405
- Days Of Rock ‘N’ Roll
- Children Of The Mind
- Rainbow Bridge
- Angels (With Broken Hearts)
- Light It Up
DEEP PURPLE、LED ZEPPELIN、BLACK SABBATHなど、メンバーが少年時代に影響を受けた70年代ハードロックの精神を現代へ蘇らせた10thアルバム。タイトル曲「War of Kings」に代表される、重くダークなギター・リフと壮大な世界観が特徴です。80年代のEUROPEしか知らないリスナーには、別のバンドと思えるほどヘヴィな作品ですが、彼らのルーツを考えれば自然な進化ともいえます。
Bag Of Bones(2012)

- Riches To Rags
- Not Supposed To Sing The Blues
- Firebox
- Bag Of Bones
- Requiem
- My Woman My Friend
- Demon Head
- Drink And A Smile
- Doghouse
- Mercy You Mercy Me
- Bring It All Home
9thアルバム『Bag of Bones』では、さらにブルース・ロック。プロデューサーにケヴィン・シャーリーを迎え、過度な装飾を抑えたオーガニックで生々しいサウンドを追求。「Not Supposed to Sing the Blues」「Firebox」などに象徴されるように、70年代ブリティッシュ・ハードロック/ブルース・ロックの影響を現代的なサウンドへ落とし込んでいます。
Last Look At Eden(2009)

- Prelude
- Last Look At Eden
- Gonna Get Ready
- Catch That Plane
- New Love In Town
- The Beast
- Mojito Girl
- No Stone Unturned
- Only Young Twice
- U Devil U
- Run With The Angels
- In My Time
8thアルバムとなる作品は、再結成後のEUROPEを語るうえで特に重要な作品です。70年代のクラシック・ハードロックへ接近し、LED ZEPPELINを思わせる重厚なグルーヴと壮大なアレンジ、そしてEUROPEらしいメロディを融合。タイトル曲「Last Look at Eden」やバラード「New Love in Town」などを収録し、本国スウェーデンではアルバム・チャート1位を獲得しました。
Secret Society(2006)

- Secret Society
- Always The Pretenders
- The Getaway Plan
- Wish I Could Believe
- Let The Children Play
- Human After All
- Love Is Not The Enemy
- A Mother’s Son
- Forever Travelling
- Brave And Beautiful Soul
- Devil Sings The Blues
『Start from the Dark』で提示した方向性をさらに発展させた7thアルバム。ヘヴィかつオルタナティヴな要素を取り込みながら、EUROPEらしいメロディを融合。再結成後のバンドが単なるノスタルジーではなく、現役のハードロック・バンドとして新しい音楽を作り続けていることを証明した作品です。
Start From The Dark(2004)

- Got To Have Faith
- Start From The Dark
- Flames
- Hero
- Wake Up Call
- Reason
- Song No. 12
- Roll With You
- Sucker
- Spirit Of The Underdog
- America
- Settle For Love
前作から約13年ぶりとなる6thアルバム。再結成後初のスタジオ作品ですが、80年代の華やかなサウンドとは大きく異なります。ダウンチューニングされた重いギターを前面に押し出し、モダンでダークなハードロックへ変貌。この大胆な変化は賛否を呼びましたが、過去のヒット曲だけに頼らないEUROPEの姿勢を明確に示しました。
Prisoners In Paradise(1991)

- All Or Nothing
- Halfway To Heaven
- I’ll Cry For You
- Little Bit Of Lovin’
- Talk To Me
- Seventh Sign
- Prisoners In Paradise
- Bad Blood
- Homeland
- Got Your Mind In The Gutter
- ‘Til My Heart Beats Down Your Door
- Girl From Lebanon
1980年代的な華やかさを残しながら、当時のアメリカン・ハードロックを意識したスケールの大きなサウンドを展開した5thアルバム。「Prisoners in Paradise」「I’ll Cry for You」など、ジョーイ・テンペストの優れたメロディ・センスを味わえる楽曲が収録されています。
しかし1990年代に入り、世界のロック・シーンはグランジ/オルタナティヴ・ロックへと急速に移行したことで、この作品も賛否両論が巻き起こり、1992年頃から長期活動休止に入りました。
Out Of This World(1998)

