AGENT STEEL(エージェント・スティール)の歴史|ジョン・サイリスが率いるスピード・メタルの名バンド

AGENT STEEL(エージェント・スティール)
AGENT STEEL(エージェント・スティール)

AGENT STEEL(エージェント・スティール)は、アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルスで、ジョン・サイリス(John Cyriis)<Vo>を中心に結成されたパワー/スピード/スラッシュ・メタル・バンドです。1980年代のアメリカン・スピード・メタルを語るうえで欠かせない存在のひとつで、猛烈なスピード感を持ったリフ、ツイン・ギターによる鋭いメロディ、そして強烈なハイトーン・ヴォーカルを最大の特徴としています。

 

AGENT STEEL(エージェント・スティール)とは?バンドの基本情報

バンド名 AGENT STEEL(エージェント・スティール)
出身地 アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス(United States, Los Angels, California)
ジャンル パワーメタル/スラッシュメタル/スピードメタル
結成年 1984年
レーベル Dissonance Productions/Mascot Records/Scarlet Records/Candlelight Records/Music For Nations/Combat Records
Instagram https://www.instagram.com/agentsteelofficial/
Facebook① https://www.facebook.com/AgentSteelOfficial/
Facebook② https://www.facebook.com/AgentSteelOfficial2/
X(旧:Twitter) https://x.com/_AgentSteel
YouTube https://www.youtube.com/channel/UCPQCFzMIb0-4UGjfaMD2GnA

 

AGENT STEEL(エージェント・スティール)とは?サウンドと特徴を解説

AGENT STEEL(エージェント・スティール)の最大の魅力は、正統派ヘヴィ・メタルのドラマティックな様式美に、スピード・メタルの猛烈な疾走感とスラッシュ・メタルの攻撃性を融合させたサウンドです。特にジョン・サイリス<Vo>の突き抜けるような超高音ヴォーカルと、鋭く切り込む高速ツイン・ギターが強烈な個性を生み出しています。

・スラッシュ・メタル級のスピードを誇る高速ギター・リフ
・ジョン・サイリスによる強烈なハイトーン・ヴォーカル
・正統派/USパワー・メタル由来のドラマティックなツイン・ギター
・スピード・メタルの疾走感とスラッシュ・メタルの攻撃性を融合
・UFO、宇宙人、陰謀論などを題材とした独特のSF的世界観

初期のAGENT STEELは、1980年代USスピード・メタルらしい猛烈な疾走感を軸にしながら、パワー・メタル的なメロディとスラッシュ・メタルの鋭い攻撃性を兼ね備えています。また、AGENT STEELは宇宙、UFO、異星人、陰謀、終末思想などを扱うSF色の濃い世界観も大きな特徴です。単なるスラッシュ・メタルとは異なり、正統派ヘヴィ・メタルやUSパワー・メタルの様式美を強く残しているため、JUDAS PRIESTなどの正統派メタルから、スピード・メタル、80年代スラッシュ・メタルが好きな方までおすすめできるバンドです。

 

AGENT STEEL(エージェント・スティール)のバンドメンバーの変遷と現在のラインナップ

【現メンバー】
■ジョン・シリス(John Cyriis) – Vocal(1984~1988、2010~2011、2018~)

【過去メンバー】
■ジョージ・ロブ(George Robb) – Bass(1984~1985、2024~2025)
■チャック・プロファス(Chuck Profus) – Drums(1984~1988。1998~2002)
■フアン・ガルシア(Juan Garcia) – Guitar(1984~1987、1998~2011)
■マーク・マーシャル(Mark Marshal) – Guitar(1984)
■ビル・シモンズ(Bill Simmons) – Guitar(1984、2019)
■ジョン・ゴット(John Gott) – Guitar(1984)
■ブラッド・フィリップス(Brad Phillips) – Guitar(1984)
■マイク・ザプティル(Mike Zaputil) – Bass(1985~1987、1998~1999)
■バーニー・ヴェルサイユ(Bernie Versailles) – Guitar(1985~1987、1998~2011)
■ブライアン・イースト(Brian East) – Bass(1987)
■マシュー・マーティン(Matthew Martin) – Bass(1987~1988)
■シルヴィオ・ゴルフェルト(Silvio Golfetti) – Guitar(1987)
■ミカエル・ヒル(Michael Hill) – Guitar(1987~1988)
■ブルース・ホール(Bruce Hall) – Vocal(1998~2010)
■カルロス・メディナ(Karlos Medina) – Bass(1999~2007)
■リゴ・アメスクア(Rigo Amezcua) – Drums(2002~2011)
■ロバート・カルデナス(Robert Cardenas) – Bass(2007~2011)
■ジョー・マクギガン(Joe McGuigan) – Bass(2019~2020)
■カイル・アボット(Kyle Abbott) – Drums(2019)
■イゴール・ロペス(Igor Lopes) – Guitar(2019)
■ニコライ・アタナソフ(Nikolay Atanasov) – Guitar(2019~2022、2025~2026)
■鬼修一(Shuichi Oni) – Bass(2020~2023)
■ラスムス・キエール(Rasmus Kjær) – Drums(2020~2021)
■ヴィニシウス・カルヴァーリョ(Vinisius Carvalho) – Guitar(2020~2022)
■マーカス・ドッタ(Marcus Dotta) – Drums(2024~2025)
■ジョニー・モラエス(Johnny Moraes) – Guitar(2024~2026)
■リカルド・フランカ(Ricardo Franca) – Guitar(2024~2025)
■アンドレ・メラド(Andre Mellado) – Bass(2025)

