MONSTROSITY(モンストロシティ)とは?バンドの歴史~結成から現在まで
MONSTROSITY(モンストロシティ)は、1990年にアメリカ・フロリダ州フォートローダーデールで結成されたデス・メタル・バンドです。USデスメタルの聖地とも言われるフロリダ・シーンの中でも、圧倒的なスピード感とテクニカルな演奏力で独自の地位を築いてきた重要バンドとして知られています。
1990年代初頭のフロリダ州では、CANNIBAL CORPSE、MORBID ANGEL、DEICIDEといった名だたるデスメタル・バンドが次々と登場しました。そうした激動のシーンの中で誕生したのがMONSTROSITYです。当初から、単なるブルータルさだけでなく、構築的で緻密な楽曲構成を重視したスタイルを確立していた点が大きな特徴です。
バンド結成メンバーには、後にCANNIBAL CORPSEのフロントマンとして世界的に知られるジョージ・“コープスグラインダー”・フィッシャー(George “Corpsegrinder” Fisher)<Vo>が在籍していたことでも有名です。
1992年に発表されたデビューアルバムが『Imperial Doom』 です。この作品では、フロリダ・デスメタルらしい凶暴性とスピード感に加え、テクニカルなリフと巧みな展開が高く評価されました。USデスメタル初期の名盤として、現在でも多くのファンに支持されています。
1996年には2ndアルバム 『Millennium』 を発表し、よりテクニカルで攻撃的なサウンドへと進化。続く1999年の 『In Dark Purity』 では、ブルータリティとテクニカル性が極限まで高められ、バンドの方向性を決定づける重要作となりました。2003年の 『Rise to Power』 では、2000年代以降のUSデスメタル・シーンにおいても確かな存在感を示します。さらに2007年の 『Spiritual Apocalypse』 では、現代的なプロダクションと徹底した破壊力を兼ね備えたサウンドを完成させました。
長期間の沈黙を経て、2019年に発売されたのが『The Passage of Existence』 です。この作品は、往年のファンだけでなく新世代のデスメタル・リスナーからも高い評価を受け、完全復活を印象づける一枚となりました。往年の攻撃性を維持しながらも、現代的なサウンドを取り入れた内容は、今なお第一線で通用する実力を証明しています。テクニカルでありながら純粋な破壊力を失わないサウンドは、MONSTROSITYが今なお第一線のバンドであることを証明しています。
MONSTROSITYは、1990年の結成から30年以上にわたり、USデスメタルの核心を体現し続けてきたバンドです。結成当初から現在に至るまで、一貫して貫かれてきたスピード・暴力性・構築美は、USデスメタル史に確実に刻まれています。フロリダ・デスメタルを語るうえで、MONSTROSITYは決して外すことのできない存在です。
MONSTROSITYのバンドメンバーの変遷と現在のラインナップ
【現メンバー】
■マーク・ヴァン・アープ(Mark van Erp) – Bass(1990~1995、2022~)
■リー・ハリソン(Lee Harrison) – Drums(1990~)
■マット・バーンズ(Matt Barnes) – Guitar(2010~)
■エドウィン・ウェップ(Edwin Webb) – Vocal(2021~)
■ジャスティン・ウォーカー(Justin Walker) – Guitar(2022~)
【過去メンバー】
■ジョン・ルービン(Jon Rubin) – Guitar(1990~1994)
■トッド・“オールド・クロ―”(Todd “Old Crow”) – Guitar(1990)
■ジョージ・“コープスグラインダー”・フィッシャー(George “Corpsegrinder” Fisher) – Vocal(1990~1996)
■ジェイソン・”タックス”・モーガン(Jason “Tux” Morgan) – Guitar(1994~1999)
■ケリー・コンロン(Kelly Conlon) – Bass(1995~1999)
■ジェイソン・エイブリー(Jason Avery) – Vocal(1996~2001、2003~2005)
■ジェイ・フェルナンデス(Jay Fernandez) – Guitar(1998~1999)
■トニー・ノーマン(Tony Norman) – Guitar(1999~2005)
■マイケル・ポッジオーネ(Michael Poggione) – Bass(2001~2021)
■サム・モリーナ(Sam Molina) – Vocal(2001~2003)、Guitar(2003~2006)
■マーク・イングリッシュ(Mark English) – Guitar(2006~2021)
■マイク・フルボフチャク(Mike Hrubovcak) – Vocal(2006~2021)
アルバム紹介:フロリダ・デスメタル黄金期を支えた実力派バンド
Screams From Beneath The Surface(2026)

- Banished To The Skies
- The Colossal Rage
- The Atrophied
- Spiral
- Fortunes Engraved In Blood
- Vapors
- The Thorns
- Blood Works
- The Dark Aura
- Veil Of Disilusion
The Passage Of Existence(2018)

- Cosmic Pandemia
- Kingdom Of Fire
- Radiated
- Solar Vacuum
- The Proselyseist
- Meelstorm
- Eyes Upon The Abyss
- Dark Matter Invocation
- The Hive
- Eternal Void
- Century
- Slaves To The Evermore
Spiritual Apocalypse(2007)

- Spiritual Apocalypse
- Firestorm
- Apostles Of The Endless Night
- Within Divisions Of Darkness
- The Inhuman Race
- Remnants Of Divination
- Illumination
- Sacred Oblivion
- The Bloodline Horror
- Triumph In Black
Rise To Power(2003)

- The Exordium
- Awaiting Armageddon
- Wave Of Annihilation
- The Fall Of Eden
- Chemical Reaction
- A Casket For The Soul
- Rise To Power
- Visions Of Violence
- From Wrath To Ruin
- Abysmal Gods
- Shadow Of Obliteration
In Dark Purity(1999)

- The Hunt
- Destroying Divinity
- Shapeless Domination
- The Angels Venom
- All Souls Consumed
- Dust To Dust
- Suffering To The Conquered
- The Eye Of Judgement
- Perpetual War
- Embraced By Apathy
- Hymns Of Tragedy
- In Dark Purity
- The Pillars Of Drear
- Angel Of Death(SLAYER cover)
Millennium(1996)

- Fatal Millennium
- Devious Instinct
- Manic
- Dream Messiah
- Fragments Of Resolution
- Manipulation Strain
- Slaves And Masters
- Mirrors Of Reason
- Stormwinds
- Seize Of Change
Imperial Doom(1992)

- Imperial Doom
- Definitive Inquisition
- Ceremonial Void
- Immense Malignancy
- Vicious Mental Thirst
- Burden Of Evil
- Horror Infinity
- Final Cremation
- Darkest Dream


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