- Superstitious
- Let The Good Times Rock
- Open Your Heart
- More Than Meets The Eye
- Coast To Coast
- Ready Or Not
- Sign Of The Times
- Just The Beginning
- Never Say Die
- Lights And Shadows
- Tower’s Callin’
- Tomorrow
ジョン・ノーラム<Gt>に代わってキー・マルセロ<Gt>が加入して初の4thアルバム。前作の成功を引き継ぎながら、より洗練されたメロディアス・ハードロックへと進化しています。代表曲「Superstitious」を筆頭に、「Open Your Heart」「Let the Good Times Rock」「Ready or Not」などを収録。キー・マルセロのテクニカルかつ流麗なギターも大きな聴きどころです。
The Final Countdown(1986)

- The Final Countdown
- Rock The Night
- Carrie
- Danger On The Track
- Ninja
- Cherokee
- Time Has Come
- Heart Of Stone
- On The Loose
- Love Chaser
EUROPEの運命を大きく変えた3rdアルバム。これまで以上にキーボードとキャッチーなメロディを強調したサウンドへ進化し、タイトル曲「The Final Countdown」が世界的な大ヒットを記録。「Rock the Night」「Carrie」「Cherokee」などもヒットし、EUROPEは一気に世界的なロック・バンドへと成長します。25か国以上で1位を獲得。アルバムは世界で約700万枚を売り上げ、Billboardチャートにも70週間ランクインしました。
Wings Of Tomorrow(1984)

- Stormwind
- Scream Of Anger
- Open Your Heart
- Treated Bad Again
- Aphasia
- Wings Of Tomorrow
- Wasted Time
- Lyin’ Eyes
- Dreamer
- Dance The Night Away
デビューアルバム以上にメロディが洗練され、ハードなギターと北欧特有の哀愁を帯びた旋律が絶妙に融合した2ndアルバム。「Wings of Tomorrow」「Open Your Heart」「Stormwind」など、初期EUROPEを代表する楽曲を収録。EUROPEが世界進出を果たす重要な足掛かりとなったアルバムです。
Europe(1983)

- In The Future To Come
- Farewell
- Seven Doors Hotel
- The King Will Return
- Boyazont
- Children Of This Time
- Words Of Wisdom
- Paradize Bay
- Memories
記念すべきデビューアルバム。現在のEUROPEからイメージされる華やかなキーボード主体のサウンドとは異なり、初期はギターを前面に押し出した正統派のハードロック/ヘヴィメタル色が濃い作品です。代表曲のひとつが「Seven Doors Hotel」。北欧らしい哀愁を帯びたメロディとジョン・ノーラムのギターを軸とした楽曲で、後のEUROPEにつながる「叙情性」と「力強さ」をすでに感じさせます。
EUROPE(ヨーロッパ)とは?バンドを知るための3つのFAQ
Q1. EUROPE(ヨーロッパ)はどこの国のバンドですか?
A. EUROPE(ヨーロッパ)は、スウェーデン出身のハードロック・バンドです。
1979年に前身バンドのFORCE(フォース)が結成され、1982年にEUROPEへ改名しました。北欧らしい哀愁のあるメロディと、ギターやキーボードを生かした壮大なサウンドを特徴としています。
Q2. EUROPE(ヨーロッパ)の代表曲は何ですか?
A. EUROPEの代表曲は、1986年に発表された「The Final Countdown」です。
印象的なシンセサイザーのイントロで知られ、世界各国で大ヒットを記録しました。そのほかにも「Rock the Night」「Carrie」「Cherokee」「Superstitious」などが代表曲として知られています。
Q3. EUROPE(ヨーロッパ)は現在も活動していますか?
A. はい。EUROPEは2026年現在も活動を続けています。
2003年に本格的な再結成を発表して以降、ジョーイ・テンペスト、ジョン・ノーラム、ジョン・レヴィン、ミック・ミカエリ、イアン・ホーグランドというラインナップを中心に活動しています。再結成後は70年代ハードロックやブルース・ロックの要素を強め、2026年には12thアルバム『Come This Madness』を発表するなど、現在進行形のハードロック・バンドとして活動を続けています。


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