CORRUPTED(コラプテッド)とは?大阪が生んだ世界屈指のドローン/ドゥーム/スラッジ・メタル・バンド

CORRUPTED(コラプテッド)
CORRUPTED(コラプテッド)

CORRUPTED(コラプテッド)は、日本・大阪で結成されたドローン/ドゥーム/スラッジ・メタル・バンドです。極端にダウンチューニングされたギターとベース、地を這うような超低速リフ、フィードバック・ノイズ、重苦しいヴォーカル、そして数十分にも及ぶ長尺曲を特徴としています。日本のバンドでありながら海外のアンダーグラウンド・シーンから高い評価を受けており、一般的な「日本のヘヴィメタル」とはまったく異なる道を歩んできました。

 

CORRUPTED(コラプテッド)とは?バンドの基本情報

バンド名 CORRUPTED(コラプテッド)
出身地 日本・大阪(Japan, Osaka)
ジャンル ドローンメタル/ドゥームメタル/スラッジメタル
結成年 1994年
レーベル Independent/Cold Spring Records/Nostalgia Blackrain/HG Fact/Frigidity
Bandcamp https://corrupted1994.bandcamp.com/

 

CORRUPTED(コラプテッド)とは?サウンドと特徴を解説

CORRUPTED(コラプテッド)の最大の魅力は、極端に遅く重いギター・リフと地を這うような重低音を軸に、ドゥーム・メタル、スラッジ・メタル、ドローン、ノイズ、アンビエントを融合させた圧倒的なサウンドです。

・極端に遅く重い、圧倒的な重低音リフ
・静寂と轟音を対比させたダイナミックな楽曲構成
・数十分にも及ぶ長尺曲による独特の没入感
・スペイン語を中心とした歌詞と咆哮するようなヴォーカル
・ドローン、ノイズ、アンビエントを取り込んだ実験的な音響表現

CORRUPTED(コラプテッド)は、ドゥーム・メタルの重苦しさとスラッジ・メタルの荒々しさを基盤にしながら、フィードバックやノイズ、静かなアンビエント、アコースティックな音色などを組み合わせています。常に轟音で押し切るのではなく、長い静寂の後に巨大な重低音が押し寄せる「静と動」のコントラストも大きな特徴。重いドゥーム・メタルやスラッジ・メタルが好きな人はもちろん、SUNN O)))などのドローン・メタルや実験的なヘヴィ・ミュージックを好む人にもおすすめしたい、日本が世界に誇る孤高のエクストリーム・バンドです。

 

CORRUPTED(コラプテッド)のバンドメンバーの変遷と現在のラインナップ

【現メンバー】
■ミヤギ・タケヒト(Takehito Miyagi) – Keyboard
■チュー・ハセガワ(Chew Hasegawa) – Drums(1994~)
■マーク・ヨコタ(Mark Yokota) – Guitar(2004~)
■リエ・ラムドール(Rie Lambdoll) – Vocal/Bass(2017~)
■(カズ・マイク(Kaz Mike) – Guitar(2022~)

【過去メンバー】
■ローウェル・アイルズ(Lowell Iles) – Bass
■スダ・イッペイ(Ippei Suda) – Guitar(acoustic)
■モンガー(Monger) – Bass(1994~1996)
■タルボット(Talbot) – Guitar(1995~2012)
■ヘヴィ(Hevi) – Vocal/Bass(1995~2010)
■ホセ(Jose) – Bass(1996~2002)
■シバタ(Shibata) – Bass(2004)
■マザー・シー(Mother Sii) – Vocal(2015~2017)

 

CORRUPTED(コラプテッド):バンド結成から現在までの歴史

1994年

日本の大阪府でバンド結成。

1995年

EP3作品『Anciano』『El Dios queja』『Nadle』を発売。

1996年

CEMMENT、DISASSOCIATE、NERVERAKとスプリットアルバム『Painkiller Vol.1』を発売。

1997年

デビューアルバム『Paso inferior』を発売。

2004年

3rdアルバム『Se hace por los sueños asesinos』を発売。

2005年

4thアルバム『El mundo frio』を発売。

2011年

5thアルバム『Garten der Unbewusstheit』を発売。

2012~2023年

メンバー交代など大きな転換期を迎えながら、より抽象的・実験的なサウンドへと進化。

2024年

2018年と2023年に発売したEPをまとめたアルバム『Felicific Algorithm/Mushikeras』を発売。

2024年

6thアルバム『Pray For The Hollow Sun』を発売。

 

 

CORRUPTED(コラプテッド)のアルバム紹介:超低速・重低音・長尺曲で築いた日本ドゥーム・メタルの異端

Pray For The  Hollow Sun(2024)

Corrupted - Pray For The  Hollow Sun(2024)

  1. まるで日没のような朝日に向かって

52分1曲のみの作品。録音素材は飛騨高山、福島、三輪山、大阪などで2010~2014年に収録され、その後長期間をかけてミックスされました。CORRUPTEDらしい長大な構成を維持しながら、初期のスラッジ/ドゥームだけでは説明できない実験的な音響作品です。

 

Felicific Algorithm / Mushikeras(2024)

