CHURCH OF MISERY(チャーチ・オブ・ミザリー)とは?日本発ドゥーム・メタル界の異端を解説!

Chrch Of Misery(Japan)

CHURCH OF MISERY(チャーチ・オブ・ミザリー)とは?日本のドゥームメタル・シーンにおける重要バンド

CHURCH OF MISERY(チャーチ・オブ・ミザリー)は、日本を代表するドゥーム/ストーナー・メタルバンドで、特にシリアルキラーを題材にした歌詞と、BLACK SABBATHに影響を受けたヘヴィなリフで知られています。

CHURCH OF MISERYは、1995年に三上達人(Tatsu Mikami)<Ba>を中心に結成されました。三上はバンドの唯一のオリジナルメンバーであり、CHURCH OF MISERYの精神的な中核を担っています。初期の音楽性は、BLACK SABBATHSAINT VITUSといったクラシックなドゥームメタルに加え、サイケデリックロックや70年代のハードロックから強い影響を受けています。

1996年に最初のデモ「Advance Tape 1996」をリリース。その後、1998年にはEP「Taste the Pain」を発表し、地下シーンで注目を集めるようになりました。この頃から、歌詞のテーマとしてシリアルキラーや殺人事件に焦点を当て始め、これがバンドのトレードマークとなり、唯一無二の存在感を確立することになります。

2001年にデビューアルバム「Master of Brutality」をリリース。シリアルキラーを題材にしたリリックとヘヴィなリフ、ブルージーでグルーヴィーなサウンドが特徴のこのアルバムは、国内外で高い評価を受け、バンドの地位を確立しました。このアルバムには、エド・ゲインやリチャード・ラミレスといった実在の犯罪者をテーマにした楽曲が収録されています。

その後も「The Second Coming」(2004年)、「Houses of the Unholy」(2009年)、「Thy Kingdom Scum」(2013年)など、アルバムごとに進化を遂げつつ、バンド独特のダークでヘヴィなスタイルを貫いています。

2020年代に入ってもバンドは精力的に活動を続けており、最新アルバム「Born Under a Mad Sign」(2023年)をリリース。過去作と同様に、重厚なリフと狂気的なテーマが特徴の作品です。現在も国内外のツアーを行い、シーンにおける地位を強固にしています。

特にヨーロッパや北米のドゥームメタルファンの間で熱狂的な支持を受けており、多くのツアーを海外で行っています。フェスティバル出演やライブパフォーマンスでは、圧倒的な音圧と存在感で観客を魅了しています。

CHURCH OF MISERYは、単なる音楽バンドにとどまらず、ドゥーム/ストーナー・メタルというジャンルの中で日本が世界に誇るアーティストです。彼らの音楽は、ヘヴィミュージックの歴史とシリアルキラーというダークな題材が融合したユニークな世界観を持っています。

 

CHURCH OF MISERYのバンドメンバーの変遷と現在のラインナップ

【現メンバー】
■Tatsu Mikami – Bass(1995~)
■Kazuhiro Asaeda – Vocal(1995、2022~)
■Fumiya Hattori – Guitar(2020~2021、2023~)
■Toshiaki Umemura – Drums(2023~)

【過去メンバー】
■Hideki Shimizu – Drums(1995~2000)
■Tomohiro Nishimura – Guitar(1995~2001)
■Nobukazu Chow – Vocal(1996~2000)
■Junji Narita – Drums(2000~2014)
■Yoshiaki Negishi – Vocal(2000~2004、2009~2011)
■Osamu Hamada – Guitar(2001)
■Takenori Hoshi – Guitar(2002~2006)
■Hideki Fukasawa – Vocal/Synthesizer(2004~2009、2011~2014)
■Tom Sutton – Guitar(2006~2010)
■Kensuke Suto – Guitar(2010~2011)
■Ikuma Kawabe – Guitar(2012~2014)
■Eric Little – Drums(2016~2017)
■Dave Szulkin – Guitar(2016~2017)
■Scott Carlson – Vocal(2016~2017)
■Junichi Yamamura – Drums(2017~2020)
■Yasuto Muraki – Guitar(2017~2020)
■Hiroyuki Takano – Vocal(2017~2022)
■Yasunori Takada – Drums(2020~2021)

 

アルバム紹介:CHURCH OF MISERYが生んだドゥーム×シリアルキラーという異端の美学

※リンクされた曲名をクリックすると、バンド、レーベル公式ページの動画を観ることができます♪

Born Under A Mad Sign(2023)

Church Of Misery - Born Under A Mad Sign

  1. Beltway Sniper(John Allen Muhammad)
  2. Most Evil(Fritz Haarmann)
  3. Freeway Madness Boogie(Randy Kraft)
  4. Murder Castle Blues(H.H. Holmes)
  5. Spoiler(HAYSTACKS BALBOA cover)
  6. Come And Get Me Sucker(David Koresh)
  7. Butcher Baker(Robert Hansen)

”狂気と重低音が融合した ― CHURCH OF MISERY史上最凶の一撃!”

