WITH THE DEADとは?CATHEDRAL×ELECTRIC WIZARDの伝説的合体
WITH THE DEAD(ウィズ・ザ・デッド)は、2014年にイギリスのドゥーム/ストーナー・メタル・シーンの重鎮たちによって結成されたバンドです。バンドは、元CATHEDRALのリー・ドリアン(Lee Dorrian)<Vo>、元ELECTRIC WIZARDのティム・バグショー(Tim Bagshaw)<Gt,Ba>、マーク・グリーリング(Mark Greening)<Dr>によってスタートしました。結成当初から、そのメンバー構成が話題となり、”究極のドゥーム・メタル・バンド”として注目を集めました。
2015年にはデビュー・アルバム『With the Dead』をリリース。このデビュー作は、圧倒的な重さと陰鬱なサウンドで高く評価され、ドゥーム・メタル・ファンから熱烈な支持を受けました。アルバムは、荒々しいギターサウンドとリー・ドリアンの呪詛のようなヴォーカルによって、独特の暗黒美を演出しています。
2017年には2ndアルバム『Love from With the Dead』をリリース。このアルバムでは、さらに深い絶望感を表現し、前作以上にヘヴィで陰鬱なサウンドに仕上がっています。楽曲は長尺のものが多く、聴く者をじわじわと追い詰めるような雰囲気を持っています。リリース後にはヨーロッパやアメリカでのツアーも行い、ライブではスタジオ作品以上に圧倒的な重さと狂気を披露しました。
WITH THE DEADの音楽は、伝統的なドゥーム・メタルの流れを汲みつつも、メンバーたちの個性が強く反映されています。ELECTRIC WIZARDでの活動を経ているティム・バグショーのリフは極端にヘヴィで、リー・ドリアンのカリスマ的なヴォーカルは、彼のCATHEDRAL時代とはまた異なる狂気を帯びています。また、歌詞は死や絶望、破滅など暗いテーマを扱っており、ドゥーム・メタルの美学を貫いています。
WITH THE DEADは、その暗く重苦しいサウンドと圧倒的な存在感によって、ドゥーム/ストーナー・メタル・シーンにおいて重要なバンドの一つとなっています。彼らの音楽は、単なる重い音ではなく、精神的な暗黒をも感じさせる深遠な世界を築いており、これからもドゥーム・メタル・ファンを魅了し続けるでしょう。
WITH THE DEADのメンバー紹介:ドゥーム界を牽引する重鎮たち
【現メンバー】
リー・ドリアン(Lee Dorrian) – Bass(2014~2016)、Guitar(2014~)
ティム・バグショー(Tim Bagshaw) – Bass(1985)
レオ・スミー(Leo Smee) – Bass(2016~)
アレックス・トーマス(Alex Thomas) – Drums(2016~)
【過去メンバー】
マーク・グリーニング(Mark Greening) – Drums/Percussion(2014~2016)
アルバム紹介:WITH THE DEADのドゥーム/ストーナーを極限まで突き詰めたサウンド
Love From With The Dead(2017)
- Isolation
- Egyptian Tomb
- Reincarnation Of Yesterday
- Cocaine Phantoms
- Watching The Ward Go By
- Anemia
- CV1
地獄の愛が鳴り響く――『Love From With The Dead』が描く絶望と重低音の世界
WITH THE DEADの2ndアルバム『Love From With The Dead』は、ドゥーム・メタルの限界を押し広げる圧倒的な重低音と、魂を削るような絶望感に満ちた一枚です。リー・ドリアンによる呪詛のような声と、ティム・バグショーによる退廃的なリフが交錯。まさに“終末の愛”を音で描き出しています。楽曲はすべてが重く遅く、聴く者を深淵へと引きずり込む構成で、ストーナー/ドゥームの真骨頂を体感できます。単なるヘヴィさを超え、精神的にも圧迫してくる音の塊は、聴き手に強烈な印象を残します。ドゥーム・メタルの核心に迫りたいリスナーにこそ聴いてほしい名盤です。
With The Dead(2015)
- Crown Of Burning Stars
- The Cross
- Nephthys
- Living With The Dead
- I Am Your Virus
- Screams From My Own Grave
CATHEDRAL×ELECTRIC WIZARDの遺伝子が炸裂する、暗黒ドゥームの新章開幕!
2015年にリリースされたWITH THE DEADのデビュー作『With The Dead』は、ドゥーム・メタルの本質を突き詰めた衝撃の一枚です。CATHEDRAL、ELECTRIC WIZARDのメンバーという重鎮による合体は、期待を裏切らない暗黒のサウンドを生み出しました。地を這うような重低音リフと、呪術的なヴォーカルが交錯し、聴く者を絶望と狂気の深淵へと導きます。全編にわたって重苦しい空気が支配し、ドゥーム本来の陰鬱さと破壊力が融合。音の密度と退廃的な雰囲気は圧巻であり、まさに“重さ”を極限まで追求した作品です。ドゥーム・メタルの真髄を体感したいリスナー必聴のアルバムといえるでしょう。
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