CRYPTIC SHIFT(クリプティック・シフト)とは?バンド結成から現在までの歴史
CRYPTIC SHIFT(クリプティック・シフト)は、イングランド・ウェストヨークシャー州リーズで結成されたテクニカル・デス/スラッシュ・メタル・バンドです。宇宙や異次元をテーマとしたSF的世界観と、複雑で技巧的な演奏を融合させた音楽性で知られ、近年のUKエクストリームメタルシーンを代表する新世代バンドの一つとして注目されています。
バンドは、2010年にイングランド・ウェストヨークシャー州リーズの高校生たちが集まり曲作りを行ったことが始まりです。その後、2013年にバンド名をCRYPTIC SHIFTとし正式に結成されました。結成当初から、テクニカル・デスメタル、スラッシュ・メタル、プログレッシブ・メタルの要素を融合した独自のスタイルを志向しており、宇宙探査や異星文明などを題材にしたコンセプトを掲げています。2014年にデビュ―デモ『Old Chapel Demos』を発売。さらぶ同年にデモ『Beyond The Celestial Demo』を録音し、数か月後には、ウクライナのテクニカル・スラッシュ・メタル・バンド、BESTIAL INVASIONとのスプリットEPを発売。2016年にはデビューEP『Beyond The Celestial Realms』を発売し、その後EXODUSのライヴのサポートを務め、アンダーグラウンド・メタルシーンで徐々に注目を集めるようになります。高度な演奏技術と複雑な楽曲構成は早くから評価され、UKの新しいテクニカル・デスメタルバンドとして名前が知られるようになりました。
2020年には、初のデビューフルアルバム『Visitations from Enceladus』を発売。この作品は土星の衛星エンケラドゥス(Enceladus)をテーマにしたSFコンセプトアルバムで、長大な楽曲構成とプログレッシブな展開、そしてテクニカル・デスメタルとスラッシュ・メタルを融合したサウンドが大きな話題となりました。アルバムはメタル専門メディアから高い評価を受け、CRYPTIC SHIFTの名前を世界のエクストリームメタルシーンに広める重要な作品となりました。
アルバム発表後の2021年以降、バンドはライブ活動を続けながら次の作品制作に取り組みます。この時期は新しいコンセプトや楽曲制作に多くの時間が費やされ、より壮大なSFストーリーを持つ続編アルバムの構想が進められました。2023年頃には新曲制作が本格化し、前作以上にプログレッシブで長尺の楽曲を中心とした作品の制作が進められます。
2024年、大手のレーベル、Metal Blade Recordsと契約し、国際的な活動を本格的に展開していきます。2025年にはアジアツアーを行い、日本でも初の来日公演を実施しました。神奈川・東京・名古屋・大阪などでライブが行われ、日本のアンダーグラウンド・デスメタルファンの間でも大きな注目を集めました。
そして2026年、バンドは約6年ぶりとなる2ndアルバム『Overspace & Supertime』を発売します。この作品は前作と同じ宇宙世界を舞台にしながらも、並行宇宙をテーマにした壮大なSFコンセプトアルバムとして制作されました。アルバムは約80分に及ぶ長大な作品で、テクニカル・デスメタル、スラッシュ、プログレッシブ・メタルを融合させた複雑で壮大な音楽性が特徴となっています。
CRYPTIC SHIFTは宇宙SFコンセプトと高度な演奏技術を兼ね備えたバンドとして、UKのみならず世界のエクストリームメタルシーンから注目される存在となっています。今後も新たな作品やツアー活動を通じて、コズミック・テクニカルメタルという独自の世界観をさらに発展させていくことが期待されています。
CRYPTIC SHIFTのバンドメンバーの変遷と現在のラインナップ
【現メンバー】
■ザンダー・ブラッドリー(Xander Bradley) – Guitar(2011~)、Vocal(2014~)
■ライアン・シーパーソン(Ryan Sheperson) – Drums(2012~)
■ジョン・ライリー(John Riley) – Bass(2015~)
■ジョス・ファリントン(Joss Farrington) – Guitar(2020~)
【過去メンバー】
■ロブ・キャッスル(Rob Castle) – Vocal(2011~2014)
■ホクム・ブリッツクリーグ(Hokumu Blitzkreig) – Bass(2012~2015)
■ヘンリー・パーカー(Henry Parker) – Guitar(2014~2017)
■ジョー・ブラッドリー(Joe Bradley) – Guitar(2017~2020)
CRYPTIC SHIFTのアルバム紹介:英国発コズミック・テクニカルデスメタルの新鋭バンド
※リンクされた曲名をクリックすると、バンド、レーベル公式ページの動画を観ることができます♪
Overspace & Supertime(2026)