重厚なリフと狂気的テーマが極限まで研ぎ澄まされた2023年発売の7thアルバム。「とにかく重くてグルーヴィーなメタルが好きな人」、そしてBLACK SABBATH系のクラシック・ドゥームを求める方におすすめです。一貫したドゥーム/ストーナー路線ながら、これまで以上に“うねるグルーヴ”と“ノリやすさ”が強化。ファズの効いたギターと粘りつくベースラインが絡み合い、聴き手をじわじわと引きずり込む感覚は圧巻です。“リフの中毒性”、この言葉がぴったりの一度聴けば頭から離れない重厚なフレーズが随所に配置されており、ドゥーム初心者でも入りやすい構成です。過去作と比べると、より“ライブ感”と“グルーヴ重視”に振り切った印象が強く、原点回帰と進化が同時に感じられる内容です。

 

And Then There Were None…(2016)

Church Of Misery - And Then There Were None ...

  1. The Hell Benders(The Bender Family)
  2. Make Them Die Slowly(John George Haigh)
  3. Doctor Death(Harold Shipman)
  4. River Demon(Arthur Shawcross)
  5. Confessions Of An Embittered Soul(Leonarda Cianciulli)
  6. Suicide Journey(Heaven’s Gate Cult)
  7. Murderfreak Blues(Tommy Lynn Sells)

”狂気の実話を轟音で刻む ― CHURCH OF MISERY渾身のダーク・ドゥーム!”

本作は、ドゥーム/ストーナー・メタルの重厚な魅力と実在事件を題材にした狂気の世界観が融合した一枚です。「とにかく重いリフとグルーヴを体感したい人」「ブラックサバス系の王道ドゥームが好きな人」は確実にハマります。実録犯罪をテーマにした不穏な空気感がアルバム全体に緊張感を与える一方で、展開は比較的シンプルでテンポも遅いため、スピードやテクニカルさを求めるリスナーにはやや退屈に感じる可能性があります。代表曲は「The Reaper」「Confessions of an Embittered Soul」「Make Them Die Slowly」など。過去作と比べると、より“バンドとしての一体感”と“グルーヴ重視”にシフトしており、洗練された印象が強い作品です。

 

Thy Kingdom Scum(2013)

Church Of Misery - Thy Kingdom Scum

  1. B.T.K.(Dennis Rader)
  2. Lambs To The Slaughter(Ian Brady / Myra Hindley)
  3. Brother Bishop(Gary Heidnik)
  4. Cranley Gardens(Dennis Andrew Nilsen)
  5. One Blind Mice(QUATERMASS cover)
  6. All Hallow’s Eve(John Linley Frazier)
  7. Dusseldolf Monster(Peter Kurten)

”実録犯罪×極上グルーヴ ― 闇を轟音で刻む傑作アルバム!”

2013年に発売した、グルーヴと狂気が高次元で融合した代表作の一つです。BLACK SABBATH直系のドゥーム/ストーナーを軸にしつつ、従来作よりもリズムのノリやすさが強調されています。ズシンと沈むような低音リフに加え、どこかブルージーでスウィング感のある展開が特徴で、“ただ遅いだけではない”グルーヴが魅力です。代表曲は「B.T.K.」「Lambs to the Slaughter」「Brother Bishop」など。過去作と比べると、より“完成度の高さ”と“聴きやすさ”が際立ち、CHURCH OF MISERYの入門盤としても優秀な内容です。

 

Houses Of The Unholy(2009)

Church Of Misery - Houses Of The Unholy

  1. El Padrino(Adolfo De Jesus Constanzo)
  2. Shotgun Boogie(James Oliver Huberty)
  3. The Gray Man(Albert Fish)
  4. Blood Sucking Freak(Richard Trenton Chase)
  5. Master Heartache(SIR LORD BALTIMORE cover)
  6. Born To Raise Hell(Richard Speck)
  7. Badlands(Charles Starkweather & Caril Fugate)

 

Vol.1(2007)

Church Of Misery - Vol.1

  1. Cloud Bed
  2. Nutz
  3. Kingdom Scum
  4. Frog’s Funeral
  5. Cerebrate Pigs
  6. Chilly Grave
  7. Race With The Devil(THE GUN cover)

 

The Second Coming(2004)

Church Of Misery - The Second Coming

  1. I, Motherfucker(Ted Bundy)
  2. Soul Discharge(Mark Essex)
  3. Red Ripper Blues(Andrei Chikatilo)
  4. Filth Bitch Boogie(Aileen Wuornos)
  5. One Way…Or Another(CACTUS cover)
  6. Candy Man(Dean Corll)
  7. El Topo

 

Master Of Brutality(2001)

Church Of Misery - Master Of Brutality

  1. Killfornia(Ed Kemper)
  2. Ripping Into Pieces(Peter Sutcliffe)
  3. Megalomania(Herbert Mullin)
  4. Green River
  5. Cities On Flame(BLUE OYSTER CULT cover)
  6. Master Of Brutality(John Wayne Gacy)

 

 

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