 

AGENT STEEL(エージェント・スティール):バンド結成から現在までの歴史

1984年

MEGADETHの最初期に短期間ヴォーカリストとして参加したジョン・サイリス<Vo>を中心にバンド結成。2本のデモ『144,000 Gone』『Second Demo』を発売。

1985年

デビューアルバム『Skeptics Apocalypse』をCombat Recordsから発売。

1986年

EP『Mad Locust Rising』を発売。ANTHRAX、OVERKILLらとヨーロッパツアーを行う。

1987年

2ndアルバム『Unstoppable Force』を発売。その後、Nuclear Assultとヨーロッパツアーを行う。

1988年

Combat Recordsから活動停止処分を受け、解散。

1998年

フアン・ガルシア<Gt>とバーニー・ヴェルサイユ<Gt>が、ジョン・サイリス<Vo>の承諾を得ず、バンドを再結成。

1999年

新ヴォーカリストを迎え、3rdアルバム『Omega Conspiracy』を発売。

2003年

4thアルバム『Order Of The Illuminati』を発売。

2007年

5thアルバム『Alienigma』を発売。

2010年

ジョン・サイリス<Vo>が復帰。

2011年

ジョン・サイリス<Vo>と他メンバーとの関係が悪化し、活動停止。

2018年

ジョン・サイリス<Vo>を中心に新メンバーと共に活動再開。

2021年

6thアルバム『No Other Godz Before Me』を発売。

 

 

AGENT STEEL(エージェント・スティール)のアルバム紹介:ジョン・サイリスが率いたスピード・メタルの名バンド

※リンクされた曲名をクリックすると、バンド、レーベル公式ページの動画を観ることができます♪

No Other Godz Before Me(2021)

Agent Steel - No Other Godz Before Me(2021)

  1. Passage to Afron-V
  2. Crypts of Galactic Damnation
  3. No Other Godz Before Me
  4. Trespassers
  5. The Devil’s Greatest Trick
  6. Sonata Cósmica
  7. Veterans of Disaster
  8. Carousel of Vagrant Souls
  9. The Incident
  10. Outer Space Connection
  11. Entrance to Afron-V

ジョン・サイリス<Vo>が34年ぶりに参加したスタジオ・アルバム。初期のスピード・メタル路線を現代的サウンドで再構築し、宇宙、異星人、陰謀といったAGENT STEELならではのテーマも復活。ジョン・サイリス<Vo>のヴォーカルは好みが分かれますが、21世紀において初期AGENT STEELの精神を再び提示したという意味で、バンド史上重要な作品です。

 

Alienigma(2007)

Agent Steel - Alienigma(2007)

  1. Fashioned from Dust
  2. Wash the Planet Clean
  3. Hail to the Chief
  4. Liberty Lying Bleeding
  5. Hybridized
  6. Extinct
  7. Wormwood
  8. W.P.D. (World Pandemic Destruction)
  9. Tiamats Fall
  10. Lamb to the Slaughter

ブルース・ホール<Vo>時代最後のスタジオアルバム。従来作よりもヘヴィでモダンなサウンドへ踏み込み、重厚なスラッシュ/パワー・メタル色を強化しています。そのため初期ファンからの評価は分かれましたが、フアン・ガルシア<Gt>とバーニー・ヴェルサイユ<Gt>によるギター・ワークは本作でも大きな聴きどころです。

