CANDLEMASS（キャンドルマス）とは？スウェーデン・ドゥーム・メタルの始祖を解説！

CANDLEMASSの基本情報｜スウェーデン・ストックホルム発、ドゥームメタルの始祖とは？
1. CANDLEMASSのメンバーの歴史と注目の人物たち
アルバム紹介：CANDLEMASSが生んだ伝説～現在も輝く重厚なサウンド

CANDLEMASSの基本情報｜スウェーデン・ストックホルム発、ドゥームメタルの始祖とは？

CANDLEMASS（キャンドルマス）は、1984年にヘヴィ・メタル・バンドNEMESISで活動していたヨハン・ランキスト（Johan Langqvist）<Vo>、レイフ・エドリング（Leif Edling）<Ba>がバンド解散後、マッツ・ビョークマン（Mats Bjorkman）<Gt>、クラス・ベルグウォール（Klas Bergwall）<Gt>、マッツ・エクストローム（Mats Ekstrom）<Dr>と結成したドゥーム・メタル・バンドで、多くのバンドに影響を与えた“ジャンル”の確立に大きな影響を与えた“エピック・ドゥーム・メタル”のパイオニアとして広く知られています。CANDLEMASSはその重厚なサウンドとエピックな歌詞で一躍有名になりました。

1986年にリリースされたデビューアルバム『Epicus Doomicus Metallicus』は、重厚なギターリフとドラマチックな楽曲構成でシーンに衝撃を与え、ドゥーム・メタルの名盤として評価され、今なおドゥーム・メタルの金字塔として高く評価されています。1987年にリリースされた2ndアルバム『Nightfall』では、伝説的なボーカリスト、メサイア・マーコリン（Messiah Marcolin）<Vo>が加入し、CANDLEMASSの知名度を一気に押し上げ、荘厳なボーカルと荘厳な世界観で“エピック・ドゥーム”というスタイルを確立しました。

1990年代にはメンバーの入れ替わりや活動休止を経験するものの、2000年代以降に再び注目を集め、2005年のセルフタイトルの8thアルバム『Candlemass』で本格復活を果たします。ドゥーム・メタルの世界で強い存在感を保ち続け、2013年には「スウェーデンで最も偉大なHM/HRバンド」に選出されました。近年でも精力的に活動を続けており、2019年には元BLACK SABBATHのトニー・アイオミ（Tony Iommi）がゲスト参加した『The Door to Doom』をリリースし、再びシーンにその存在感を示しました。

それ以降も精力的に活動を続けており、ドゥーム・メタルの原点を現代に伝えるレジェンドとして、今も世界中のメタルファンから高い支持を集めています。CANDLEMASSは、その荘厳なサウンドと孤高の美学で、多くの後進バンドに多大な影響を与え続けている、スウェーデンが誇る不動の存在です。

CANDLEMASSのメンバーの歴史と注目の人物たち

【現メンバー】
ヨハン・ランキスト（Johan Langgvist） – Vocal（1984～1987、2018～）
レイフ・エドリング（Leif Edling） – Bass（1984～）
マッツ・ビョークマン（Mats Bjorkman） – Guitar（1984～1994、2002～）
ラーズ・ヨハンソン（Lars Johansson） – Guitar（1987～1994、2002～）
ヤン・リンドー（Jan Lindf） – Drums（1987～1994、2002～）

【過去メンバー】
クラス・ベルグウォール（Klas Bergwall） – Guitar（1984～1987）
マッツ・エクストローム（Mats Ekstrom） – Drums（1984～1987）
メサイア・マーコリン（Messish Marcolin） – Vocal（1987～1991、2002～2006）
トーマス・ヴィクストロム（Thomas Vikstrom） – Vocal（1991～1994）
カール・ウェストホルム（Carl Westholm） – Keyboard（1997～1999）
マイケル・アモット（Michael Amott） – Guitar（1997～1999）
ビョルン・フロードヴィスト（Bjorn Flodkvist） – Vocal（1997～2002）
イーヨ・パーコヴィック（Jejo Perkovic） – Drums（1997～2002）
マッツ・スタール（Mats Stahl） – Guitar（1999～2002）
ロバート・ロウ（Robert Lowe） – Vocal（2006～2012）
マッツ・レヴィン（Mats Leven） – Vocal（2012～2018）