ABYSMAL DAWNとは?アメリカ発テクニカル・デスメタルの精鋭とは
ABYSMAL DAWN(アビスマル・ドーン)は、アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス出身のデス・メタルバンドです。チャールズ・エリオット(Charles Elliott)<Vo,Gt>を中心に活動を続けています。
バンドは2003年に結成され、その後いくつかのデモ音源を制作し、2006年にはデビューアルバム「From Ashes」をリリースしました。このアルバムはクラシックなデス・メタルと現代的なアプローチを融合させた作品であり、テクニカルなギターワークと激しいブラストビートが特徴です。リリース当初からデスメタルシーンで注目を集め、バンドの基盤を築きました。
2008年にはアルバム「Programmed to Consume」をリリースし、より技術的で複雑な楽曲構成が評価されました。このアルバムはリレイプス・レコード(Relapse Records)からリリースされ、音楽的にもプロダクション面でも一段と成長を見せました。
2011年には3rdアルバム「Leveling the Plane of Existence」をリリースしました。この作品はさらに進化したサウンドを特徴とし、ヘヴィでありながらもメロディックな要素が強化されています。歌詞のテーマには人間の絶望や存在意義が描かれており、深みのある作品として評価されました。
2014年には4thアルバム「Obsolescence」をリリースし、テクニカルでありながらもグルーヴ感を持たせた楽曲が特徴です。バンドはさらにツアー活動を強化し、世界各地でのライブパフォーマンスを展開しました。
2020年には5thアルバム「Phylogenesis」がリリースされました。約6年ぶりのアルバムとなり、ファンの期待が高まる中での発表でした。本作ではバンドの持つ技術力をさらに洗練させ、現代社会に対する批判や進化論をテーマにした深い歌詞が特徴です。アルバムのプロダクションも非常にクオリティが高く、デス・メタルファンから高い評価を受けました。
ABYSMAL DAWNの音楽性はテクニカルデスメタルとモダンなデスメタルが融合したものであり、アグレッシブでありながらも緻密なギターワークと重厚なリフが特徴です。また、歌詞には哲学的・社会的テーマが多く含まれており、単なる暴力性やホラー要素にとどまらない深みを持っています。結成以来、メンバーチェンジを経ながらも、その音楽的情熱は衰えることなく、デスメタルシーンにおける確固たる地位を築いています。今後の活動にも大きな期待が寄せられており、新しい作品が待ち望まれています。
ABYSMAL DAWNのバンドメンバーの変遷と現在のラインナップ
【現メンバー】
チャールズ・エリオット(Charles Elliot) – Vocal/Guitar(2003~)
エリセオ・ガルシオ(Eliseo Garcia) – Bass(2011~)
ジェイムズ・コッポリーノ(James Coppolino) – Drums(2016~)
ヴィト・ペトロニ(Vito Petroni) – Guitar(2017~)
【過去メンバー】
アンディ・ネルソン(Andy Nelson) – Guitar(?~2016)
テリー・バラハス(Terry Barajas) – Drums(2003~2009)
ジェイミー・ブーランジェ(Jamie Boulanger) – Guitar(2003~2008)
カルロス・アリオラ(Carlos Arriola) – Bass(2006~2007)
マイク・コシオ(Mike Cosio) – Bass(2007~2011)
イアン・ジェケリス(Ian Jekelis) – Guitar(2008~2010)
スコット・フラー(Scott Fuller) – Drums(2010~?)
アルバム紹介:ABYSMAL DAWNはデスメタル界の最前線を走り続ける存在
Phylogenesis(2020)
- Mundane Existance
- The Path Of The Totalitarian
- Hedonistic
- A Speck In The Fabric Of Eternity
- Coerced Evolution
- True To The Blind
- Soul-Sick Nation
- The Lament Configuration
- Flattening Of Emotions(DEATH cover)
Obsolescence(2014)
- Human Obsolescence
- Perfecting Slavery
- Inanimate
- Devouring The Essence Of God
- One Percent Incomplete
- Loathed In Life / Praised In Death
- By My Demons
- Laborem Morte Liberat Te
- The Inevitable Return To Darkness
- Night’s Blood(DISSECTION cover)
Leveling The Plane Of Existence(2011)
- The Age Pf Ruin
- Pixilated Ignorance
- In Service Of Time
- Rapture Renowned
- Our Primitive Nature
- Perpetual Dormancy
- Leveling The Plane Of Existence
- Manufactured Humanity
- My Own Savior
- The Sleeper Awakens
Programmed To Consume(2008)
- Programmed To Consume
- Compulsory Resurrection
- Twilight’s Fallen
- Grotesque Modern Art
- A Remission Of Life
- The Descent
- Aeon Aomegas
- Cease To Comprehend
- Walk The Path Of Fire
From Ashes(2006)
- Impending Doom
- In The Hands Of Death
- Blacken The Sky
- Servants To Their Knees
- Wicked Impulse
- Solitude’s Demise
- State Of Mind
- Salting The Earth
- Crown Desire
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