 

Order Of The Illuminati(2003)

Agent Steel - Order Of The Illuminati(2003)

  1. Avenger
  2. Ten Fists of Nations
  3. E.U.L. (Earth Under Lucifer)
  4. Enslaved
  5. Insurrection
  6. Apocalypse (World Without Windows)
  7. Forever Black
  8. Dance of St. Vitus
  9. Dead Eyes
  10. Kontrol
  11. Human Bullet

ブルース・ホール<Vo>在籍時代を代表するアルバム。パワー、スピード、スラッシュというAGENT STEELの3つの要素を現代的なプロダクションでまとめ、ツイン・ギターの存在感も強烈。1980年代の作品だけでなく、再結成後のAGENT STEELを知りたい人には特におすすめできる一枚です。

 

Omega Conspiracy(1999)

Agent Steel - Omega Conspiracy(1999)

  1. Destroy the Hush
  2. Illuminati Is Machine
  3. Fighting Backwards
  4. New Godz
  5. Know Your Master
  6. Infinity
  7. Awaken the Swarm
  8. Into the Nowhere
  9. Bleed Forever
  10. It’s Not What You Think

12年ぶりの復活作であり、ブルース・ホール<Vo>を迎えた新生AGENT STEELの第一弾作品。初期の面影を残しながらも、ギターはより重厚になり、スラッシュ・メタル的な攻撃性が増しています。ジョン・サイリス<Vo>不在という大きな変化がありながら、「Destroy the Hush」を筆頭に新しいAGENT STEEL像を作り上げた重要作です。

 

Unstoppable Force(1987)

Agent Steel - Unstoppable Force(1987)

  1. Unstoppable Force
  2. Never Surrender
  3. Indestructive
  4. Chosen to Stay
  5. Still Searchin’
  6. Rager
  7. The Day at Guyana
  8. Nothin’ Left
  9. Traveler

初期AGENT STEELの完成形ともいえる2ndアルバム。前作のスピードを保ちながら、メロディ、ドラマ性、楽曲構成を強化。「Unstoppable Force」「Never Surrender」「Rager」「Traveler」など、ライヴ映えする楽曲も揃っています。単純な速さだけではなく、パワー・メタルとしての完成度も高めた作品で、デビュー作と並んで最初に聴いておきたいアルバムです。

 

Skeptics Apocalypse(1985)

Agent Steel - Skeptics Apocalypse(1985)

  1. (The Calling)
  2. Agents of Steel
  3. Taken by Force
  4. Evil Eye / Evil Minds
  5. Bleed for the Godz
  6. Children of the Sun
  7. 144,000 Gone
  8. Guilty as Charged
  9. Back to Reign

 

いますぐ、アルバム収録曲を聴いてみる!

 

AGENT STEEL(エージェント・スティール)とは?バンドを知るための3つのFAQ

Q1. AGENT STEEL(エージェント・スティール)はどんなバンドですか?

A. AGENT STEEL(エージェント・スティール)は、1984年にアメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルスで、ジョン・サイリス(John Cyriis)<Vo>を中心に結成されたパワー/スピード/スラッシュ・メタル・バンドです。

猛烈な高速ギター・リフ、メロディックなツイン・ギター、サイリスの突き抜けるようなハイトーン・ヴォーカルが大きな特徴です。また、UFOや宇宙人、陰謀論などを題材とした独特のSF的世界観でも知られています。

 

Q2. AGENT STEELのおすすめアルバム・名盤はどれですか?

A. 初めてAGENT STEELを聴くなら、1985年のデビュー・アルバム『Skeptics Apocalypse』と、1987年の2ndアルバム『Unstoppable Force』がおすすめです。

『Skeptics Apocalypse』では初期AGENT STEELならではの猛烈な疾走感を楽しめ、『Unstoppable Force』ではスピードに加えてメロディやドラマ性を高めたサウンドを聴くことができます。再結成後では『Omega Conspiracy』(1999年)や『Order of the Illuminati』(2003年)もチェックしておきたい作品です。

 

Q3. AGENT STEELとMEGADETHにはどのような関係がありますか?

A. AGENT STEELの創設者ジョン・サイリスは、バンド結成以前にMEGADETH(メガデス)最初期のヴォーカリストとして短期間参加したことで知られています。

MEGADETHへの参加については、メンバーへの正式加入というわけではなく、「最初期に短期間参加していたヴォーカリスト」と捉えるのが適切です。

 

 

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