バンド紹介
KILLER BE KILLED(キラー・ビー・キルド)は、アメリカを拠点とするスーパーグループのメタルコア/グルーヴ・メタル・バンドで、2011年に結成されました。その特徴的なサウンドとメンバーの豪華な顔ぶれで知られています。
バンドは、THE DILLINGER ESCAPE PLANのグレッグ・プチアート(Greg Puciato)<Vo, Gt>と、SOULFLY、CAVALERA CONSPIRACYで活動し、元SEPULTURAのマックス・カヴァレラ(Max Cavalera)<Vo, Gt>による共作として始まりました。2人は、単なるコラボレーションではなく、新たなバンドを結成したいという意向を持っていました。その後、MASTODONのトロイ・サンダース(Troy Sanders)<Vo, Ba>、そして初期にはTHE MARS VOLTAのライヴドラマーだったデイヴ・エリッチ(Dave Elitch)が加わり、ラインナップが完成しました。
2014年にセルフタイトルのデビューアルバム『Killer Be Killed』をリリース。このアルバムでは、各メンバーの個性が光る多様な楽曲が展開され、グルーヴ・メタル、メタルコア、スラッジ・メタル、ハードコア・パンクなど、さまざまなジャンルの要素が融合しています。3人のボーカリスト(グレッグ、マックス、トロイ)が楽曲ごとにリードを務めるスタイルが特徴的で、ダイナミックな音楽性を実現しました。このアルバムは、メタル界で非常に高い評価を受け、バンドの存在感を確立しました。
2020年には2ndアルバム『Reluctant Hero』をリリース。前作に比べ、さらに成熟したサウンドを追求し、よりメロディックでありながらもヘヴィネスを保っています。この作品では、CONVERGEのベン・コラー(Ben Koller)<Dr>が新たに参加し、パワフルかつテクニカルなドラミングを披露しています。『Reluctant Hero』は、現代メタルの豊かなバリエーションを提示し、批評家とファンの両方から大きな支持を受けました。
バンドのメンバー全員が他のプロジェクトでも活動しているため、KILLER BE KILLEDは比較的スローペースでの活動を続けています。しかし、その間に新たな音楽を制作しつつ、ファンからの期待に応え続けています。ライブ活動は限られていますが、その一回一回が強烈なインパクトを残しています。
KILLER BE KILLEDは、それぞれのメンバーが所属するバンドとは異なる新たな音楽の可能性を模索し、メタルシーンで独自の地位を築いています。これからの活動も注目されるスーパーグループのひとつです。
バンドメンバー
【現メンバー】
グレッグ・プチアート(Greg Pucito) – Vocal/Guitar(2011~)
マックス・カヴァレラ(Max Cavalera) – Vocal/Guitar(2011~)
トロイ・サンダース(Troy Sanders) – Vocal/Bass(2012~)
ベン・コラー(Ben Koller) – Drums(2015~)
【過去メンバー】
ネイト・ニュートン(Nate Newton) – Bass(2012)
デイヴ・エリッチ(Dave Elitch) – Drums(2012~2015)
ホアン・モントーヤ(Juan Montoya) – Guitar(2015~2020)
アルバムレビュー(最新アルバム順)
Reluctant Hero(2020)
- Deconstructing Self-Destruction
- Dream Gone Bad
- Left Of Center
- Inner Calm From Outer Storms
- Filthy Vagabond
- From A Crowded Wound
- The Great Purge
- Comfort From Nothing
- Animus
- Dead Limbs
- Reluctant Hero
Killer Be Killed(2014)
- Wings Of Feather And Wax
- Face Down
- Melting Of My Marrow
- Snakes Of Jehovah
- Curb Crusher
- Save The Robots
- Fire To Your Flag
- I.E.D.
- Dust Into Darkness
- Twelve Labors
- Forbidden Fire
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