THE ALMIGHTY完全ガイド｜結成から再結成、現在の活動まで一挙紹介！ | ヘヴィメタル/ハードロック・バンド大図鑑

THE ALMIGHTYとは？バンドの基本情報と特徴
1. THE ALMIGHTYの新旧メンバー構成
THE ALMIGHTYのアルバム紹介：パンクとメタルの融合

THE ALMIGHTYとは？バンドの基本情報と特徴

THE ALMIGHTY（ジ・オールマイティー）は、1988年にスコットランド・グラスゴーで結成されたハードロック／ヘヴィメタル・バンドです。リッキー・ワーウィック（Ricky Warwick）<Vo,Gt>が中心となり、初期はパンク・スピリットを内包した荒々しいサウンドが特徴でした。バンドは1989年にポリドールと契約し、翌1990年にデビューアルバム『Blood, Fire and Love』をリリース。UKロック／メタル界で瞬く間に注目を集めました。

その後も『Soul Destruction』（1991）、『Powertrippin’』（1993）など、骨太なギターリフと熱量の高いボーカルが際立つアルバムを発表し、UKメタル・シーンの最前線に立ち続けます。とくに『Powertrippin’』は、全英チャートで好成績を収めた代表作として知られています。

1994年に『Crank』、1996年に『Just Add Life』を発売しますが、レコード会社の問題および当時の音楽業界全般の不満により、1996年に一度目の解散しますが、1999年に再結成し、2000年に『The Almighty』、2001年に『Psycho-Narco』を発売。。この時期にはインディーズ色の強いヘヴィサウンドへと変化し、かつてのファン層に加えて新たなリスナーの支持を獲得するも、再び解散。リッキー・ワーィック（Ricky Warwick）<Vo,Gt>はソロ活動を開始し、2枚のソロアルバムを発売しました。

2006年にはクラシック・ラインナップでの再結成ライブを実施。2008年にバンド20周年を記念して、イギリスツアーが行われましたが、それ以降は活動休止状態となり、リッキー・ワーィック（Ricky Warwick）<Vo,Gt>はその後、ソロ活動やTHIN LIZZYの後継バンドであるBLACK STAR RIDERSに参加し活動。2023年にオリジナル・ラインナップで再結成し、来日公演も行われました。

THE ALMIGHTYは、ハードロック、パンク、メタルをクロスオーバーさせた独自の音楽性で、90年代UKロック／メタルシーンに確かな足跡を残しました。近年では再評価の声も高まり、彼らのディスコグラフィやライブ映像が改めて注目されています。

THE ALMIGHTYの新旧メンバー構成

【現メンバー】
リッキー・ワーウィック（Ricky Warwick） – Vocal/Guitar（1988～1996、1999～2002、2006～2008，2023～）
フロイド・ロンドン（Floyd London） – （1988～1996、1999～2002、2006～2008，2023～）
アンディ・“タントラム”・マカファティ（Andy “Tantrum” McCafferty） – Guitar（1988～1991、2023～）
スタンピー・モンロー（Stumpy Munroe） – Drums（1988～1996、1999～2002、2006～2008，2023～）

【過去メンバー】
ピート・“フリージン”・フリーセン（Pete “Freezin” Friesen） – Guitar（1991～1996、2006～2008）
ギャビン・グレイ（Gavin Gray） – Bass（1999～2002）
ニック・パーソン（Nick Parson） – Guitar（1999～2002）