- Cryogenically Frozen
- Stratocumulus Evergaol
- Hyperspace Topography
- Hexagonal Eyes (Diverity Trepaphymphasyzm)
- Overspace & Supertime
”SF×テクニカルデスメタルの極致 — 80分の壮大な宇宙叙事詩”
テクニカル・デスメタルやプログレッシブ志向の強いエクストリームメタルを好むリスナーに強くおすすめできる2ndアルバム。前作で確立したテクニカル・デス/スラッシュを軸に、さらにプログレッシブ要素を拡張。変拍子や複雑なリフが縦横無尽に展開される一方で、アンビエントやクリーンパートも効果的に挿入され、単なる“技巧の見せ場”に終わらない構成力の高さが光ります。大きな魅力は、約80分という長大な作品ながらも、宇宙的ストーリーに導かれることで最後まで聴き通せる点にあります。特にタイトル曲「Overspace & Supertime」や「Stratocumulus Evergaol」は20分級の大作であり、緻密な展開と没入感は圧巻です。テクニカル・デスメタルの枠を超え、SFコンセプトと融合した本作は、単なるメタルアルバムではなく“作品”として楽しむべき一枚です。じっくり聴き込むことで真価を発揮する、玄人向けながらも極めて完成度の高いアルバムと言えるでしょう。
Visitations From Enceladus(2020)

- Moonbelt Immolator
- (Petrified in the) Hypogean Gaol
- The Arctic Chasm
- Planetary Hypnosis
”コズミック×デスメタルの衝撃 — 26分超の叙事詩が炸裂する異次元作”
テクニカル・デスメタルとスラッシュを軸に、宇宙SFの世界観を極限まで押し広げたデビューアルバムです。複雑なギターリフと変拍子を多用したテクニカル・デスをベースにしつつ、スラッシュ由来のスピード感も併せ持つのが特徴。最大の魅力は、約26分にも及ぶタイトル曲に代表される“物語性”です。単なる曲の集合ではなく、アルバム全体がひとつの宇宙探査ミッションのように展開していきます。リフの切り替えや展開も緻密で、聴くたびに新しい発見があります。代表曲は「Moonbelt Immolator」「Celestial Dictator」、そして圧巻のタイトル曲「Visitations from Enceladus」。どれもバンドの持つ技術力と世界観を象徴しています。デビュー作ながら完成度は非常に高く、後の作品に繋がる“コズミック・テクニカルメタル”の方向性を確立した重要作です。
CRYPTIC SHIFT(クリプティック・シフト)とはどんなバンド?が分かるFAQ
Q1. CRYPTIC SHIFTはどんな音楽性のバンドですか?
A. テクニカル・デスメタルとスラッシュ・メタルを軸に、プログレッシブな構成と宇宙SFコンセプトを融合させたバンドです。複雑なリフや変拍子、長尺楽曲が特徴で、“コズミック・テクニカルメタル”とも呼ばれる独自のスタイルを持っています。
Q2. CRYPTIC SHIFTの代表作・おすすめアルバムはどれですか?
A. 初心者にはデビューアルバム『Visitations from Enceladus』がおすすめです。宇宙探査をテーマにしたコンセプトと、約26分のタイトル曲が大きな魅力です。よりプログレッシブな方向性を求めるなら、2ndアルバム『Overspace & Supertime』もチェックすると良いでしょう。
Q3. CRYPTIC SHIFTは来日公演を行っていますか?
A. はい、2025年に初の来日公演を含むアジアツアーを実施しています。東京・名古屋・大阪などでライブを行い、日本のアンダーグラウンド・デスメタルシーンでも注目を集めました。今後の再来日も期待されているバンドです。



コメント