Corrupted - Felicific Algorithm / Mushikeras(2024)

  1. Felicific Algiorithm
  2. Felicific Aligorithm
  3. Mushikeras

2018年の『Felicific Algorithim』と2023年の『Mushikeras』をまとめた作品。単純な再発ではなく、前半2曲は尼崎、大阪、福島で採取されたフィールド・レコーディング/素材を用いながら、オリジナル以上に暗い音像へと作り直されています。静寂、ノイズ、ドローンの深淵から巨大なスラッジが這い出すCORRUPTEDの“重さ”を音圧ではなく空間そのもので体験させる暗黒音響作品です。

 

Garten der Unbewusstheit(2011)

Corrupted - Garten der Unbewusstheit(2011)

  1. Garten
  2. Against the Darkest Days
  3. Gekkou no Daichi

それまでのCORRUPTEDが築いてきた圧倒的な重低音を継承しながら、よりアンビエント的で陰鬱な雰囲気が強く感じられる作品。巨大なギター・サウンドと静かなパートを組み合わせることで、単なる攻撃性ではなく、喪失感や孤独、絶望を感じさせる音世界を作り上げています。

 

El mundo frio(2005)

Corrupted - El mundo frio(2005)

  1. El mundo frío

約70分に及ぶ長大な1曲によって構成され、猛烈なドゥーム/スラッジだけでなく、静かなパートやハープなども取り入れた、CORRUPTEDの実験精神を象徴する作品。静寂から轟音へ。美しさから絶望へ。穏やかな空間から圧倒的な重低音へ。こうした極端なダイナミクスによって、一つの巨大な物語のようなサウンドスケープが形成されています。

 

Se hace por los sueños asesinos(2004)

Corrupted - Se hace por los sueños asesinos(2004)

  1. 月光の大地 (Gekkou no Daichi)
  2. Rato triste
  3. Sus futuros
CORRUPTED特有のスラッジ/ドゥームを土台としながら、より深い空間表現と実験性を感じさせる作品。極端なスローテンポ、重く歪んだギター、圧迫感のある低音、ノイズと静寂が交錯し、CORRUPTED独自の世界観がさらに研ぎ澄まされています。

 

Llenándose de gusanos(1999)

Corrupted - Llenándose de gusanos(1999)

  1. III – Sangre –
  2. VI – Humanos –
  3. VIII – El mundo –
CORRUPTEDの代表作のひとつとなる2ndアルバム。CORRUPTEDの持つ「重さ」と「静寂」のコントラストがさらに強調され、ただ重低音を鳴らし続けるのではなく、静かなパートや空間的な表現を挟むことで、轟音が戻ってきたときの破壊力をさらに高めています。「曲を聴く」というより、巨大な暗黒世界の中に長時間放り込まれるような音楽体験こそ、本作の魅力です。

 

Paso Inferior(1997)

Corrupted - Paso Inferior(1997)

  1. Paso inferior

CORRUPTEDは初のフルレングス・アルバム。CORRUPTEDを初めて聴く人にとっても、バンドの原点を理解するうえで重要な作品です。約42分に及ぶ1曲で構成され、極端に遅いテンポ、地響きのようなベース、巨大なギター・リフ、フィードバック、そして咆哮のようなヴォーカルが一体となり、一般的な楽曲構成とは異なる「音の塊」を作り上げています。ドローン/スラッジ/ドゥームという音楽性を象徴する初期の重要作です。

 

いますぐ、アルバム収録曲を聴いてみる!

 

 

CORRUPTED(コラプテッド)とは?バンドを知るための3つのFAQ

Q1. CORRUPTED(コラプテッド)はどんなバンドですか?

A. CORRUPTED(コラプテッド)は、1994年に日本・大阪で結成されたドローン/ドゥーム/スラッジ・メタル・バンドです。

極端に遅く重いギター・リフ、圧倒的な重低音、フィードバックやノイズ、静寂を生かした長尺曲を特徴としています。日本のバンドでありながら海外のアンダーグラウンド・シーンでも知られ、独自の音響世界を築いてきました。

 

Q2. CORRUPTEDのおすすめアルバム・代表作は?

A. CORRUPTEDを初めて聴くなら、初期を代表する『Paso Inferior』(1997年)がおすすめです。

また、静寂と轟音のコントラストを楽しめる『Llenandose de Gusanos』(1999年)、約70分に及ぶ壮大な『El Mundo Frio』(2005年)も重要作品です。より実験的なCORRUPTEDを知りたい人には、『Garten der Unbewusstheit』(2011年)や『Felicific Algorithm / Mushikeras』(2024年)もおすすめです。

 

Q3. CORRUPTEDはなぜスペイン語で歌っているのですか?

A. CORRUPTEDは日本のバンドですが、スペイン語を中心とした歌詞を使用してきたことで知られています。

ただし、作品によっては日本語や英語なども使用されています。バンドはインタビューや積極的な自己宣伝をほとんど行わないため、その理由について詳細に説明することも少なく、このミステリアスな姿勢もCORRUPTEDの特徴です。スペイン語の歌詞と咆哮するようなヴォーカルは、彼らの重苦しく独特な世界観を形成する重要な要素となっています。

 

 

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