SKINLESS（スキンレス）とは？アメリカ発ブルータル・デスメタルの重鎮を解説！

SKINLESS（スキンレス）とは？結成から現在までのバンドの歴史
1. SKINLESSのバンドメンバーの変遷と現在のラインナップ
アルバム紹介：KINLESS（スキンレス）が築いたブルータル・デスメタルの伝説

SKINLESS（スキンレス）とは？結成から現在までのバンドの歴史

SKINLESS（スキンレス）は、1992年にアメリカ合衆国ニューヨーク州で結成されたブルータル・デスメタル・バンドです。圧倒的な重量感と攻撃的なリフ、そして重低音ヴォーカルを武器に、アンダーグラウンドから世界的な人気を獲得しました。ブルータル・デスメタルというジャンルにおいて、SKINLESSはシーンの重要な存在として長年支持されています。

バンドは1990年代初頭に2本のデモ、複数のバンドとのスプリットアルバムを発表し、瞬く間にデスメタル・ファンの注目を集めました。1998年にはデビューアルバム『Progression Towards Evil』をリリース。この作品は、グラインドコア的なスピード感とデスメタル特有の重厚さを兼ね備え、バンドの名を一気に広める結果となりました。

2001年に発表された2ndアルバム『Foreshadowing Our Demise』、続く『From Sacrifice to Survival』（2003年）は、ブルータルかつテクニカルなアプローチをさらに深化させ、バンドの評価を国際的に押し上げました。その後発売された4thアルバム『Trample the Weak, Hurdle the Dead』（2006年）は、SKINLESSの代表作として現在も高い評価を受けています。

2000年代後半、メンバーの入れ替わりや活動の停滞を経て、2011年に一度解散を発表しました。しかしファンの熱烈な支持を背景に2013年に再結成を果たし、2015年には復活作『Only the Ruthless Remain』をリリース。このアルバムは往年のブルータルなサウンドを維持しつつ、よりモダンなプロダクションでシーンに強烈なインパクトを残しました。

2020年代に入ってもSKINLESSは精力的にライブ活動を続け、世界各地のメタルフェスティバルに出演しています。ブルータル・デス・メタルの王道を貫きながら、シーンの後進に影響を与え続けている点が大きな特徴です。2025年現在も新作リリースの期待が高まっており、ファンからは「ブルータル・デスメタルの重鎮」として不動の地位を築いています。1992年の結成から現在まで、ブルータル・デスメタルの歴史に確かな足跡を残してきました。凄まじいまでの重量感あるサウンドとライブパフォーマンスは今なお健在で、次世代のデスメタル・バンドに多大な影響を与えています。これからもブルータル・デスメタルを語る上で欠かせない存在であり続けるでしょう。

SKINLESSのバンドメンバーの変遷と現在のラインナップ

【現メンバー】
ノア・カーペンター（Noah Carpenter） – Guitar（1992～2011、2013～）
シャーウッド・ウェバー（Sherwood Webber） – Vocal（1994～2004、2010～2011、2013～）
ジョー・キーザー（Joe Keyser） – Bass（1977～2011、2013～）
ボブ・ボーラック（Bob Beaulac） – Drums（1997～2002、2003～2011、2013～）
デイヴ・マシューズ（Dave Matthews） – Guitar（2013～）

【過去メンバー】
テッド・モンスール（Ted Mousour） – bass（1992～1994）
ダン・ベル（Dan Bell） – Vocal（1992）
マイク・レヴィ（Mike Levy） – Vocal（1992～1994）
ライアン・ウェイド（Ryan Wade） – Vocal/Drums（1992～1996）
ジェフ・ヴァンローン（Jeff Vanloan） – Bass（1993）
マーティン・オプレンチャック（Martin Oprencak） – Vocal（1994）
アダム・ルイス（Adam Lewis） – Bass（1995～1997）
ジョー・クラーク（Joe Clark） – Drums（1996）
ジョージ・トーレス（George Torres） – Drums（2001～2002）
ジョン・ロングストレス（John Longstreth） – Drums（2003）
ジェイソン・キーザー（Jason Keyser） – Vocal（2004～2009）