BEYOND CREATION(ビヨンド・クリエイション)とは?バンド結成から現在までの歴史
BEYOND CREATION(ビヨンド・クリエイション)は、カナダ・ケベック州モントリオールで結成されたプログレッシヴ/テクニカル・デス・メタル・バンドです。フレットレス6弦ベースを駆使した流麗な旋律と、超絶技巧のギターワーク、複雑なポリリズムを融合させたサウンドで、世界的に高い評価を獲得しています。カナダはテクニカル・デスメタルの名門地域として知られていますが、その中でもBEYOND CREATIONは”現代テクデス”を象徴する最重要バンドの一つといえる存在です。
BEYOND CREATIONは、2005年にサイモン・ジラード(Simon Girad)<Gt,Vo>とニコラス・ドミンゴ・ヴィオット(Nicolas Domingo Viotto)<Gt>を中心に結成された。BEHIND HUMAN CREATIONを母体としています。その後、BEHIND CREATIONとなり、今のBEYOND CREATIONになりました。結成当初から、単なるブルータル志向ではなく、メロディと知性を兼ね備えたテクニカル・デスメタルを志向していた点が特徴です。カナダ・モントリオールのアンダーグラウンド・シーンで活動を重ねながらデモ制作を行い、徐々に注目を集めていきました。
2011年に発売されたデビュー作『The Aura』は、テクニカル・デスメタル界に衝撃を与え、特に話題となったのが、当時在籍していたドミニク・“フォレスト”・ラポインテ(Dominic “Forest” Lapointe)による6弦フレットレスベースの存在です。流れるようなベースラインは、従来のテクデス像を塗り替える革新的な要素でした。本作は緻密な楽曲構成と哲学的な歌詞テーマを兼ね備え、BEYOND CREATIONの名を一躍世界に広める作品となりました。
2014年に発売された2ndアルバム『Earthborn Evolution』では、さらに洗練されたサウンドを提示します。テクニカルなサウンドはそのままに、よりメロディアスでプログレッシヴな展開を強化。複雑なリズムワークと叙情的なパートが高度に融合し、音楽的完成度は大きく向上。翌年、ARCH ENEMY, BORN OF OSIRIS, VEIL OF MAYA, THE ACACIA STRAIN, CATTLE DECAPITATION, HATE ETERNALなど様々なジャンルのバンドとツアーを行いました。2016年には、バンドは北米を中心に大規模なツアーを行い、OBSCURAのサポートとして初ヨーロッパツアーを行い、ライブバンドとしての実力も証明しました。
2018年発売の3rdアルバム『Algorythm』では、メンバーの変動を経ながらも、さらに深化した音楽性を提示しました。本作ではリズムの複雑性と楽曲の構築美がより強調され、テクニカルでありながらも聴きやすさを兼ね備えた作品となっています。このアルバムは、カナダ最大の音楽賞であるジュノス賞で最優秀メタルアルバムにノミネートされました。
その後バンドは、約10年近く沈黙していましたが、2026年、8年ぶりとなる新曲を発表。今回の発表はバンドの15周年ツアーの一環として発表されています。
BEYOND CREATIONは、2005年の結成以来、常に進化を続けてきたカナダ発テクニカル・デスメタルの最重要バンドです。『The Aura』『Earthborn Evolution』『Algorythm』といったアルバムを通して、テクニカル性とメロディの融合という理想形を追求してきました。テクニカル・デスメタルに興味がある方はもちろん、プログレッシヴな音楽を好むリスナーにも強くおすすめできる存在です。
BEYOND CREATIONのバンドメンバーの変遷と現在のラインナップ
【現メンバー】
■サイモン・ジラード(Simon Girad) – Guitar/Vocal(2005~)
■ケヴィン・シャルトレ(Kévin Chartré) – Guitar(2007~)
■フィリップ・ブーシェ(Philippe Boucher) – Drums(2012~)
■ヒューゴ・ドヨン・カラウ(Hugo Doyon-Karout) – Bass(2015~)
【過去メンバー】
■ギヨ・ベギン・ベノイト(Guyot Begin-Benoit) – Drums(2005~2012)
■ニコラス・ドミンゴ・ヴィオット(Nicolas Domingo Viotto) – Guitar(2005~2007)
■ドミニク・“フォレスト”・ラポインテ(Dominic “Forest” Lapointe) – Bass(2010~2015)
アルバム紹介:BEYOND CREATIONは進化を続ける技巧派の頂点
Algorythm(2018)

- Disenthrall
- Entre suffrage et mirage
- Surface’s Echoes
- Ethereal Kingdom
- Algorythm
- À travers le temps et l’oubli
- In Adversity
- The Inversion
- Binomial Structures
- The Afterlife
Earthborn Evolution(2014)

- Elusive Reverence
- Sous la lueur de l’empereur
- Earthborn Evolution
- The Great Revelation
- Neurotical Transmissions
- Abstrait dialog
- The Axiom
- L’exorde
- Theatrical Delirium
- Fundamental Process
The Aura(2011)

- No Request for the Corrupted
- Coexistence
- Chromatic Horizon
- Omnipresent Perception
- Injustice Revealed
- Le détenteur
- The Aura
- Social Disability
- Elevation Path
- The Deported

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